市長選挙

阿久根市長選挙2018の開票結果速報|立候補者と情勢予想・出口調査まとめ

ここでは12月16日に告示、12月23日投開票の鹿児島県、阿久根市長選挙2018の開票速報及び開票結果についてまとめています。

最新の情勢からNHKの出口調査情報、投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってください。

 

今回の阿久根市長選の立候補者はいずれも無所属で、3選目当選を目指す現職市長の西平良将氏(45)と、元職の竹原信一氏(59)の2名です。

有権者数は12月15日時点で1万7879人となっています。

 

激しい選挙戦を制したのはどちらの候補者だったのか、見ていきましょう。

目次

阿久根市長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率

阿久根市長選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。

※スマホからの閲覧の場合は図を左右にスクロール移動してご確認ください

結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
7031西平 良将45無所属阿久根市長
5553竹原 信一59無所属自由業、元市議
  • 有権者数:17,729人
  • 投票率:71.65%

 

以下は前回(2014年)の阿久根市長選挙の開票結果となります。

結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
7523西平 良将41無所属阿久根市長
4510竹原 信一55無所属自由業、元阿久根市長
  • 告示日:2014年12月14日
  • 投票日:2014年12月21日
  • 定数 / 候補者数:1 / 2
  • 執行理由:任期満了
  • 有権者数:18,766人
  • 投票率:64.6%

阿久根市長選挙2018|争点や情勢、当確予想

ここでは阿久根市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。

阿久根市長選挙2018の争点

阿久根市長選挙2018における主な争点は以下の通りです。

  • 西平市長の市政の評価や是非
  • 人口減少問題や担い手不足への対策
  • 福祉・子育て政策

各候補者の政策主張や公約は後述します。

阿久根市長選挙2018の情勢や当確予想

選挙戦がスタートしてからの情勢での当確予想は西平現市長が2期8年で築いた支持基盤が盤石であるとの見方が強く、3度目の当選確実が近いものと見られます。

前回の市長選では約3,000票の差で涙を飲んだ竹原氏はどこまで浮遊票を獲得できるのかが注目です。

 

阿久根市長選挙2018|立候補者の政策(公約)やプロフィール、経歴

 

12月23日に投開票が行われる阿久根市長選挙。

 

任期満了に伴う選挙戦に立候補の名乗りを上げたのは、3選を目指す現職市長の西平よしまさ氏、そして「ブログ市長」として物議を醸した元職で元市議の竹原信一氏の2名。

 

3回連続同じ顔触れの選挙戦を制するのはどちらの候補なのでしょうか?

 

それでは立候補者である西平氏、竹原氏の経歴や政策をご紹介します。

西平 よしまさ(にしひら よしまさ/現職市長)

  • 名前:西平 良将(ニシヒラ ヨシマサ)
  • 現年齢:45歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:阿久根市長
  • 学歴:九州大学農学部卒業
  • 職歴:西平養鶏、有限会社グリーン・ポートリーガーデン(自営)

 

現職市長の西平よしまさ氏は、1973年2月17日に阿久根市で生まれます。

 

実家は養鶏業を経営。

 

九州大学農学部を卒業後、家業の西平養鶏に勤務。

 

1999年に兄とともに養鶏会社の有限会社グリーン・ポートリーガーデンを設立し、代表取締役に就任します。

 

脳性まひで障がいを持つ長男の父親である西平氏。

 

2009年に当時市長を務めていた竹原氏がブログに「高度医療が障害者を生き残らせている」と記載。

 

西平氏は障がい者を人間として否定しているような内容に強く憤り、翌2010年1月に市民団体「阿久根の将来を考える会」の立ち上げに参加。

 

その後、「阿久根市長リコール委員会」監事に就任し、さまざまなトラブルをひき起こす竹原氏のリコール運動を展開します。

 

同年12月に竹原氏のリコールが成立し失職。

 

翌2011年1月に行われた市長選に西平氏は37歳で出馬。

 

復職を目論む竹原氏との一騎打ちの戦いとなるも、8,509票を得た西平氏が竹原氏を864票差で破り、初陣を飾ります。

 

2014年の選挙では再び竹原氏との一騎打ちとなるも、竹原氏に3千余りの票差をつける7,523票で再選。

 

そして迎えた今回の選挙戦。

 

西平氏は6月に出馬を表明します。

 

スローガンは、「まちづくりはひとづくりから」

 

西平氏が掲げる公約の一部をご紹介します。

  • 教育
    子供たちの「生きた知識」の習得(アクネ大使等による学習の場づくり) など
  • 福祉
    高校生までの医療費無償化による子育て支援 など
  • 産業
    地元食材の国内外販路拡大への補助 など
  • 環境
    再生可能エネルギーの導入事業の推進(B&Gプール木質バイオマス導入等) など
  • つなぐ(観光・交流・インバウンド)
    阿久根川内道路の早期全線開通 など
  • あんしん安全
    災害に備え県内最高水準の水や食料の備蓄 など

竹原 信一(たけはら しんいち)

  • 名前:竹原 信一(タケハラ シンイチ)
  • 現年齢:59歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:元阿久根市議会議員、元阿久根市長
  • 学歴:県立出水高等学校、防衛大学校卒業
  • 職歴:航空自衛官、株式会社三笠興産(自営)、阿久根市議会議員(1期)、阿久根市長(2期)、阿久根市議会議員(1期)

 

西平氏に3度目の挑戦となる元職の竹原信一氏は、1959年3月7日に阿久根市で生まれます。

 

県立出水高校を卒業後、防衛大学校に進学。

 

27期生として1983年に卒業します。

 

その後、幹部候補生として航空自衛隊に入隊。

 

1988年に二等空尉で退官後、実家が営む建設業の三笠興産に入社。

 

代表取締役を務めます。

 

2005年には46歳で市議選に出馬し、初当選を果たします。

 

そして2008年に行われた市長選に49歳で出馬。

 

竹原氏や元市議の庵重人氏など新人4名が立つ混戦となるも、竹原氏は5,547票を得て次点の庵氏を約500票差で抑えて初当選。

 

翌2009年1月にはブログで「阿久根市議会で最も辞めてもらいたい議員は?」と15名の議員の実名を記載し、投票を行ったことが問題に。

 

2月6日に市議会が全会一致で市長の不信任決議案を可決すると、竹原氏は10日に議会を解散。

 

さらに20日には全職員の給与明細を公表します。

 

4月に入ると、職員に不当な降格人事を行い問題となります。

 

3月の出直し市議選を経て、4月に行われた臨時議会で再度竹原氏に対する不信任決議案が提出され、賛成多数で可決。

 

これにより竹原氏は失職します。

 

そして竹原氏は、5月に行われた出直し市長選に出馬。

 

反市長派が擁立した元国交省職員で新人の田中勇一氏との一騎打ちの戦いとなるも、8,449票を得た竹原氏は田中氏を762票差で破ります。

 

2010年3月には本議会や特別委員会への出席拒否を繰り返し問責決議されると、ブログに

「議会が俺に問責決議とは生意気だ。能力も志もない人間が議員をやるな。邪魔。やめちまえ」

と書き込み。

 

また、同月には竹原氏がかつて代表取締役を務め、現在は親族が経営する建設業者が、市発注の総合運動公園施設整備工事の入札で最低制限価格よりわずか1円高い金額で落札していたことが発覚。

 

4月になると、花火規制条例、市長や職員や議員の給与削減、議員や教育委員や選挙管理委員報酬の日当、補正予算の支出、副市長選任など19件もの事件を議会の承認を得ず専決処分で決定。

 

議会制民主主義を根本から揺るがす独裁政治として、全国的に物議を醸すことに。

 

県知事からの是正勧告にも従いませんでした。

 

そして同年9月には、西平氏が監事を務める「阿久根市長リコール委員会」が竹原氏のリコールを求める10,364名分の市民の署名を市選挙管理委員会に提出。

 

12月に行われた住民投票の結果、賛成票7543票、反対票7145票とリコール賛成派が過半数を占めたことで、竹原氏は再度失職。

 

翌2011年1月に行われた出直し市長選に出馬し7,645票を得るも、西平氏に864票差で破れ、市長の座に戻ることは叶いませんでした。

 

市長在任期間はわずか2年半ですが、数々のトラブルをひき起こした竹原氏。

 

その一方で、職員賞与半減や議員報酬日当制導入、ごみ袋代や保育料引き下げなどの実績を上げています。

 

そんな竹原氏は、4月に行われた県議選に無所属で挑戦。

 

7,794票を得るも、自民党公認の中村真氏に2,398票という大差で涙を呑みます。

 

2014年の選挙に再び挑戦するも、西平氏に3千余りの票差の4,510票で敗北。

 

2015年には市議選に出馬。

 

2,371.9票を獲得し、次点の候補に1,500票以上の差というぶっちぎりのトップ当選を果たします。

 

2017年9月には議会の一般質問の中で、障がい者や高齢者も対する侮辱言動を繰り返したため、12月1日に出席停止1日の懲罰動議が議会の賛成多数で可決。

 

しかし、竹原氏はこれに従わず議場に留まり、議案の上程ができないという混乱を招きます。

 

そんな竹原氏は、

「現市政は市が疲弊していくのを加速している。

生産性を上げなければならないが、それは私にしかできない」

と述べ、3度目の正直を目指して西平氏と対決する市長選への出馬を表明。

 

公約として、

  • 市民交流センターや阿久根駅の運営見直しなどによる市の負担軽減

などを掲げています。

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