市長選挙

弘前市長選挙2018の開票結果速報|情勢予想は立候補者桜田が当確?投票率も紹介

ここでは4月1日に告示、4月8日投開票の青森県弘前市長選挙2018の開票速報及び開票結果についてまとめています。

最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。

 

今回の弘前市長選の立候補者はいずれも無所属で、新人で元市議の畑山聡氏(63)と、新人で元市観光振興部長の桜田宏氏(58)、現職市長で3期目当選を目指す葛西憲之氏(71)の3名です。

 

有権者数は3月31日時点で149,618人となっています。

りんごの名産地で行われている激しい三つ巴の選挙戦を制したのはどの候補者だったのか、見ていきましょう。

目次

弘前市長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率

弘前市長選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。

 

開票は4月8日午後9時15分から市民体育館で開票され、大勢判明は午後11時半ごろを見込んでいます。

投票率53.40%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
4537畑山 聡63無所属無職、元市議
44603桜田 宏58無所属無職、元市職員
28739葛西 憲之71無所属弘前市長

 

以下は前回(2014年4月6日執行)の弘前市長選挙の開票結果となります。

投票率は有権者数147,661人に対して38.35%でした。

投票率38.35%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
45315葛西 憲之67無所属弘前市長
10165千葉 浩規52共産政党役員

弘前市長選挙2018|争点や情勢、当確予想

ここでは弘前市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。

弘前市長選挙2018の主な争点は何か

河北新報によると、今回の弘前市長選挙の争点は、

 

『弘前市立病院(250床)と国立病院機構弘前病院(342床)を統合して新たに整備する「中核病院」が大きな争点の一つに浮上している。』

 

と報じています。

この問題に対する各候補者の意見は後述します。

弘前市長選挙2018の情勢や当確予想

今のところどの候補者が優勢に選挙戦を進めていると言った情報はありませんが、地元紙の世論調査によると、桜田氏と葛西氏が横一線で激戦を繰り広げているとして、現状は葛西候補者と桜田候補者の一騎打ちとの見方が強いようです。

 

現職葛西氏の市政評価に対する不満が大きいとの声も出ている一方で、4割の有権者がどの候補者に票を入れるか決めかねているとのことで、接戦のまま投開票に入る公算があるとも言われています。

弘前市長選挙2018|立候補者のプロフィールや経歴、公約

4月1日から舌戦がスタート、8日に投開票となる弘前市長選挙。

立候補の名乗りを上げているのは、現職で3選をめざす葛西憲之氏、桜田宏氏、畑山聡氏の3名。

現職と新人2名による三つ巴の戦いとなります。

それでは、立候補者である葛西氏、桜田氏、畑山氏のプロフィールや公約をご紹介します。

葛西 憲之(かさい のりゆき/現職市長)

  • 名前:葛西 憲之(カサイ ノリユキ)
  • 現年齢:71歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:弘前市長
  • 学歴:市立和徳小学校、市立第一中学校、函館工業高等専門学校土木工学科卒業
  • 職歴:青森県職員、青森県道路公社・土地開発公社・住宅供給公社理事長、弘前市副市長、弘前市長(2期)

 

現職の葛西憲之氏は、1946年11月3日に弘前市で生まれます。

小学生の時に買ってもらった図鑑に、地元の目屋ダムが載っていたことがきっかけとなり、土木職を志した葛西氏。

第一中学校を経て、函館工業高等専門学校土木工学科に進学し、卒業後、青森県庁に入庁します。

 

 

弘前県土整備事務所長、県土整備部長などの役職を歴任し、2007年3月に定年退職。

同年7月から青森県道路公社、土地開発公社、住宅供給公社の理事長に就任。

同年12月からは弘前市副市長に就任します。

 

2009年9月に副市長を辞任し、2010年4月に行われた弘前市長選挙に出馬します。

 

2期を目指す現職の相馬錩一氏に対し、「市民との対話重視」と「市政刷新」を訴えた葛西氏は17,000以上の票差をつけて初当選。

 

2期目を賭けた2014年の選挙戦では、新人で日本共産党公認の千葉浩規氏を35,000票以上の大差で破り、再選を果たします。

 

そして今回の選挙戦。

 

>>葛西氏が掲げるスローガンは、「未来へつなごう~子供たちの笑顔あふれる弘前~」。

 

政策集「葛西のりゆき MANIFESTO2018」では次の「7つの約束」を公約の柱としています。

  • 約束1 市民主権を実現します
  • 約束2 ひろさき農業・産業おこしに取り組みます
  • 約束3 魅力あるまちづくりを進めます
  • 約束4「子育てするなら弘前で」を目指します
  • 約束5 命と暮らしを守ります
  • 約束6 津軽地域の中枢都市として近隣市町村との連携強化を図ります
  • 約束7 市職員のパワーを引き出し市役所の仕事力を高めます

 

 

争点のひとつとなっている中核病院の問題については、県からの提案と異なり、市立病院と国立病院機構弘前病院とを統合させ、市が主体となって中核病院の整備・運営を行い、地域包括ケアシステムの核とするという考えを示している葛西氏。

 

膨大な投資を伴うため、子や孫の代への資産となるのか、それともツケを残す形となるのかが問われるところです。

今回の選挙戦において、有権者は2期8年間にわたる葛西市政についてどのような評価を下すのでしょうか。

桜田 宏(さくらだ ひろし)

  • 名前:桜田 宏(サクラダ ヒロシ)
  • 現年齢:58歳(3/22現在)
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:元弘前市観光振興部長
  • 学歴:市立桔梗野小学校、私立第四中学校、県立弘前高等学校、弘前大学卒業
  • 職歴:弘前市職員

桜田宏氏は、1959年に弘前市で生まれます。

県立弘前高校を経て、地元の弘前大学に進学。

卒業後、弘前市役所に入庁。

 

市民協働政策課長、政策推進課長、観光振興部長などの役職を歴任します。

そんな桜田氏は、多くの市民からの要請を受けて市長選への出馬を決意し、今年1月末に市役所を退職。

 

桜田氏は出馬表明の記者会見の中で、現在の葛西市政はイベントや大型箱モノ行政を推進して成果を上げている一方で、厳しい財政状況の中で市民生活に密着した施策への予算配分が不足している点を指摘し、

「市民生活を第一に」考えたまちづくりを推進するために市長選挙に出馬しようと決意した

と述べています。

 

 

>>スローガンは、「市民生活を第一に」。

 

政策の柱は次の3本です。

  1. 市民の「くらし」を支えます:市民に大きな負担を求めず、雪国の快適なまちづくりを進めます
  2. 市民の「いのち」を大切にします:医療と保健の対策を充実し、市民の健康と長寿を推進します
  3. 次の時代を託す「ひと」を育てます:人口減少と超高齢化社会の到来にそなえ、弘前大学をはじめ市内の各大学の協力も得ながら、地域を担う人材を育てます

 

 

中核病院については、県からの「市立病院と国立病院機構弘前病院を統合した上で、同機構が運営主体となる」提案を踏まえて早期に整備を行い、24時間、365日の救急患者受け入れ及び安心して受診できる体制を整えるという公約を掲げています。

 

生まれてから現在に至るまでずっと弘前を離れず、趣味は組ねぶたの制作でねぶたが大好きという桜田氏。

激しい三つ巴の戦いを制し、新しい市長の座に就くことができるのでしょうか。

畑山 聡(はたやま さとし)

  • 名前:畑山 聡(ハタヤマ サトシ)
  • 現年齢:63歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:地方創造研究所代表(元弘前市議会議員、元大学教授)
  • 学歴:市立和徳小学校、市立第一中学校、県立弘前高等学校、金沢大学法文学部法学科卒業
  • 職歴:予備校講師、東北女子短期大学講師、弘前大学講師、東北女子大学教授、弘前市議会議員(1期)、地方創造研究所代表

畑山聡氏は、1954年6月8日に弘前市で生まれます。

県立弘前高校を経て、金沢大学法文学部法学科に進学。

卒業後は、予備校、短大や大学で講師を務めた後、東北女子大学で法律学・社会福祉学の教授として教鞭を執ります。

 

 

そんな畑山氏は、弘前市の厳しい財政状況を何とか立て直したいという思いから、2011年4月に行われた弘前市議会議員選挙に出馬。見事、初当選を飾ります。

 

2期目を賭けた2015年の選挙戦。市議の2期目の選挙は難しいと言われますが、畑山氏も次点で落選し、涙を呑む結果に。

 

そして、畑山氏は今回の市長選への出馬を決意。

 

 

出馬表明の記者会見の中で、その動機を次のように述べています。

「弘前市は全国と比べて賃金所得がまだまだ低い。市民生活を守るために、出馬を決めた」

 

 

>>スローガンは、「夢と希望あふれる弘前に」。

 

 

「提言・3つの大改革」と題する公約の柱は次の3本です。

  1. 経済と雇用所得の大改革
  2. 市民生活の大改革
  3. 教育と福祉の大改革

 

具体的政策の大きな目玉は、「大企業の積極的誘致による津軽地域の経済の大改革」。

また、争点のひとつの中核病院については、厳しい財政状況を考えると国が主体となって整備・運営を進めるのが望ましいという考えを示しています。

 

市長選出馬に向けて、かなり前から街頭演説を行うなど準備を行ってきた畑山氏。

悲願の市長の座に就くことができるのでしょうか。

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