市長選挙

石垣市長選挙2018の開票結果速報|情勢予想と出口調査・候補者の当確最新情報

ここでは3月4日に告示、3月11日投開票の沖縄県石垣市長選挙2018の開票速報及び開票結果についてまとめています。

最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。

今回の石垣市長選の立候補者はいずれも無所属で、新人で前市議の宮良操氏(61)、3選目当選を目指す現職市長中山義隆氏(50)、新人で前県議の砂川利勝氏(54)の3名です。

有権者数は3月3日時点で38,699人となっています。

激しい三つ巴の選挙戦を制したのはどの候補者だったのか、見ていきましょう。

目次

石垣市長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率

石垣市長選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。

開票は3月11日に即日開票されます。

時間などは今のところ未発表となっていますが、投票終了時間が午後8時までとなっていますのでおそらくは午後9時過ぎ頃から投開票が行われ、午後10時以降に速報第1報が発表されるものと思われます。

また開票場所も前回同様に、石垣市総合体育館メインアリーナにて行われるものと思われますので、投開票まで今しばらくお待ち下さい。

投票率73.5%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
9526宮良 操61無所属(民進、共産、社民、自由、沖縄社大推薦)農業、元市議
13822中山 義隆50無所属(自民、公明、維新、幸福推薦)石垣市長
4872砂川 利勝54無所属農業

また、以下は前回(2014年3月2日執行)の石垣市長選挙の開票結果となります。

投票率は有権者数37,253人に対して75.19%でした。

沖縄県内の選挙は比較的他県よりも投票率が高いイメージがありますが、果たして2018年の石垣市長選挙での投票率は何%になるでしょうか。

投票率75.19%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
15903中山 義隆46無所属石垣市長
11881大浜 長照66無所属無職、元石垣市長

石垣市長選挙2018|争点や情勢、当確予想

ここでは石垣市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。

石垣市長選挙2018の主な争点は何か

今回の石垣市長選挙の主な争点は、ズバリ「政府が進める陸上自衛隊配備計画の是非」です。

防衛省は南西諸島防衛の一環として、石垣島に地対艦・地対空ミサイル部隊など陸上自衛隊員500~600人を配備する計画を進めている。

この争点を巡って下記に後述している候補者たちの激しい選挙戦が繰り広げられてきました。

石垣市長選挙2018の情勢や当確予想

そして当確予想ですが、今のところどの候補者が一番当確に近いといった優勢、有利の情報は特にありません。

主な見どころとしては自民党から分裂し立候補した砂川氏VS自民党元県議の現職中山氏との競り合いです。

保守票が大きく割れる状況になれば宮良氏が有利に立つ可能性も十分にあるのかもしれない?

石垣市長選挙2018|立候補者の経歴やプロフィール、公約

3月4日告示、11日に投開票となる石垣市長選挙。

行政区域に尖閣諸島を抱える石垣市において、国が尖閣諸島の警備強化のため進めている陸上自衛隊配備計画への対応が大きな争点となっています。

 

立候補の名乗りを上げているのは、現職で3選を目指す中山義隆氏、新人で元石垣市議会議員の宮良操氏、新人で元沖縄県議会議員の砂川利勝氏の3名。

保守系候補2名と革新系候補1名による激しい三つ巴の戦いが繰り広げられます。

 

それでは、立候補者である中山氏、宮良氏、砂川氏の経歴やプロフィール、公約をご紹介します。

中山 義隆(なかやま よしたか/現職市長)

  • 名前:中山 義隆(ナカヤマ ヨシタカ)
  • 現年齢:50歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属(自民党、公明党、日本維新の会推薦)
  • 肩書き:石垣市長
  • 学歴:県立八重山高等学校、近畿大学商経学部経営学科卒業
  • 職歴:野村證券株式会社、株式会社木田商会、石垣市議会議員(1期)、石垣市長(2期)

現職の中山義隆氏は、1967年6月26日に石垣市登野城で生まれます。

実家が、石垣市でホームセンターなどを展開する㈱木田商会を営む中山氏。

県立八重山高校を経て、近畿大学商経学部に進学し、経営について学びます。

 

卒業後は野村證券㈱に入社し、5年勤務。その後は石垣に戻り、家業の㈱木田商会に入社します。

その傍ら、八重山青年会議所理事長、日本青年会議所沖縄地区会長を歴任。

2006年に行われた石垣市議会議員選挙に出馬し、初当選を飾ります。

 

任期中の2009年11月に議員辞職し、翌年2月に行われた石垣市長選挙に自民党、公明党の推薦を受け出馬。

この時、まだ42歳という若さであり爽やかなルックスの中山氏。

5選を目指した革新系現職の大濱長照氏との壮絶な一騎打ちを5,000票以上の差をつけて制し、初当選。

 

2期目を賭けた2014年の市長選でも自民党、公明党の推薦を受けた中山氏は、再起を目指した大濱氏との一騎打ちを4,000票以上の差をつけて退け、再選を果たします。

 

そして、3選を期した今回の選挙戦。

 

>>中山氏が掲げるキャッチフレーズは、「2期8年の実績と行動力~日本一幸せあふれるまち石垣市~」。

 

また、「ひと・まち・くらし 石垣市再生~再考・再興・最幸~」と題する公約は次の5本を柱としています。

  • 平和発信の島で国際観光都市づくり
  • 市民目線で市民と共に歩みます
  • 市民と描く豊かな石垣市
  • 働く女性の支援を強化します
  • お年寄りと子どもに安心安全なまちづくりをすすめます

 

60以上もの項目を掲げた具体的政策のうち主なものは次のとおりです。

  • 沖縄本島に通院する難病患者やその家族、大会等の児童派遣時での宿泊、郷友会活動の拠点となる「八重山会館」建設
  • 映画館誘致
  • 秩序ある市街地の拡張と市民の持ち屋率の向上
  • 南ぬ島石垣空港ターミナル拡張と滑走路500M延長
  • 北部・西部地域の定住情景の向上、産業振興で「平成の再開拓」を強力に推進

 

また、争点となる陸上自衛隊配備計画については、国防や安全保障は国の専権事項という考えから公約に入れていない中山氏は、次のような考えを示してます。

「私が誘致しているわけでなく国が配備を考えるということなので、市民に納得いただける形で話し合いを進めたい」。

 

過去2回の選挙戦同様、自民党、公明党の政権与党に加え、今回は日本維新の会からも推薦を得ている中山氏。

これまでとは異なり、保守が分裂した形での保革三つ巴の戦いとなる中で、3選を果たすことができるのでしょうか。

宮良 操(みやら みさお)

  • 名前:宮良 操(ミヤラ ミサオ)
  • 現年齢:61歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属(社民党、沖縄社会大衆党、日本共産党推薦)
  • 肩書き:元石垣市議会議員
  • 学歴:県立八重山高等学校、沖縄国際大学法学部法学科卒業
  • 職歴:石垣市役所、石垣市議会議員(5期)

貫禄ある大きな体格と愛嬌のあるルックスが特徴的な「BIG M」こと宮良操氏は、1956年4月29日に石垣市白保で生まれます。

 

県立八重山高校を経て、沖縄国際大学法学部法学科に進学。

卒業後、石垣市役所に入庁し、市職員として18年勤務します。

 

1998年に行われた石垣市議会議員選挙に出馬し、初当選を飾ります。

以後の選挙戦でも連続して当選。

革新系市議として5期務めます。

 

そして今回の市長選を前に開かれた野党の候補者選考委員会で、宮良氏の市議としての活動が評価され全会一致で擁立が決定。

 

宮良氏は、出馬表明の記者会見で、出馬を決意した動機や市政にかける思いを次のように述べています。

「中山市政を見てきたときに、誰かがこの流れを止めないと歴史的にも八重山の将来はないんじゃないかと。だったら逃げずに」。

「住民自治を取り戻し、市民の声を最大限受け止める市政を目指す」。

 

宮良氏のキャッチフレーズは、「でっかい体で市民の思いを受けとめます」。

わかりやすいですね^^

 

>>スローガンは、「市政は変えられる。島の未来は市民が決める。~観光・環境・産業が一体となった石垣市の発展へ~」。

 

主要政策は、次の7本を柱としています。

  1. 市民の声を市政に生かす
  2. 「こどもは宝」もっと予算を!!
  3. 行きたい!住みたい!石垣島
  4. 豊かさを実感できる島へ
  5. 島のどこに住んでも「住んでよかった!」
  6. 安全・便利・暮らしやすいまちに
  7. 市民の安心・安全・平和を第一に

 

77項目にも及ぶ具体的政策のうち主なものをご紹介します。

  • 市長の給与を10%引き下げ、その予算を子どもたちのために使います。
  • 「出産祝い金」3万円を創設します。
  • 子ども医療費助成を高校生まで順次、無料化していきます。
  • 石垣島製糖工場の建替え支援を国・県へ強く要請するとともに、八重山地区さとうきび生産振興協議会の充実強化をすすめます。
  • 石垣市の未来を脅かす軍事基地配備計画は受け入れず、市民の安心・安全・平和を第一に取り組みます。

 

八重山郡農業共済組合長、石垣島和牛改良組合長、JAおきなわ中央会理事、JAおきなわ経営管理委員などを歴任しているだけに、農林水産・畜産に関する政策が実にたくさん掲げられている点が特徴的です。

 

また、争点の一つである陸上自衛隊配備計画については、明確に「NO」の姿勢を示しています。

選挙戦では、戦隊ヒーローばりの「Mレンジャー」が登場するなど斬新な取り組みを展開する宮良氏。

 

石垣市で8年振りとなる革新系市長復活を遂げることができるのでしょうか。

砂川 利勝(すながわ としかつ)

  • 名前:砂川 利勝(スナガワ トシカツ)
  • 現年齢:54歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:元沖縄県議会議員
  • 学歴:県立八重山農林高等学校、中部大学土木工学科卒業
  • 職歴:石垣市議会議員(4期)、沖縄県議会議員(2期)

真っ黒に日焼けした強面な風貌と丸刈りヘア、ガッチリした体格が特徴的な砂川利勝氏は、1963年9月28日に石垣市桃里(星野)で生まれます。

 

県立八重山農林高校を経て、中部大学土木工学科を卒業。

砂川氏は、2002年に行われた石垣市議会議員の補欠選挙に出馬し、見事初当選。以後、連続当選を果たし、市議を4期務めます。

 

その後、2012年に行われた沖縄県議会議員選挙に自民党公認候補で出馬。初当選を飾ります。

 

4年後の2014年の選挙戦でも自民党の公認を得て再選。

そして今回の市長選で、砂川氏は出馬を決意します。

 

出馬表明の記者会見において、出馬にかける思いを次のように述べています。

「対話でつくる島づくりが原点。均衡ある発展で石垣に元気を」

 

キャッチフレーズは、県議時代と変わらず「有言実行」。

 

>>大きなスローガンは、「行動力と実行力で さあ次の石垣市へ!!」。

 

また、基本理念として次の4本を掲げています。

  • 対話で創る島づくり
  • 経済振興で均衡ある島の発展
  • 新庁舎設計の見直し
  • 自衛隊駐屯予定地の平得大俣(案)の白紙撤回

 

最大の争点である陸上自衛隊配備計画は、現行予定地住民の理解が得られていないため白紙撤回し、住民の合意が得られる場所で推進する、という姿勢を示しています。

 

「7つの”元気島づくり”プロジェクト」と題する公約には、7分野73項目に及ぶ具体的政策が挙げられています。

そのうち主な政策をご紹介します。

  • 商工農連携による6次産業化の推進
  • ゴルフ場早期建設の推進
  • 産婦人科、小児科医師の確保、看護師の適正配置の実現推進
  • 八重山農林高校に水産学科設置の推進
  • スポーツや文化交流派遣における子供の渡航費用など、親の経済的負担軽減支援推進
  • 小中高校老朽校舎、エアコンなど学校施設の改修、整備、教育環境の改善推進

 

自民党県議であり、県連幹事長代行も務めていた砂川氏。

今回の市長選では、政党の推薦を受けず「党利党略にとらわれない自由・中道」のスタンスで臨んでいます。

 

そんな砂川氏の姿勢や主張は石垣市の有権者に支持され、新しい市長の座に就くことができるのでしょうか。

まとめ

今回は3月11日に投開票を迎える石垣市長選挙2018における情報をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか?

既に期日前投票は3月9日までの5日間で全体の29.5%に当たる11,403人が済ませているようです。

2月の名護市長選挙、3月の石垣市長選挙、そして4月には沖縄市長選挙と2018年の沖縄県は選挙イヤーです。

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