こちらの記事では2020年7月5日に投開票となった大阪府、門真市長選挙(門真市市長選挙)についてまとめています。
- 門真市長選挙2020の開票速報及び確定した開票結果
- 門真市長選挙2020の当選者・落選者の得票数や投票率
- 門真市長選挙2020の選挙情勢や争点
- 門真市長選挙2020の立候補者の公約や経歴・プロフィール
※情報はNHK選挙WEBや各報道メディアによる最新の出口調査から随時まとめていきます。
2020年の門真市長選に立候補者したのは以下の2名でした。
■門真市長選挙2020の立候補者
- 共産の新人で元市議の堀尾晴真氏(30)
- 再選を目指す大阪維新の会の現職の宮本一孝氏(49)
それでは門真市長選挙2020についてご紹介します。
目次
大阪府門真市市長選挙2020|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率
門真市市長選挙2020の開票結果については下記の通りです。
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当 | 25040 | 宮本 一孝 | 49 | 男 | 大阪維新の会 | 現 | 門真市長 |
みやもと かずたか | |||||||
4655 | 堀尾 晴真 | 30 | 男 | 共産 | 新 | 団体職員、元市議 | |
ほりお はるまさ |
- 告示日:2020年6月28日
- 投票日:2020年7月5日
- 定数 / 候補者数:1 / 2
- 執行理由:任期満了
- 有権者数:101,552人
- 投票率:29.72%
門真市長選挙|2020年の争点や最新情勢・優勢や当確予想
2020年の門真市長選は、現職の宮本一孝氏に新人で元市議の堀尾晴真氏が挑戦する一騎打ちの選挙戦となりました。
現職市長の死去に伴い急遽行われた前回2016年の同市長選は、元府議で大阪維新の会公認の宮本氏が、元副市長で無所属(自民推薦)の川本氏との新人同士の一騎打ちを制し初当選を果たしました。
氏名 | 党派 | 新旧 | 得票 | |
当 | 宮本 一孝 | 大阪維新の会 | 新人 | 24,004 |
川本 雅弘 | 無所属(自民推薦) | 新人 | 16,219 |
ちなみに、2016年市長選は市長選出馬のため府議を辞職した宮本氏の欠員補充のための府議補欠選挙と同日選挙となりましたが、府議補選でも大阪維新の会公認候補が勝利しており、改めて大阪での維新の強さを見せつける結果となりました。
また、前々回2013年の同市長選は、3回前2009年市長選と同じ顔合わせの一騎打ちとなり、自民、民主、公明推薦でいわゆる与野党相乗りの現職・園部氏が手堅く支持を固め3選を果たしました。
氏名 | 党派 | 新旧 | 得票 | |
当 | 園部 一成 | 無所属(自民、民主、公明推薦) | 現職 | 19,023 |
佐々木 由人 | 無所属(共産推薦) | 新人 | 8,419 |
ただ、与野党相乗りにより有権者の市長選への興味が低下したこともあり、2009年市長選で33.40%まで落ち込んでいた投票率はさらに下がり、27.77%と過去最低を記録することとなりました。
さて、2020年の門真市長選は大阪維新の会公認で現職の宮本氏と、共産党公認の新人・堀尾氏の一騎打ちとなっていますが、宮本氏が圧倒的に優位だと言って良いのでしょう。
まず、候補者の堀尾氏は2019年の門真市議選で落選しており市長選を勝ち抜くほどの個人的知名度があるとは言い難いと思われます。
また、堀尾氏の立候補表明は告示直前で立候補者説明会に現職以外の参加者がいない状況を確認した上でのことであり、無投票を避けることに主眼が置かれているとさえ見えかねない状況でもあります。
その上で、維新と共産では支持層のパワーで維新が圧倒的に上回っているため、共産候補が勝つためには他党支持層、特に大阪では自民党支持層から大量に票を集める必要があると言えるでしょう。
ところが、堀尾氏は今回他党から支援を受ける可能性のある無所属ではなく共産党公認での出馬であり自民党陣営が支援するのは外形的に不可能です。
以上のように、今回は宮本氏の再選を脅かすような要因はほぼないと思われますが、されど選挙であることに違いはなく、思わぬ結果となる可能性はもちろんあります。
投開票日まで選挙戦の動向に注目を続けてまいりましょう。
門真市長選挙 2020年立候補者の政策(公約・マニフェスト)やプロフィール経歴など
堀尾 晴真(ほりお はるまさ)の経歴やプロフィール
- 名前:堀尾 晴真(ほりお はるまさ)
- 現年齢:30歳
- 性別:男性
- 党派:共産党
- 肩書き:団体職員、元市議
- 学歴:鳥取商業高等学校、摂南大学経営情報学部卒業
- 職歴:けいはん医療生協職員、門真市議(1期)
摂南大学卒業後、けいはん医療生協職員を経て2015年の門真市議選に共産党公認で立候補し初当選するも、再選を目指した2019年の門真市議選では落選した。
堀尾氏は「門真市の新型コロナウイルス対策は、もっとできることがあるのではないか。ポストコロナの時代も、新自由主義というより、支え合う社会にしたい」と立候補に至った決意を述べています。
さらに、若者の政治参加や子どもの貧困対策についても取り組んでいく考えを示し、その上で直面するコロナ対策についての「すぐやる4つのプラン」と「「コロナ渦」のあと」に分けて以下の公約を掲げています。
コロナ対策 すぐやる4つのプラン
1.PCR検査・医療体制確保
2.事業者支援金制度の創設
3.学校給食費の無償化
4.学校・学童・保育・幼稚園 万全の3密対策を実施
「コロナ渦」のあと~住むなら便利で安全 門真と思える街に
・感染、自信・水害への備え
・歩道の整備や街路灯増設
・国保料減免制度拡充
・小中学校給食費の早期無償化
・子ども医療費完全無料
宮本 一孝(みやもと かずたか) の経歴やプロフィール
- 名前:宮本 一孝(みやもと かずたか)
- 現年齢:49歳
- 性別:男性
- 党派:大阪維新の会
- 肩書き:門真市長
- 学歴:大阪府立四條畷高等学校、関西大学経済学部卒業。
- 職歴:会社員、門真市議(2期)、大阪府議(3期)、門真市長(1期)
関西大学卒業後、会社員を経て1999年の門真市議選に無所属で出馬し初当選。市議を2期務める。2007年大阪府議選に自民党公認で出馬し初当選。2011年、2015年は大阪維新の会公認で出馬し連続当選した。2016年門真市長選に大阪維新の会公認で出馬し当選した。
宮本氏は「このまちが持つ本来のポテンシャルを最大限に引き出し、門真の発展と成長に最善を尽くすことが私の使命と確信している」と2期目への意欲を語っています。
また「大阪市中心部に近く、交通利便性の良い門真の強みを生かし、さらなる発展を進めなくてはならない」と力を込めています。
その上で「門真を守り抜く」をスローガンに、4年前の公約の実現・着手状況を以下の通りに示し、
4年前のお約束を95%実現・着手
・市長報酬の25%カットと退職手当ゼロを実施、今後も継続
・3・4・4歳児の幼児教育・保育を無償化、待機児童ゼロを実現
・こども医療助成費を高校生(18歳)まで拡充
・府営住宅(4,000戸)を門真市へ移管、門真団地の再生に着手
・様々な高齢者支援サービスを各企業・団体と連携協定し推進
さらに、今回の新たな公約を「新たな施策の実行を」として以下の通り掲げています。
新たな施策の実行を
・学力の向上、全国学力調査の全国平均越えを目指します。
・小中学校の給食費無償化等、子育て・教育の負担軽減を推進
・小中学校で一人一台のパソコンを導入者、教育学習環境を充実します
・古川橋駅北側のまちづくりをはじめ、都市魅力の向上を進めます
・大阪モノレールの延伸に伴い、中間新駅の整備を進めます
・大阪都構想の実現、ゴミ処理の広域化など行政の広域化に注力
門真市長選挙の2016年の開票結果(当選者・落選者)や投票率
下記は前回2016年の門真市長選挙の開票結果となります。参考情報としてご確認ください。
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当 | 24004 | 宮本 一孝 | 45 | 男 | 大阪維新の会 | 新 | 無職、元府議 |
みやもと かずたか | |||||||
16219 | 川本 雅弘 | 61 | 男 | 無所属(自民推薦) | 新 | 無職 | |
かわもと まさひろ |
- 告示日:2016年7月17日
- 投票日:2016年7月24日
- 定数 / 候補者数:1 / 2
- 執行理由:死去
- 有権者数:103,580人
- 投票率:39.38%