ここでは11月18日に告示、11月25日投開票の福岡県、古賀市長選挙2018(古賀市長選)の開票速報及び開票結果についてまとめています。
最新の情勢からNHKの出口調査情報、投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。
今回の古賀市長選の立候補者はいずれも無所属新人で、元福岡県議の田辺一城氏(38)、元市議の姉川さつき氏(60)=自民推薦=、体操トレーナーの結城俊子氏(63)、元市議の奴間健司氏(66)の4名です。
激しい選挙戦を制したのはどの候補者だったのか、見ていきましょう。
目次
古賀市長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当 | 10,697 | 田辺 一城 | 38 | 男 | 無所属 | 新 | 無職、元福岡県議 |
3,561 | 姉川 さつき | 60 | 女 | 無所属(自民推薦) | 新 | 無職、元市議 | |
2,904 | 結城 俊子 | 63 | 女 | 無所属 | 新 | 体操トレーナー | |
5,819 | 奴間 健司 | 66 | 男 | 無所属 | 新 | 市民団体代表、元市議 |
- [告示日]2018年11月18日
- [投票日]2018年11月25日
- [有権者数(人)]47731
- [投票率(%)]48.68
- [執行理由]任期満了
- [定数 / 候補者数] 1 / 4
以下は前回(2014年)の古賀市長選挙の開票結果となります。
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当 | 6600 | 中村 隆象 | 66 | 男 | 無所属 | 元 | 玄界義塾理事長、元古賀市長 |
5648 | 竹下 司津男 | 46 | 男 | 無所属 | 現 | 古賀市長 | |
5341 | 前田 宏三 | 65 | 男 | 無所属 | 新 | 会社役員、元県議 | |
3104 | 松島 岩太 | 47 | 男 | 無所属 | 新 | 無職、元市議 | |
1857 | 清原 哲史 | 66 | 男 | 無所属 | 新 | 会社社長、元市議 | |
178 | 安松 禧議 | 68 | 男 | 無所属 | 新 | アパート経営 |
- [告示日]2014年11月23日
- [投票日]2014年11月30日
- [有権者数(人)]46146
- [投票率(%)]49.82
- [執行理由]任期満了
- [定数 / 候補者数] 1 / 6
古賀市長選挙2018|争点や情勢、当確予想
ここでは古賀市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。
古賀市長選挙2018の争点
古賀市長選挙2018における主な争点は企業誘致や工業団地整備などによる産業振興策、福祉政策、子育て政策、防災対策等によるまちづくり政策などが争点とされています。
各候補者の政策主張や公約は後述します。
古賀市長選挙2018の情勢や当確予想
選挙戦がスタートしてからの情勢で当確予想ですが今のところどの候補者が当選確実に近いと言った情報は特にありません。
前回同様候補者が乱立する市長選だけに接戦となる可能性もあります。
古賀市長選挙2018|立候補者の政策(公約)やプロフィール、経歴
11月25日に投開票が行われる古賀市長選挙。
通算4期にわたり市長を務めた現職市長の中村隆象氏が今期での引退を表明。
これを受けて立候補の名乗りを上げたのは、元県議の田辺かずき氏、元市議の姉川さつき氏、元市文化協会会長のゆうき俊子氏、元市議のぬま健司氏の新人4名。
混戦を制し、新たな市政のリーダーとなるのはどの候補なのでしょうか?
それでは立候補者である田辺氏、姉川氏、ゆうき氏、ぬま氏のプロフィールや政策をご紹介します。
田辺 かずき(たなべ かずき)

- 名前:田辺 一城(タナベ カズキ)
- 現年齢:38歳
- 性別:男
- 党派:無所属
- 肩書き:無職(元福岡県議会議員)
- 学歴:県立福岡高等学校、慶應義塾大学法学部法律学科卒業
- 職歴:毎日新聞社勤務(記者)、福岡県議会議員(2期)
田辺かずき氏は、1980年5月16日に旧古賀町で生まれます。
古賀中学校では生徒会長を務め、活発な少年だった田辺氏。
県立福岡高校を経て、慶應義塾大学法学部法律学科に進学。
卒業後、毎日新聞社に入社。
記者として福井支局を経て、大阪本社社会部に配属。
当時の橋下徹大阪府知事の取材などにあたります。
そして政治について取材するうちに、自ら政策を立案する政治家を志すようになります。
その後地元に戻り、2011年4月に行われた福岡県議選に古賀市選挙区から民主党公認候補として30歳で出馬。
自民党の前職・前田宏三氏との激しい一騎打ちとなるも、882票という僅差の11,271票で制し、初陣を飾ります。
2015年の選挙では、自民党の新人・のみ山秀仁氏を迎え撃つ戦いとなるも、のみ山氏を3,243票差の11,625票で破り、再選。
民進党及び国民民主党で全国青年委員長を務めていました。
そんな田辺氏は、
「県議2期の経験と実績を生かし、よりよい古賀のまちづくりをしたい。
土地利用の転換による企業立地や子育て支援、医療や福祉の充実にスピード感を持って取り組む」
と述べ、今回の市長選への出馬を表明。
国民民主党を離党し、「オール古賀」を掲げて選挙戦に臨みます。
スローガンは、「オール古賀の実現 新たな市政へ」
田辺氏が掲げる政策の柱は以下のとおり。
- 予算編成の「見える化」―みんなでつくる古賀、子どもたちの視点も―
- 産業振興
<農業・商業・工業の力をさらに引き出す> - チルドレン・ファースト
<子育て支援の充実、教育環境の向上> - 誰もが生きやすい地域社会
<医療・介護・障がい者福祉の充実> - 地域防災力を強化
- スポーツ・文化の振興―国際交流と多文化共生も推進―
- 人権を重んじ、平和を希求する
- ごみ減量、廃棄物のリサイクル推進による循環型社会を目指します
姉川 さつき(あねがわ さつき)

- 名前:姉川 さつき(アネガワ サツキ)
- 現年齢:60歳
- 性別:女
- 党派:無所属(自民党推薦)
- 肩書き:無職(元古賀市議会議員)
- 学歴:福岡海星女子学院高等学校卒業
- 職歴:人材派遣会社勤務、司会業、古賀市議会議員(3期)
姉川さつき氏は、1958年に福岡市南区で生まれます。
福岡海星女子学院高校を卒業後、人材派遣会社に勤務し司会業に従事。
結婚後も、育児の傍らブライダルなどの司会を行います。
また、大学に勤務する夫の通勤利便性が良い古賀市に住居を構えます。
子どもの学童保育や育成会、PTAなどで役員を務めるうちに、母親の声が政治に届きにくいと感じるようになった姉川氏は、2007年に行われた古賀市議選に48歳で出馬。
690.450票を得て、初当選を果たします。
その後、2011年、2015年の選挙でも当選を重ねます。
議会では、議会運営委員会委員長などの役職を歴任。
また、所属する自民党古賀市支部では女性部長として活躍します。
前回2014年の市長選で6人もの候補が立候補し、保守層が割れるという事態が発生したため、今回の選挙では同支部が候補者の公募を実施するも、選定が難航。
再公募を実施したところなかなか応募がない中で、姉川氏自ら手を上げ、支部推薦候補として選定されます。
そんな姉川氏は、出馬表明の記者会見の中で
「市長を代え、財政を今立て直さないと市の発展はない。企業を誘致し、雇用の確保、若い世代の定住化を進める。災害対策や教育福祉の充実にも取り組む」
と、今回の市長選への意気込みを述べます。
スローガンは、「走れさつき!古賀のために」
政策の柱と主な公約をご紹介します。
- 災害に強いまちづくり
県と連携し河川の浚渫に取り組む
女性の視点を取り入れた避難所運営マニュアル - 積極的な土地政策で元気なまちづくり
土地区画整理事業に取り組み、土地の有効活用を図る
古賀IC、3号線の利便性を活かし、企業誘致を推進 - 子育て支援、教育環境が充実したまちづくり
3人目の児童、生徒の給食費免除
エアコン設置を急ぐ - 行政サービス向上で市民に寄り添うまちづくり
「自治体シンクタンク」を創設、政策を作り課題解決を図ります
古賀駅を改築、エスカレーターの設置やトイレを明るく新しくし、利便性を向上 - 健康寿命延伸のまちづくり
ヘルスステーションを全地域に拡大
西鉄宮地岳線跡地を健康づくりの為に遊歩道などの活用方法を検討
ゆうき 俊子(ゆうき としこ)

- 名前:結城 俊子(ユウキ トシコ)
- 現年齢:63歳
- 性別:女
- 党派:無所属
- 肩書き:体操トレーナー
- 学歴:県立宗像高等学校、福岡女子短期大学英文秘書科卒業
- 職歴:西日本相互銀行(現・西日本シティ銀行)勤務、健康体操指導員
ゆうき俊子氏は、1955年5月に旧古賀町で生まれます。
県立宗像高等学校を経て、福岡女子短期大学英文秘書科に進学。
卒業後、西日本相互銀行(現・西日本シティ銀行)に就職。
本店秘書室に配属されるも、翌年秋に退職し結婚します。
3児に恵まれ、子育てをしながら健康体操トレーナーの資格を取得。
古賀町文化協会(当時)に所属し、体操講師として活動します。
その傍ら、PTA役員や民生委員・児童委員、主任児童委員など地域活動に尽力。
さらに、古賀市文化協会会長を務める他、古賀市総合振興計画審議員、政治倫理審査会委員、まちづくり基本条例検証委員会委員など、市政に関する各種委員を歴任します。
そんなゆうき氏は、
「近隣の市町に比べ古賀は元気がないとの声を聞く。恵まれた社会インフラを生かしていない」「食をテーマにした新たなにぎわいづくり、企業誘致や住宅整備による活力あるまちづくりなどに取り組む」
- 古賀駅(西東)周辺の大胆な整備のために、市役所に専属の組織を設置します。
- インターと国道3号線周辺を数年で整備し、ものづくり先端企業等を誘致します。
- 高齢者・子育て世代・障がい者等多世代が共生できる「古賀方式」を構築します。
- 定期的な川ざらいを着実に実行し、大根川など河川の整備を進めます。
- 明日を担う人材を育成し、若者が稼げる農業振興を図ります。
- 市民・起業との対話を重視し、先頭に立って取り組みます。
ぬま 健司(ぬま けんじ)

- 名前:奴間 健司(ヌマ ケンジ)
- 現年齢:66歳
- 性別:男
- 党派:無所属
- 肩書き:市民団体代表(元古賀市議会議員)
- 学歴:神奈川県立平塚江南高等学校卒業、千葉大学医学部中退
- 職歴:古賀町議会議員(1期)、古賀市議会議員
ぬま健司氏は、1952年4月17日に石川県加賀市で生まれます。
その後、東京都大田区の公立小中学校、神奈川県立平塚江南高等学校を経て、千葉大学医学部に進学。
しかし、公害問題の研究を行ううちに、ひとの病気を治すのではなく「世の中の病を治す医師」になりたいと考えるようになり、中退。1983年から旧・古賀町に居を構えます。
そして、1995年に行われた町議選に出馬し、初当選。
市制施行後に行われた1999年の市議選以後も当選を重ねてきたぬま氏。
町議・市議6回の選挙のうち何と5回もトップ当選を果たし、町議を1期、市議を5期務めます。
2011年5月から4年間議長を務め、議会改革に尽力。
また、過去に町長選に1回、市長選に3回挑戦するも、いずれも涙を呑む結果に終わっています。
「市民の多くが、少子高齢化に備える長期計画がないことへの不安、市に特徴や活気がない不満、対話に乏しい市政への不信を抱いている。これ以上放置できない」「食と健康や地域の力、産業とのコラボで持続可能な安心都市をめざす」
- 産業
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