ここでは6月3日に告示、6月10日投開票の千葉県、松戸市長選挙2018(松戸市長選)の開票速報及び開票結果についてまとめています。
最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。
今回の松戸市長選の立候補者は3選目当選を目指す無所属で現職市長の本郷谷健次氏(69)と、共産党地区職員で同党公認のミール計恵氏(48)、元県議で無所属の川井友則氏(42)、元飲食店員で「NHKから国民を守る党」公認の中村典子氏(40)の新人3名を加えた計4名です。
有権者数は6月2日時点で409,709人(男203,746人、女205,963人)となっています。
候補者4名による激しい選挙戦の結果はどのようになったのか、見ていきましょう。
目次
松戸市長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率
松戸市長選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。
投票率 | 29.33% | ||||||
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当 | 66,498 | 本郷谷 健次 | 69 | 男 | 無所属 | 現 | 松戸市長 |
15,867 | ミール 計恵 | 48 | 女 | 共産 | 新 | 団体職員 | |
28,013 | 川井 友則 | 42 | 男 | 無所属 | 新 | 株式会社かわとも代表取締役、 元千葉県議 | |
5,902 | 中村 典子 | 40 | 女 | NHKから国民を守る党 | 新 | 無職 |
開票は6月10日午後9時15分から松戸運動公園体育館で開票されます。
大勢の判明は開票直後の当確が出なければ、おそらくは午後11時~12時前後になるのではないかと予想します。
以下は前回(2014年6月15日執行)の松戸市長選挙の開票結果となります。
投票率は有権者数387099人に対して35.56%でした。
投票率 | 35.56% | ||||||
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当 | 47560 | 本郷谷 健次 | 65 | 男 | 無所属 | 現 | 松戸市長 |
11302 | 伊藤 余一郎 | 72 | 男 | 共産 | 新 | 無職、元松戸市議 | |
44236 | 杉浦 誠一 | 64 | 男 | 無所属 (自民、公明推薦) | 新 | 社会福祉法人評議員、 元松戸市議 | |
32076 | 川井 敏久 | 71 | 男 | 無所属 | 元 | 無職、元市長 |
- [告示日]2014年6月8日
- [投票日]2014年6月15日
- [有権者数(人)]387099
- [投票率(%)]35.56
[執行理由]任期満了
[定数 / 候補者数] 1 / 4
松戸市長選挙2018|争点や情勢、当確予想は
ここでは松戸市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。
松戸市長選挙2018の争点
松戸市長選挙2018における主な争点として以下のようなものが挙げられています。
- 2期8年の現本郷谷市長の市政評価、是非、刷新
- 300億円もの巨額費がかかった新市立病院の運営
- 子育て支援策の拡充や将来の松戸市の活性化対策
その他にも待機児童ゼロの継続など保育所整備に関わる市政運営が必要とされています。
各候補者の政策主張や公約は後述します。
松戸市長選挙2018の情勢や当確予想
選挙戦がスタートしてからの情勢で当確予想をすると、現職市長である本郷谷氏の3選目当選が確実との情報があるようです。
他3名の候補者は各々の公約や政策主張にインパクトがあるものが無く、また支援組織なども力不足感が否めません。
唯一現職市長の本郷谷氏に対して票を奪い合うと見られるのが元県議の川井氏と思われます。
松戸市長選挙2018|立候補者の政策(公約)やプロフィール、経歴
6月10日が投開票となる松戸市長選挙。
立候補の名乗りを上げたのは、現職市長で3選を目指す本郷谷健次氏、そして日本共産党公認の新人・ミール計恵氏、新人の川井友則氏、NHKから国民を守る党公認の新人・中村典子氏。
現職に3名の新人が挑む構図となっています。
それでは、立候補者である本郷谷氏、ミール氏、川井氏、中村氏のプロフィールや公約などをご紹介します。
本郷谷 健次(ほんごうや けんじ/現職市長)
- 名前:本郷谷 健次(ホンゴウヤ ケンジ)
- 現年齢:69歳
- 性別:男
- 党派:無所属
- 肩書き:松戸市長
- 学歴:愛知学芸大学附属岡崎中学校、愛知県立旭丘高等学校、東京大学経済学部卒業
- 職歴:新日本製鐵株式会社(現・新日鐵住金株式会社)、(みすず監査法人→)中央青山監査法人、監査法人トーマツ、松戸市議会議員(1期)、松戸市長(2期)
本郷谷健次氏は、1948年8月29日に愛知県名古屋市で生まれます。
愛知県立旭丘高校を経て、東京大学経済学部に進学。
卒業後、新日本製鐵に入社。主に人事・財政畑を歩み、50歳で退職。
会計学を学んだ後、大手監査法人で公会計や行財政改革の業務に携わります。
そして、2006年6月に行われた松戸市長選挙に民主党、日本共産党、新社会党の推薦を得て出馬。
現職で4選を目指す川井敏久氏(自民党、公明党、連合千葉推薦)に対し本郷谷氏など新人3名が挑む選挙戦となり、本郷谷氏は59,734票を得た川井氏に14,400票を超える差をつけられ涙を呑みます。
同年11月に行われた松戸市議会議員選挙に出馬し、立候補者中3位の3,934票を得て初当選。
その後、2010年に行われた市長選に民主党の推薦を得て再度挑戦します。
5選を狙う現職の川井氏に対し、本郷谷氏、同じく元市議の杉浦誠一氏など新人4名が挑む構図に。5名が立候補する混戦を、本郷谷氏は川井氏に7,472票差となる55,369票を得て制し、初当選を飾ります。
2014年の選挙戦では、再選を賭けた本郷谷氏の他、リベンジを狙う前職の川井氏、そして自民党・公明党の推薦を受け前回に続き挑戦の元市議会議員の杉浦誠一氏などの新人2名、総勢4名が立候補します。
本郷谷氏は杉浦氏に激しく追い上げられるも、3,324票差の47,560票を得て再選を果たします。
そして迎えた今回の選挙戦。本郷谷氏は3選を賭けた戦いへ出馬を決意します。
>>スローガンは、「文化の香りがする街づくり」。
掲げる公約は次のとおりです。
- 子育て:4年連続待機児童ゼロを目指します。
- 教育:英語、スポーツ、アート等特別コースを設けたような才能開発教育を行います。
- 文化:東京オリパラで2ヶ国が松戸でキャンプ。これを機に松戸レガシーづくりに取り組みます。
- 医療・健康:松戸市立総合医療センター開業で市内4大病院体制になりました。
- 福祉:15の地域包括支援センターにて高齢者をフルサポートします。
子供の貧困・いじめ対策を強化します。 - 街づくり:松戸駅周辺(中央図書館等)再開発計画を本格化します。
大型ショッピングモールが北部市場跡地に進出(2019年開業)します。 - 防犯:刑法犯認知件数が37%減(H21比)。防犯カメラ増設等により半減を目指します。
ミール 計恵(みーる かずえ)
- 名前:ミール 計恵(ミール カズエ)
- 現年齢:48歳
- 性別:女
- 党派:日本共産党公認
- 肩書き:団体職員
- 学歴:我孫子市立湖北中学校、県立東葛飾高等学校、東京都立大学法学部卒業
- 職歴:流通会社員、財団法人職員、日本司法支援センター(法テラス)職員、日本共産党松戸・鎌ケ谷地区委員会職員
ミール計恵氏は、1969年8月6日に東京都で生まれます。
旧制は「真家」で、国際結婚により「ミール」の姓になったそうです。
そんなミール氏は、県立東葛飾高校を経て、東京都立大学法学部に進学。
卒業後、流通会社や財団法人への勤務を経て、日本司法支援センター(法テラス)に入職します。千葉地方事務所松戸支部事務局長、神奈川地方事務所総務課長などの役職を歴任。24年に及ぶ勤務の中で2万件もの相談を弁護士へと橋渡ししたそうです。
11月に行われる市議選への出馬に備えて法テラスを退職したミール氏。
ところが、次のような思いから今回の市長選への出馬を決意します。
「アベ政治やそれに付き従う本郷谷市政を何としても変えたい、市長選挙をたたかわないわけにはいかないと考え、自らがその先頭に立とう」
>>スローガンは、「ミルミルかえる 松戸を変える」。
「ミール」をうまく文字っていますね^^
大きな公約は次の4項目です。
- コミュニティバスを市内各地に走らせます。
- ボロボロの学校をピカピカに。トイレも洋式化し、保育所・学童保育を充実します。
- 通学路沿いのパチンコ出店を規制する条例をつくります。
- 国保料の1世帯1万円のを引き下げ、介護の負担を軽減します。
–
川井 友則(かわい とものり)
- 名前:川井 友則(カワイ トモノリ)
- 現年齢:42歳
- 性別:男
- 党派:無所属
- 肩書き:株式会社かわとも代表取締役(元千葉県議会議員)
- 学歴:市立北部小学校、市立第一中学校、県立松戸矢切高等学校、東京コミュニケーションアート専門学校卒業
- 職歴:国会議員秘書、政治団体職員、千葉県議会議員(1期)、株式会社かわとも(自営)
「カラテカ」の矢部太郎氏に似ているという噂もある川井友則氏は、1975年8月23日に松戸市根本で生まれます。
4期にわたり市長を務め、2010年、2014年の市長選で本郷谷氏に敗れた川井敏久氏の次男です。
そんな川井氏は、県立松戸矢切高校を経て、東京コミュニケーションアート専門学校を卒業。
国会議員秘書や政治団体の事務局長を経て、2011年に行われた千葉県議会議員選挙にみんなの党公認候補として出馬。
松戸市選挙区で立候補者中2位となる17,088票を得て、初当選を飾ります。
2014年11月にみんなの党が解党。
再選を賭けた2015年の選挙戦には無所属で出馬。
11,094票と前回の選挙戦より大きく票を減らし、定数7名のところ次点となる8位で涙を呑みます。
そして川井氏は今回の市長選への出馬を決意。
出馬表明の記者会見の中で、次のように現市政を批判します。
「市長は公約を守れず移転建て替えとなった千駄堀の松戸市立総合医療センターは建設費が大幅にふくらんだ。
今の病院の経営状況では今後の市の財政を圧迫していく」
>>スローガンは、「世代交代!~まつど一心!今、松戸を変えるチャンスです!~」。
本郷谷市政8年間の停滞で失った活力を取り戻す、として掲げた公約のうち主なものを抜粋してご紹介します。
- 旧市立病院跡地は北松戸支所を含めた総合コミュニティーセンターに活用
- 常盤平団地・小金原団地の再開発事業を促進
- 市役所新庁舎は現地建て替え
- 子どもの命を守るため通学路に警備員を配置
- 放課後児童クラブの拡充
- 高齢者雇用機会及び有償ボランティア制度の拡充
- 市役所のAI化促進プロジェクトチームを発足
- お年寄りや肢体不自由者のためのコミュニティーバスの試験的導入(小金原・幸田周辺地域)
- 東松戸副都心構想
- スポーツ振興の強化、拡充
中村 典子(なかむら のりこ)
- 名前:中村 典子(ナカムラ ノリコ)
- 現年齢:40歳
- 性別:女
- 党派:NHKから国民を守る党公認
- 肩書き:無所属
- 学歴:大阪あべの辻ホテル観光スクール
- 職歴:新神戸オリエンタルホテル従業員、飲食店員
中村典子氏は、1977年9月10日に大阪府寝屋川市で生まれます。
大阪あべの辻ホテル観光スクールを卒業後、新神戸オリエンタルホテルに就職。
その後、大阪府内に在住し飲食店に勤務していました。
また、シングルマザーとして10年間子育てに奮闘してきたそうです。
そんな中村氏は、「NHKから国民を守る党」代表で東京都葛飾区議の立花孝志氏からの要請を受け、今回の市長選への出馬を決意。
出馬表明の記者会見の中で、その意気込みを次のように述べています。
「シングルマザーとして、子育て世代や若者が暮らしやすいまちづくりを目指す」
選挙出馬に備え、4月に松戸市へ転居しています。
>>スローガンは、「松戸市からNHKをぶっ壊す!」
また、次の3つの公約を掲げています。
- NHK集金人の戸別訪問規制
- 生活保護の現物提供
- 電動アシスト自転車、スマートフォン購入時の助成金支給