市長選挙

美作市長選挙2018の結果速報と開票|情勢予想は萩原候補者が当選確実か?

ここでは3月11日に告示され3月18日に投開票を迎えた岡山県美作市長選挙2018の開票速報及び開票結果についてまとめています。

最新情勢やNHKの出口調査、投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィールに公約なども交えてお届けします。

美作市長選の立候補者はいずれも無所属で、新人で元市部長の大沢伸三氏(68)と、現職市長で2期再選を目指す萩原誠司氏(61)の2名です。

有権者数は3月10日時点で24,365人となっています。

現職VS新人の一騎打ち選挙となった美作市市長選挙は、どの候補者が当選を確実としたのか見ていきましょう。

目次

美作市長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率

美作市長選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。

開票は3月18日に即日開票され、午後8時から美作市栄町の市民センターにて一斉開票となります。

投開票まで今しばらくお待ち下さい。

投票率65.69%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
7713大沢 伸三68無所属農業
当選8002萩原 誠司61無所属美作市長

 

また、下記は前回(2014年3月30日執行)の美作市長選挙の開票結果となります。

投票率は有権者数25,321人に対して65.56%でした。

この時は現職の萩原氏がほか候補者二名をダブルスコアで破り圧勝しています。

 

投票率65.56%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
9517萩原 誠司57無所属法政大学地域研究センター特任教授、元衆院議員
3719内海 健次67無所属無職、元市議
3136岡野 鉄舟65無所属無職、元岡山県職員

美作市長選挙2018|争点や情勢、当確予想

ここでは美作市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。

美作市長選挙2018の主な争点は何か

毎日新聞の報道では、今回の美作市長選挙の争点を次のように報じています。

人口減少が進む中、地域の活性化や現市政の是非を争点に選挙戦が展開される。

確かに人口減少問題は顕著にして現れています。

1970年代に40,731人だったものが、2015年の統計データでは27,977人までに減少しています。

地方選挙らしいと言ったら語弊があるかもしれませんが、他県と同様に若者が地域に密着したくなるような町づくりが求められるものと思われます。

美作市長選挙2018の情勢や当確予想

今のところ美作市長選挙2018における当確予想として、どちらの候補者が優勢優位であるといった情報は特にありません

しかし現職の萩原氏の1期4年の市政運営実績として財政健全化は実績があるようです。

このことから今回の美作市長選挙においては、現職の萩原氏の再選となる可能性は高そうです。

美作市長選挙2018|立候補者の経歴やプロフィール、公約

3月18日に投開票を迎える美作市長選挙。

立候補の名乗りを上げているのは、現職市長で2期目を目指す萩原誠司氏と、新人で元市部長の大沢伸三氏の2名。

現新一騎打ちとなっています。

それでは、立候補者である萩原氏、大沢氏のプロフィールや公約をチェックしてみましょう。

萩原 誠司(はぎわら せいじ/現職市長)

  • 名前:萩原 誠司(ハギワラ セイジ)
  • 現年齢:61歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:美作市長
  • 学歴:県立岡山大安寺高等学校、東京大学教養学部教養学科卒業、プリンストン大学大学院(ウッドローウイルソンスクール)修了
  • 職歴:通商産業省、岡山市長(2期)、衆議院議員(1期)、帝京平成大学教授、法政大学情報技術(IT)研究センター学術担当教授・地域研究センター特任教授、明治大学国際総合研究所客員研究員・客員教授、美作市長(1期)

現職市長の萩原誠司氏は、1956年4月28日に岡山県の最北東端にある西粟倉村で生まれます。

父親は西粟倉村長を務めていました。

 

萩原氏は、県立岡山大安寺高校を経て、東京大学教養学部教養学科に進学。

卒業後は通商産業省に入省し、19年間勤務します。

 

そして、1999年に行われた岡山市長選挙に自民党、社民党の推薦を受けて出馬。

当時の現職市長・安宅啓祐氏などとの三つ巴の戦いを2万8千票以上の差をつけて制し、初当選を飾ります。

2003年の市長選では15万以上の票差で圧勝し、再選。

 

しかし、任期中の2005年に小泉政権下で行われた衆議院議員選挙(いわゆる郵政選挙)で、郵政民営化法案に反対票を投じた熊代昭彦氏への刺客として自民党の要請を受け、萩原氏は岡山市長を辞職。

 

岡山2区から自民党公認候補として出馬するも、選挙区では民主党の津村啓介氏に敗北。

しかし、比例中国ブロックで復活し、初当選します。

 

2009年に行われた衆院選では津村氏に選挙区で敗れ、比例復活も叶わず落選。

その後、帝京平成大学で教授に就任します。

 

自民党を離党し、新党改革に入党。

2010年に行われた参議院議員選挙に新党改革の公認候補として比例区から出馬するも落選。

 

2011年12月から2015年3月まで、法政大学情報技術(IT)研究センター学術担当教授、地域研究センター特任教授として教鞭を取ります。

 

また、2013年4月から2014年3月まで明治大学国際総合研究所客員研究員に。2014年4月から2017年3月まで同研究所の客員教授を務めます。

 

地元岡山の美作市では、当時の現職市長・道上政男氏が2014年2月27日に病気のため逝去します。

 

道上氏死亡に伴い2014年3月に行われた市長選に、萩原氏は地元関係者から要請を受けて出馬。

萩原氏は「市政刷新」を掲げ、新人3人が立候補する三つ巴の戦いを制し、初当選します。

 

かつて岡山市長を務めた萩原氏。複数市で首長を経験するのは異例のことと一躍有名になりました。

そして再選を賭けた今回の選挙戦。

 

萩原氏は再選を決意した理由として次のように述べています。

「市民から、かつてのしがらみ政治に戻してほしくない、政策の成果が出ているので継続してほしい、といった声が多く寄せられた。人口減少で将来消滅する恐れがあるとされる美作市で、生き残りをかけた地方創生をやり遂げるのが使命だと思い、決断した」。

 

主な公約をまとめると次のとおりです。

  • 日本体育大と連携した特別支援学校の誘致
  • 美作岡山道路を鳥取道と結ぶ事業
  • タクシーの半額補助地域を拡大
  • ごみ収集回数の増加
  • 市中心部の山林を都市公園として整備する事業の拡大

 

中央官僚や国会議員など多様な経歴や人脈を活かした行動力で定評のある萩原氏。

ところが生まれ育ちが美作ではないことやその手腕に対して、市民から疑問の声が上がっているようです。

1期4年間の実績が問われる今回の選挙戦において、萩原氏は再選を果たすことができるのでしょうか。

大沢 伸三(おおさわ しんぞう)

  • 名前:大沢 伸三(オオサワ シンゾウ)
  • 現年齢:68歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:農業、元市部長
  • 学歴:県立林野高等学校卒業
  • 職歴:箕面ゴルフクラブ、美作工具、勝英農協、旧美作町役場(現・美作市役所)、特産館みまさか(市第三セクター)元社長

対する新人の大沢伸三氏は、1949年5月18日に旧英田郡巨勢村(現・美作市巨勢)で生まれます。

県立林野高校在学中は生徒会長を経験しているそうです。

 

高校卒業後、箕面ゴルフクラブで調理員として勤務。

美作工具や勝英農協などで勤務した後、1973年に旧美作町役場(現・美作市役所)に入庁。

農林部長、田園観光部長などを歴任し、2010年3月に定年退職。

 

2010年5月から今年1月末までの7年以上にわたり、市の第三セクターである有限会社特産館みまさかの代表取締役社長として道の駅「彩菜茶屋」や大阪府箕面市のアンテナショップ「彩菜みまさか」の運営に携わります。

 

このように行政経験豊富な大沢氏は、今回の市長選への出馬を決意。

 

出馬に至った動機を次のように述べています。

「この4年間、市民生活とかけ離れたところへの莫大な税金投入が続いており、危機感を抱いていた。

市民主体のまちづくりに戻さなければと決意した」。

 

さらに大沢氏は、

学校誘致によるまちおこしが基本姿勢と感じるが、少子化が進む中、時代遅れの政策ではないか。

市の補助金交付が続けば、子育て支援や高齢者福祉など市民生活に密着した施策が財政的にできなくなる。

また幹部職員も市外から連れてきた人材が多く、責任ある市政運営ができるのかも疑問だ。

市民の声なき声を聴くといいながら、2千人が反対署名を提出したホー・チ・ミン像も作東文化芸術センターに設置された。

と、萩原市政を痛烈に批判しています。

 

>>そんな大沢氏が掲げるスローガンは、「市政を市民の手に」。

 

大沢氏が掲げる公約の柱は次の7本です。

  1. 技術立市
  2. 元気で長生き事業の取組み
  3. 子育て支援
  4. 農林業の振興策
  5. 宅地供給事業 (住宅、工場用地)
  6. 観光資源の育成
  7. 行財政改革

 

具体的な政策としては、学校へのエアコン整備やトイレの洋式化など、教育環境の整備を中心に市民生活に密着した施策に力を入れて取り組む姿勢を示しています。

 

美作で生まれ育ち、豊富な行政経験から合併前後の美作市を熟知する大沢氏。

故郷・美作への真摯な思いが有権者に届き、市長の座に就くことができるのでしょうか。

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