本記事では2019年7月7日投開票となる福岡県みやま市議会議員選挙(みやま市議選)の開票速報と開票結果についてご紹介しています。
2019年のみやま市議会選挙には定数16に対して17名の候補者が立候補しました。
ここではそんなみやま市議会議員選挙の立候補者名一覧や当選者・落選者・選挙情勢や当選予想について網羅していきますので、参考になさってください。
今回は2019年7月7日投開票のみやま市議会議員選挙についてご紹介していきます。
目次
みやま市議会議員選挙2019の開票結果速報と当選者の最新出口調査情報は?
みやま市議会議員選挙2019の開票速報及び開票結果は自治体による開票速報やNHKなどの出口調査情報が入り次第随時記事を更新していきます。
尚、開票は7月7日の即日開票で開始時間は午後9時15分からで、場所は瀬高中学校体育館にて行われます。
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当選 | 1,571 | 森 弘子 | 56 | 無所属 | 新 | 会社役員 |
当選 | 1,443 | 吉原 政宏 | 51 | 無所属 | 現 | 会社役員 |
当選 | 1,248 | 奥薗 由美子 | 51 | 公明 | 現 | 無職 |
当選 | 1,176 | 宮本 五市 | 74 | 無所属 | 現 | 農業 |
当選 | 1,161 | 上津原 博 | 57 | 無所属 | 現 | 市議会議員 |
当選 | 1,144 | 壇 康夫 | 61 | 無所属 | 現 | 無職 |
当選 | 1,120 | 牛嶋 利三 | 71 | 無所属 | 現 | 市議会議員 |
当選 | 1,116.54 | 古賀 義教 | 67 | 無所属 | 現 | 自営業 |
当選 | 1,092 | 末吉 達二郎 | 65 | 無所属 | 現 | 無職 |
当選 | 1,039 | 瀬口 健 | 71 | 無所属 | 現 | 市議会議員 |
当選 | 1,024 | 中尾 真智子 | 66 | 無所属 | 現 | 自営業 |
当選 | 996 | 河野 一仁 | 48 | 無所属 | 新 | 神職 |
当選 | 966.463 | 村上 義徳 | 57 | 無所属 | 新 | 無職 |
当選 | 945 | 前原 武美 | 68 | 無所属 | 現 | 無職 |
当選 | 931 | 中島 一博 | 67 | 無所属 | 現 | 会社役員 |
当選 | 857 | 荒巻 隆伸 | 58 | 無所属 | 現 | 市議会議員 |
726 | 坂口 孝文 | 67 | 無所属 | 現 | 市議会議員 |
みやま市議会議員選挙2019の立候補者から見る情勢
今回のみやま市議会議員選挙には、定数16に対して17人の立候補がありました。党派別・新旧別の内訳は以下の通りです。
党派 | 現職 | 新人 | 元職 | 計 |
公明党 | 1(1) | 0 | 0 | 1(1) |
無所属 | 13(1) | 3(1) | 0 | 16(2) |
計 | 14(2) | 3(1) | 0 | 17(3) |
( )内は女性候補者数
定数16に17人が立候補しました。内訳は現職14人、新人3人。党派別では公明1、無所属16。女性候補は無所属の3人。有権者数は32,199人。
今回は、定数が前回より1減の16人になり、立候補者は定数を1人上回る17人と、前回・前々回の選挙に比べ、少数激戦になりました。
前回(2015年)は、定数17に対し22人が立候補し、現職11人、新人6人が当選しま2した。 投票率は64.64% で、16位当選者の得票数は825票、17位は801票でした。
参考:2015年のみやま市議会議員選挙の開票結果
結果 | 得票数 | 氏名 | 党派 |
当 | 1380 | 末吉 達二郎 | 無所属 |
当 | 1353 | 吉原 政宏 | 無所属 |
当 | 1321 | 徳永 重遠 | 無所属 |
当 | 1262.8 | 上津原 博 | 無所属 |
当 | 1255 | 奥薗 由美子 | 公明 |
当 | 1251 | 瀬口 健 | 無所属 |
当 | 1220 | 野田 力 | 無所属 |
当 | 1060 | 前原 武美 | 無所属 |
当 | 1043 | 壇 康夫 | 無所属 |
当 | 1035 | 牛嶋 利三 | 無所属 |
当 | 1021 | 宮本 五市 | 無所属 |
当 | 1003 | 古賀 義教 | 無所属 |
当 | 984 | 中尾 真智子 | 無所属 |
当 | 890 | 荒巻 隆伸 | 無所属 |
当 | 867 | 川口 正宏 | 無所属 |
当 | 825.618 | 中島 一博 | 無所属 |
当 | 801 | 坂口 孝文 | 無所属 |
658 | 河野 一昭 | 無所属 | |
622 | 柿原 達也 | 無所属 | |
559 | 田中 信之 | 無所属 | |
508.381 | 佐田 和広 | 無所属 | |
143.203 | 西田 弘史 | 無所属 |
前々回(2011年)の選挙は立候補者は22人(定数19)で、現職17人、新人2人が当選しました。投票率は64.33%で、16位当選者の得票数は812票、17位は801票でした。
今回も前回・前々回並みの投票率と予想すれば、当選ライン(16位)は850~900票前後になるものと予想されます。さらに、上位・中位当選者の得票の分散次第では、16位・17位の当落をめぐって、最後まで予断を許さない争いになるでしょう。
福岡県みやま市の特徴や抱える課題
みやま市の特徴
みやま市は、福岡県の南部に位置し、北九州市の南約100km、福岡市の南約50km、久留米市の南約20kmに位置します。みやま市は、瀬高町・山川町・高田町の合併により市制を施行してから、2017年(平成29年)で10周年を迎えました。
面積105.21平方kmで県内で16番目の広さです。森林面積が20%と小さく、耕地が 40%で大きいことが特徴です。総人口は約36,000人余です。
市域の多くは筑紫平野(筑後平野)に含まれる平地となっています。一部が熊本県と接しており、東部には御牧山、清水山などの山々が連なり、西部には有明海の干拓によって開かれた広大な低地が広がり、全体として平坦な田園地帯となっています。
市の北東から南西へ向けて一級河川の矢部川が流れており、この矢部川を中心に、河川がもたらす肥沃な土壌と豊富な水に恵まれたこの地域は、自然豊かな 農業のまちとして発展してきました。
農業、漁業、食品加工業などが盛んで、国の重要無形民俗文化財・幸若舞や、国指定名勝・清水寺本坊庭 園などの文化財も多くあり、歴史文化が息づくまちでもあります。
基幹産業は農業で、瀬高町東部および南部から高田町にかけては主に米作、瀬高町北部ではハウス農業でなすやセロリの栽培が盛んに行われています。市の東部を南北に貫く九州自動車道の東側および旧山川町域の大部分は山地となっており、この地域ではみかんを中心とした柑橘類の生産が盛んである。南部の有明海に面する地域では海苔養殖を含めた漁業も行われています。
古くは矢部川を水上交通路として利用したり、街道が通るなど陸上交通の要衝であったために、瀬高町上庄下庄の両地区は古くより市街化し宿場町として栄え、現在も酒造が盛んです。
また、日照量に恵まれた地の利を生かし、再生可能エネルギーを活用し たまちづくりを推進しており、2007年(平成19年)には、自治体として初となる新電力会社を設立いたしました。この先駆的な取り組みにより、省エネルギー化 や地域経済の活性化が期待されています。
みやま市の課題
みやま市の人口は、合併当初の2007年(平成19年)には4万3千人を超えていましたが、毎年、平均470人ほど減少を続け、2018年(平成30年)は、3万8千人を割ってしまいました。
また、高齢化についも高齢化率が36.4パーセントと、2018年(平成30年)度では市民の2.7人に1人が高齢者となっています。
つまり、みやま市の当面の課題は、人口の転出による現象とそれに伴う地域経済の縮小への対応です。
人口の減少が地域経済の縮小を呼び、 地域経済の縮小が人口減少を加速させる悪循環が懸念されます。就職や転職を機に市外へ流出する人の多さが要因の一つとなっており、働く場所の確保が必要です。
また、市の高齢化率は年々高まり、15年後には4 割を超える見込みです。
社会保障費の増嵩や援助が必要な世帯の急増が見込まれます。
更に子どもを産む世代人口の少なさなどから、他市と比較して出生数が少なくなっています。地域の担い手となる若者の減少につなが り、少子高齢化の進行は大きな課題です。
こうした課題に対応するために、みやま市では、「まち・ひと・しごと創生」における課題を以下のようにまとめています。
①子育て支援の充実
子育て支援策の拡充や経済的負担の軽減は、ライフステージに応じた支援の重要な要素です。子どもを安心して産み、育てられる環境づくりが必要です。
その一つとして、「子育て世代包括支援センター」を設置し、母子包括支援専門員を配置し、妊娠・出産・子育てについての総合的相談支援や情報発信を行い、切れ目のない支援が望まれます。
保育事業では、多様な保護者のニーズに応えるために、延長保育、一時預かり保育などの特別保育事業や病児・病後児保育に取り組むほか、施設整備や保育士等の研修を支援するなど、保育環境の充実に努めていかなければなりません。
また、学校給食費の助成について、第3子以降となる児童生徒への半額補助を実施する方向です。
さらに、学校と地域が手を携えて、子供たちを育む「地域とともにある学校づくり」を目的とした、コミュニティ・スクールの推進。
そして、放課後児童健全育成事業では、対象児童の増加などに対応できるよう、その体制強化を図り、必要に応じて、クラブの施設整備事業など、施設の利用環境を整え、待機児童の解消などが望まれます。
②商業施設や 公共交通機関の充実
交通の利便性や買い物をする場所の確保など、生活利便性の向上が課題となっています。商店街の活性化については、「中心市街地活性化基本計画」の策定に向け、商工会と連携し、次世代のまちづくりを担うプレーヤーの育成や地元商店街の方々を交えたワークショップの実施が望まれます。
今後は都市基盤等の整備を進め、 生活の利便性をより向上させていくことが必要となります。このため、都市基盤については、広域道路網の計画的な整備や生活道路の整備だけでな く、JRや西鉄、コミュニティバスなど公共交通の利便性向上や、住宅環境の整備に向け て取り組む必要があります。
③医療・介護・福祉制度の 充実
医療・介護・福祉制度を充実・連携させ、住んでよかったと思われるまちづくりが必要です。
例えば、高齢者への支援においては、高齢者の皆様が、住み慣れた地域で自分らしい生活を続けられるよう、「第7期介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画」に基づき、介護予防・日常生活支援総合事業や在宅医療と介護の連携強化及び認知症対策事業等を包括的に推進し、自立支援や重度化防止に努めていく方向です。
④地域資源の活用と市のイメージ向上
みやま市の豊かな地域資源を活用し魅力を 高めていくこと、また魅力を発信 していくことで、転入者・交流人口の増加を図ることが期待されます。
まず、高度情報通信基盤の産業振興への活用や行政システムの整備とともに、本市の魅力の積極的なPRにも活用し、移住・定住の促進を図っていくことが求められます。
次に、企業誘致については、みやま柳川インターチェンジ、国道443号バイパス及び有明海沿岸道路などの、交通の利便性を活かした誘致活動が望まれます。インター周辺の工業団地の予定地についても、埋蔵文化財発掘調査を開始し、併せて工業団地の実施設計を行うなど、団地造成に向けた取り組みを進める必要があります。
また、新電力事業とバイオマス事業を市民の皆様との協働事業と位置付けて「資源循環型社会のまちづくり」の推進が望まれます。
今回の選挙でも、人口減少に悩む地方都市にありがちな将来像をどう描いて、市民に訴えていくかが問われるでしょう。例えば、第三セクターの地域電力会社「みやまスマートエネルギー」の経営の方向性や、市が約7,200万円をかけて用地の一部を取得しながら着工のめどすら立っていない民間企業の大型ホテル建設計画なども選挙戦の争点となりそうです。
新議員の皆さんには、ぜひ中・長期の視野に立って、市の発展に向けた政策を実現させて欲しいものです。
みやま市議会議員選挙(みやま市議会選挙)2019|選挙日程などの実施概要
最後にみやま市議会議員選挙2019の選挙日程などの実施概要についてご紹介します。
投票日
2019年7月7日(日)
投票時間
午前7時から午後8時まで
投票所
投票所入場券記載の投票所
期日前投票
- 期間は2019年7月1日から7月6日 午前8時30分から午後8時まで
期日前投票場所
- 市役所本庁 期日前投票所
- 山川支所 期日前投票所
- 高田支所 期日前投票所