県知事選挙

長野県知事選挙2018の開票結果速報|立候補者の公約と投票率、情勢予想は?

ここでは7月19日に告示、8月5日投開票の長野県、長野県知事選挙2018(長野県知事選)の開票速報及び開票結果についてまとめています。

最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。

 

今回の長野県知事選の立候補者はいずれも無所属で、3選目当選を目指す現職の阿部守一氏(57)=自民、立憲民主、国民民主、公明、社民推薦=と新人の元上田市議、金井忠一氏(68)=共産推薦=の2名です。

 

有権者数は7月18日時点で176万7677人(男85万7850人、女90万9827人)となっています。

現職VS新人の一騎打ち選挙を制したのはどの候補者だったのか、見ていきましょう。

目次

長野県知事選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率

長野県知事選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。

 

投票率43.28%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
635365阿部 守一57無所属(自民、立憲、国民、公明、社民推薦)長野県知事
110930金井 忠一68無所属(共産推薦)農業、元上田市議

 

開票は8月5日に即日開票となります。

投票終了時刻が午後8時までとなっているため、当確の出口調査情報はその直後で、全ての投開票が終わるのはおそらく午後11時~0時前後になると思われます。

 

以下は前回(2014年8月10日執行)の長野県知事選挙の開票結果となります。

投票率は有権者数1727409人に対して43.56%でした。

投票率43.56%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
626462阿部 守一53無所属長野県知事
106120野口 俊邦71無所属無職、信州大学名誉教授
11209根上 隆64無所属会社社長
  • [告示日]2014年7月24日
  • [投票日]2014年8月10日
  • [有権者数(人)]1727409
  • [投票率(%)]43.56

[執行理由]任期満了

[定数 / 候補者数] 1 / 3

長野県知事選挙2018|争点や情勢、当確予想は

ここでは長野県知事選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。

長野県知事選挙2018の争点

長野県知事選挙2018における主な争点として、現職の阿部県政の継続か刷新かが問われています。

各候補者の政策主張や公約は後述します。

長野県知事選挙2018の情勢や当確予想

選挙戦がスタートしてからの情勢で当確予想をすると、現職の阿部県知事の3選がほぼ確実との見方が強いです。

自民、立憲、国民、公明、社民の推薦を受けつつ、諸派も含め手厚い組織票を獲得する公算が大きい上で、2期8年の県政評価も悪くないのが現実のようです。

一方の金井氏は共産党からの推薦を受けつつも今ひとつ支持母体の弱さあり、且つ首長経験がないため苦しい選挙戦を強いられているのが現状です。

長野県知事選挙2018|立候補者の政策(公約)やプロフィール、経歴

8月5日に投開票が行われる長野県知事選挙。

任期満了に伴う選挙戦に立候補の名乗りを上げたのは、現職知事で3選を目指す阿部守一氏、新人の金井忠一氏の2名。

 

自民党、立憲民主党、国民民主党、公明党、社民党と幅広い政党の推薦を受けた現職・阿部氏VS日本共産党から推薦を受けた新人・金井氏という構図になっています。

猛暑の中、戦いを制するのはどちらの候補なのでしょうか?

 

それでは、立候補者である阿部氏、金井氏の経歴や公約をご紹介します。

阿部 守一(あべ しゅいち/現職知事)

  • 名前:阿部 守一(アベ シュイチ)
  • 現年齢:57歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属(自民党、立憲民主党、国民民主党、公明党、社会民主党推薦)
  • 肩書き:長野県知事
  • 学歴:東京都立西高等学校、東京大学法学部卒業
  • 職歴:自治省(現・総務省)官僚、横浜市副市長、内閣府行政刷新会議事務局次長、長野県知事(2期)

ホテルマンのような佇まいの現職知事の阿部守一氏は、1960年12月21日に東京都国立市で生まれます。

都立西高等学校を経て、東京大学法学部に進学。

 

卒業後、自治省(現・総務省)に入庁。

本庁勤務の他、山口県、岩手県、神奈川県、愛媛県、国土庁にも出向。

 

そんな中、1999年に難病のギラン・バレー症候群を発症します。

なかなか病名の特定に至らずたらい回しにされたことや、病気で寝たきりになるなどさまざまな経験をした阿部氏。

 

専門科による縦割り医療ではなく、後に長野県知事として全国初の取り組みを行う「トータル医療」の重要性を実感します。

2001年に長野県企画局長に就任。

 

当時の県知事田中康夫氏のもと、同年10月から2004年7月まで副知事を務めます。

その後、総務省へ戻り過疎対策室長に就任。

2007年3月に退職します。

 

当時横浜市長だった中田宏氏から要請を受け、2007年4月から横浜市副市長に就任。

2009年8月に中田氏が辞職したのに伴い、阿部氏も副市長を辞職します。

 

同年10月、内閣府行政刷新会議事務局長を務めていた加藤秀樹氏の要請を受け、事務局次長に就任。

民主党政権下で行われていた事業仕分けに携わります。

 

その後は、環境エネルギー政策研究所の特別研究員、構想日本の事業仕分け人、神奈川県立保健福祉大学講師などを歴任します。

そんな阿部氏は、2010年8月に行われた長野県知事選に民主党、社会民主党、国民新党からの推薦を受けて出馬。

 

引退を表明した当時の村井仁知事のもとで副知事を務めていた腰原愛正氏(自民党、公明党推薦)など、新人同士の三つ巴の戦いに。

阿部氏は腰原氏に僅か5,021票差にまで迫られる362,903票で辛くも逃げ切り、初当選を果たします。

 

2014年の選挙戦では、自民党、民主党、公明党、結いの党、次世代の党、社民党、日本維新の会県総支部などの推薦を受け、次点の候補に52万票以上の差をつける626,462票を得て再選。

 

そして3期目を賭けた今度の選挙戦。

 

>>阿部氏が掲げるスローガンは、「築こう、しあわせ信州」。

 

また、マニフェスト「あべ守一基本政策集2018〜創造的で持続可能な共生社会づくり〜」で挙げている「6つの重点分野」をご紹介します。

  • 重点1 「学び」:創造的な学びを推進し、多様な学びの場を整備します
  • 重点2 「働き」:誰もがいきいきと働き、活躍できる社会をつくります
  • 重点3 「生活」:医療や交通の充実、まち・むらづくりの支援など、生活の場を整備します
  • 重点4 「産業」:AI、IoT時代にふさわしい産業支援体制を構築します
  • 重点5 「技術」:先端技術を産業の活性化と暮らしの利便性向上に活かします
  • 重点6 「共生」:人を大切にし、誰一人取り残さない共生社会をつくります

金井 忠一(かない ちゅういち)

  • 名前:金井 忠一(カナイ チュウイチ)
  • 現年齢:68歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属(日本共産党推薦)
  • 肩書き:農業(元上田市議会議員)
  • 学歴:上田市立室賀小学校、上田市立川西中学校、県立上田東高等学校卒業
  • 職歴:上田市職員、上田市議会議員(5期)

愛嬌のある笑顔と恰幅の良さが特徴的な「ちゅうちゃん」こと金井忠一氏は、1950年7月14日に上田市下室賀で生まれます。

 

農業や養蚕業を営む家の長男の金井氏は、6歳で父親を交通事故で亡くしたため、小学生のときから家業の農作業などを手伝いながら学校へ通う生活を続けます。

 

苦学して上田東高校を卒業後、原水爆禁止世界大会に参加したことがきっかけで、日本共産党に入党します。

 

1970年に上田市役所に入庁。

学校給食センターを皮切りに、農政課、農業委員会事務局、収税課などに配属。

 

また、労働組合活動にも熱心に取り組み、上田市職員労働組合副委員長を3期務めます。

1995年1月、清掃事務所・クリーンセンター業務係長の役職を最後に25年務めた市役所を退職します。

 

そして金井氏は、同年4月に行われた上田市議選に出馬し、初当選。

以後も当選を重ね、5期19年にわたり日本共産党の市議として活動。

 

「みんなが一人ひとり輝ける社会を」をモットーに、特に生活に困窮している人など立場の弱い市民に寄り添う政治家として力を注ぎます。

 

さらに、PTA会長や自治会長を歴任するなど、地域活動にも尽力。

 

そんな金井氏は、2014年3月に行われた上田市長選に無所属で挑戦。

現職市長の母袋創一氏との現新一騎打ちの戦いで27,829票を得るも、現職の高い壁を崩せず涙を呑む結果に。

 

そして今年3月に行われた市長選に再度挑戦。

元市議の土屋陽一氏、元衆議院議員の寺島義幸氏との新人同士の三つ巴の戦いとなるも、土屋氏と寺島氏の事実上の一騎打ちとなり、今度も落選します。

 

2016年から「長野県生活と健康を守る会連合会」の会長として、県民の生活格差と貧困を解消する運動や生活相談などの活動を精力的に行っている金井氏。

 

阿部県政を、

「リニア建設事業の推進や県立武道館の建設など大型事業優先で、県民不在の翼賛態勢になっている」

と批判し、今度は県知事選への挑戦を決意します。

 

>>スローガンは、「県民によりそうあたたか県政を」。

 

「明日の長野県をみんなで開くイキイキプラン」と題する政策の柱は次の8本です。

  1. 教育予算を増やし、教育オール無償化へー全力で子育て支援!
  2. ますます健康、さらに長寿の県づくり!
  3. 希望を持って、働き続けることができる長野県!
  4. 公共事業は、身近なインフラ整備進めます!
  5. 災害に強い長野県!
  6. 自然再生エネルギー100%の長野県
  7. いつまでも平和な国を!
  8. 自治体の自律性と住民自治を基礎とした信頼できる県政運営
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