町長選挙

浪江町長選挙2018の開票結果速報|立候補者(吉沢/吉田)と情勢予想、当確まとめ

ここでは7月26日に告示、8月5日投開票の福島県、浪江町長選挙2018(浪江町長選)の開票速報及び開票結果についてまとめています。

最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。

 

今回の浪江町長選の立候補者はいずれも無所属で新人の畜産農家、吉沢正巳氏(64)と、元町議会議長、吉田数博氏(72)の2名名です。

 

有権者数は7月25日時点で1万5563人(男7535人、女8028人)です。

激しい一騎打ちの選挙戦を制したのはどちらの候補者だったのか、見ていきましょう。

目次

浪江町長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率

浪江町長選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。

 

投票率
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
5231吉沢 正巳64無所属農業
1282吉田 数博72無所属一般社団法人代表理事、元町議

 

開票は8月5日午後9時30分から開票されます。

大勢の判明はおそらく午後11時~0時前後になるのではないかと予想します。

 

以下は前回(2015年11月15日執行)の浪江町長選挙の開票結果となります。

投票率は有権者数15761人に対して56.05%でした。

投票率56.05%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
5786馬場 有66無所属浪江町長
1841渡辺 文星65無所属無職、元副町長
1109小黒 敬三59無所属会社員、元町議
  • [告示日]2015年11月5日
  • [投票日]2015年11月15日
  • [有権者数(人)]15761
  • [投票率(%)]56.05

[執行理由]任期満了

[定数 / 候補者数] 1 / 3

浪江町長選挙2018|争点や情勢、当確予想は

ここでは浪江町長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。

浪江町長選挙2018の争点

浪江町長選挙2018では町の復興や被災者の生活再建をどう進めるのかが争点となっています。

これに対しFNNの取材では町民は、

  • 「スーパーとか病院とか足りない部分もあると思うんで、もう少しあると便利なんじゃないかなと思います」
  • 「いろいろ、町のことをわかっている人になってもらえばいいなと思ってます」

などと話していたと言います。

各候補者の政策主張や公約は後述します。

浪江町長選挙2018の情勢や当確予想

選挙戦がスタートしてからの情勢で当確予想ですが、こちらはどちらの候補者が優勢であると言った情報は特にありません。

 

しかしキャリア的なことを考慮すると、元町議である吉田氏に軍配、年齢的なことを考えると吉沢氏に軍配となるかもしれません。

 

接戦となる可能性もあるので、投開票の結果が楽しみとなります。

浪江町長選挙2018|立候補者の政策(公約)やプロフィール、経歴

8月5日に投開票が行われる浪江町長選挙。

震災復興と原発事故対応に尽力した前町長の故馬場有氏の辞職に伴う今回の選挙戦。

 

立候補の名乗りを上げたのは、牧場経営の吉沢正巳氏、元浪江町議会議長の吉田数博氏の無所属新人2名。

一騎打ちの戦いを制し、新しい町政のかじ取り役を担うのはどちらの候補なのでしょうか?

 

それでは、立候補者である吉沢氏、吉田氏の経歴や公約をご紹介します。

吉沢 正巳(よしざわ まさみ)

  • 名前:吉沢 正巳(ヨシザワ マサミ)
  • 現年齢:64歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:畜産農家(一般社団法人希望の牧場・ふくしま代表理事)
  • 学歴:千葉県立佐倉高校、東京農業大学畜産学部卒業
  • 職歴:牧場経営

吉沢正巳氏は、1954年3月6日に千葉県四街道町(現・四街道市)で畜産業を営む家に生まれます。

千葉県立佐倉高校在学中、成田空港建設に反対する「三里塚闘争」に友人と参加していたそうです。

 

高校卒業後、東京農業大学畜産学部に進学。

大学時代は学生運動に没頭します。

 

吉沢氏が18歳のときに、父親が事業拡大のため浪江町に移住。

大学卒業後、父親が経営する牧場で働きます。

 

1980年に父親が不慮の事故で他界してからは牧場主に。

和牛の肥育・繁殖事業に取り組み、規模を拡大していきます。

 

そんなときに東日本大震災が発生。

東京電力福島第一原発事故の被害を受けます。

 

政府からの避難指示が出される中、牛を守るために浪江町に留まる選択をした吉沢氏。

経営する牧場を「希望の牧場」と改名し、国から殺処分命令が出ても被爆した牛を飼い続けます。

 

また、東電本社前で抗議活動を展開します。

吉沢氏のそうした姿勢や活動は国内外のメディアに取り上げられ、各地で講演活動を行うように。

 

そんな吉沢氏は、今回の町長選への出馬を決意。

出馬表明の記者会見の中で、その思いを次のように述べています。

「選挙を通じて、原発の時代を乗り越える希望の社会をつくっていきたい」

 

>>スローガンは、「希望の浪江をつくる」。

 

掲げる公約は次の3つ。

  • 東電慰謝料月50%増額!
  • 汚染水の海への”放出”絶対反対
  • ”浪江オリジナル”の燃料生産農業

吉田 数博(よしだ かずひろ)

  • 名前:吉田 数博(ヨシダ カズヒロ)
  • 現年齢:72歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:元浪江町議会議長
  • 学歴:県立小高工業高校(現・小高産業技術高校)卒業
  • 職歴:浪江町議会議員(6期)

吉田数博氏は、浪江町生まれの現在72歳。

福島第一原発事故で被災し、2017年3月で閉校した県立小高工業高校を卒業します。

 

1997年に行われた浪江町議選に出馬し、初当選。

以後も当選を重ね、町議を6期務めます。

 

2009年5月には議長に就任。

任期中の2011年3月に東日本大震災及び東京電力福島第一原発事故が発生します。

 

2012年7月に開かれた参議院予算委員会に議長の吉田氏は町民を代表する形で参考人出席。

「米国の放射線分布図などの情報が提供されていれば、不用な被曝を避けられたはず。

情報の公開をしなかったのは、明らかに『人災』そのものだ。」

と多くの町民を守れなかったことへの無念さ、そして政府への憤怒の念を露わにします。

 

2013年までの4年間と2015年5月からの2年間、通算で2期6年にわたり議長を務めた吉田氏。

 

胃がん闘病中であった馬場氏から後継を託され、

「20年来の同志の辞職は残念だが、復興の歩みを止めるわけにはいかない。馬場氏の意志を引き継ぐ」

と出馬を決意します。

 

吉田氏が掲げる政策「新たなスタートへの三本の大きな柱」と主な公約をご紹介します。

  1. 被災町民の生活再建
    ・賠償問題への対応・高齢者の生活支援
    ・町外で生活再建する町民への支援・絆の維持
  2. ふるさと浪江の再生・復興
    ・基幹産業である農林水産業の再生・復興
    ・福島イノベーション・コースト構想の早期実現
  3. 被災の経験を次世代に引継ぎこれからの日本に生かしていく
    ・被災の経験を記録し・保存・発信
    ・復興祈念公園の整備充実を図る
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