市長選挙

南丹市長選挙2018の開票結果速報|情勢予想は立候補者野中が当確か

ここでは4月1日に告示、4月8日投開票の京都府南丹市長選挙2018の開票速報及び開票結果についてまとめています。

最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。

 

今回の南丹市長選の立候補者はいずれも無所属で、元社会福祉法人常務理事の西村良平氏(64)、「みんなの南丹市政の会」代表委員の小林毅(つよき)氏(64)、元市議の野中一秀氏(51)の3名です。

 

有権者数は3月31日時点で27,712人となっています。

激しい三つ巴の選挙戦を制したのはどの候補者だったのか、見ていきましょう。

目次

南丹市長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率

南丹市長選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。

 

開票は4月8日に即日開票されます。

時間などは今のところ未発表となっていますが、投票終了時間が午後8時までとなっている為、おそらくは午後9時過ぎ頃から投開票が行われ、午後10時以降に速報第1報が発表されるものと思われます。

 

投票率60.62%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
7088西村 良平64無所属農業
2223小林 毅64無所属政党役員
6820野中 一秀51無所属会社員、元市議

 

また、以下は前回(2014年4月6日執行)の南丹市長選挙の開票結果となります。

投票率は有権者数27,655人に対して62.36%でした。

投票率
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
8523佐々木 稔納59無所属南丹市長
6603西村 良平60無所属社会福祉法人常務理事、市職員
1804井尻 勇助72無所属団体役員

南丹市長選挙2018|争点や情勢、当確予想

ここでは南丹市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。

南丹市長選挙2018の主な争点

「人口減対策や産業振興策などが争点」とされている今回の南丹市長選挙。

新人3名で争われる選挙戦において、候補者3氏のこれまでの選挙活動は結果にどのように反映されるのでしょうか。

南丹市長選挙2018の情勢や当確予想

今のところどの候補者が優勢優位に立っているといった明確な情報はありません。

しかし、情勢予想としては実の叔父が野中広務氏という知名度の大きい野中一秀氏が一歩リードしているとも言われています。

確かに知名度があればあるほど優位に立てるのが選挙戦ですから。

また、今回の選挙戦は、野中氏と西村氏の一騎打ちになる公算が大きいとも言われています。

南丹市長選挙2018|立候補者のプロフィールや経歴、公約など

4月1日告示、8日が投開票の南丹市長選挙。

2006年から3期12年にわたり市長を務めている現職・佐々木稔納氏の不出馬を受けて立候補の名乗りを上げているのは、出馬表明順に野中一秀氏、西村良平氏、小林毅氏の新人3人。

 

市長選の新人対決は実に12年ぶりとなります。

それでは、立候補者である野中氏、西村氏、小林氏の経歴や公約などについてご紹介してまいります。

野中 一秀(のなか かずひで)

  • 名前:野中 一秀(ノナカ カズヒデ)
  • 現年齢:51歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:会社員(元南丹市議会議員)
  • 学歴:立命館大学卒業
  • 職歴:園部町議会議員、南丹市議会議員(1期)

野中一秀氏は1967年1月31日に旧園部町で生まれます。

 

内閣官房長官や自民党幹事長などの役職を歴任した野中広務氏、旧園部町長を長く務めた野中一二三氏をおじに持ちます

 

このように著名な政治家を身内に持ち、幼い頃から身近に接してきた野中氏は、立命館大学を経て、園部町議会議員を務めます。

 

しかし町議在職中の2003年11月に行われた衆議院議員選挙の公示前に街宣車のウグイス嬢に報酬を支払ったとして、公職選挙法違反(買収)で逮捕、起訴されてしまいます。

 

野中氏自身の選挙ではないながらも、罰金50万円と公民権停止5年の略式命令が下されたため、政治活動から離れざるを得なくなってしまいました。

 

 

その後、地元で旅行業を営むほか、NPOアジア交流センターの理事長などとして活動します。

2006年に園部町・八木町・日吉町・美山町が合併し、新たに南丹市が誕生。

 

野中氏は、2014年2月に行われた南丹市議会議員選挙に出馬し、初当選を飾ります。

 

 

そして、野中広務氏の秘書を務めた経歴を持つ現職市長の佐々木氏の不出馬を受けて、市議再選の道は選ばず市長選への挑戦を決意。

 

出馬表明の記者会見の中で、出馬に賭ける思いを次のように述べています。

「市民は地域の活力がないと感じている。財政健全化だけでなく、地域経済を発展させる前向きな政策を展開していきたい」

 

また、その席で次のような公約を述べています。

  • 企業の研究開発の拠点づくり
  • 丹波地域の拠点づくり
  • 観光のブランド化
  • 丹波地域の食材を生かし、生産から販売を総合的に行える6次産業化と国内販路の開拓
  • 福祉施策の充実
  • 多世代の共助によるコミュニティの再生
  • 認定こども園の設置

 

財政再建のためには税収アップにつながる施策が重要であるという考えのようです。

地元で強い政治的影響力を持つ家系の野中氏はこの選挙戦を制し、新しい市長の座に就くことができるのでしょうか。

西村 良平(にしむら りょうへい)

  • 名前:西村 良平(ニシムラ リョウヘイ)
  • 現年齢:64歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:社会福祉法人事務局長(元南丹市市民部長)
  • 学歴:京都大学農学部、教育学部卒業
  • 職歴:八木町(合併後:南丹市)職員、社会福祉法人長生園

西村良平氏は、1953年に旧八木町船枝で生まれます。

 

1976年に京都大学農学部を卒業、さらに1978年には教育学部を卒業します。

その後、八木町役場に入庁し、まちづくり推進課長などを歴任。

 

2006年の合併により南丹市が誕生した後は市民部長などを歴任し、退職します。

2011年から社会福祉法人長生園の常務理事に就任。その後、事務局長に就任します。

 

 

そんな西村氏は、前回、2014年に行われた市長選に出馬。

現職で3選をめざす佐々木氏と、日本共産党の推薦を受けた井尻勇助氏との三つ巴の戦いとなるも、現職の高い壁に阻まれ涙を呑みます。

 

そして、落選後は市内を歩いて回っていたという西村氏。

今回の選挙戦にも出馬を決意します。

 

出馬表明の記者会見の中でその意気込みを次のように語っています。

「激しい人口減少で空き家が増えるなど、元気がなくなっているのが実態。将来に希望が持てる街づくりをしたい」

 

また、後援会報などに記載されている公約の一部を以下にまとめてみました。

  • 企業立地の推進
  • 宅地開発の誘導
  • 南丹ブランドの確立などによる農業振興
  • 4町(八木、園部、日吉、美山)地域ごとの特色あるまちづくり
  • 市民の声が行政に届き、市民目線で働く行政
  • 行財政改革の推進及び国や京都府の補助制度を活用した財源確保

 

 

現在も、市社会福祉協議会理事、福祉シルバー人材センター評議員、八木町観光協会副会長など多くの公的な役職を持っているようです。

 

市の行政に長けた西村氏は前回の選挙戦のリベンジを果たし、新しい市長の座に就くことができるのでしょうか。

小林 毅(こばやし つよき)

  • 名前:小林毅(コバヤシ ツヨキ)
  • 現年齢:64歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:「みんなの南丹市政の会」代表委員(元園部町議会議員)
  • 学歴:府立須知高等学校卒業、立命館大学中退
  • 職歴:京都府職員、民青同盟口丹地区委員長、園部町議会議員(4期)、日本共産党口丹地区委員長

名前の「毅」は「つよき」と読む小林毅氏は、1954年3月3日に旧園部町で大工を営む兼業農家の三男として生まれます。

府立須知高校を卒業後、京都府に入庁。

 

1978年には日本民主青年同盟口丹地区委員長に就任し、専従職員として勤務します。

そして、1983年に行われた園部町議会議員選挙に29歳という若さで出馬し、初当選を飾ります。

 

以後も再選を重ね、4期16年にわたり園部町議を務めます。

2007年からは日本共産党口丹地区委員長に就任。

 

その後、2010年に行われた南丹市長選挙に日本共産党の推薦を受けて出馬。

現職市長の佐々木氏、保守系の新人候補杣田勇市氏との三つ巴の戦いとなりますが、現職の高い壁に阻まれて涙を呑みます。

それから8年後となる今回の市長選に、小林氏は日本共産党の推薦を受けて再度出馬を決意します。

 

 

出馬表明の記者会見の中で、出馬に賭ける思いを次のように述べています。

「旧4町の合併以降、人口が減少し、まちの活力が失われている。市政を切り替える必要がある」

 

 

>>スローガンは、「安心して暮らせる南丹市へ」。

 

公約の柱は次の3本です。

  • 子育てするなら南丹市へ行こう
  • 循環型経済をつくる
  • 住みよい町づくり

 

 

具体的政策のうち主なものを抜粋します。

  • 認可保育所の新設・充実
  • 中小・零細企業進行条例の制定で市内事業所を応援
  • 4町の特色を生かす町づくり(支所の機能と予算・権限の拡充)
  • 地域密着型の公共事業の推進

 

リーフレットに森友問題や憲法9条反対など国政についての内容も記載されているので、小林氏の出馬は党活動の一環のような印象を受けています。

 

三つ巴の戦いの中で、革新系の小林氏はどれだけ支持を得られるのでしょうか。

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