ここでは4月8日に告示、4月15日投開票の東京都、練馬区長選挙2018の開票速報及び開票結果についてまと
最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。
今回の練馬区長選の立候補者はいずれも無所属で、元都議の松村友昭氏(73)=共産推薦=、再選を目指す現職市長の前川燿男氏(72)=自民、公明、民進推薦=、元中学高校教諭の大木武夫氏(66)、フリーライターの田中将介氏(25)の4名です。
有権者数は4月7日時点で607,244人となっています。
4月の春の選挙戦。東京での激しい区長選を制したのはどの候補者だったのか、見ていきましょう。
目次
練馬区長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率
練馬区長選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。
開票は4月15日午後8時40分から、光が丘体育館で開票され、大勢判明は午後11時ごろを見込んでいます。
投票率 | 31.38% | ||||||
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
46514 | 松村 友昭 | 73 | 男 | 無所属 | 新 | 練馬革新懇世話人 | |
当 | 101887 | 前川 燿男 | 72 | 男 | 無所属 | 現 | 練馬区長 |
9578 | 大木 武夫 | 66 | 男 | 無所属 | 新 | 大学非常勤講師 | |
19782 | 田中 将介 | 25 | 男 | 無所属 | 新 | フリーライター |
以下は前回(2014年4月13日執行)の練馬長選挙の開票結果となります。
投票率は有権者数567886人に対して31.68%でした。
投票率 | 31.68% | |||||
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 |
当 | 77651 | 前川 あきお | 68 | 男 | 無所属 | 新 |
41047 | 白石 けい子 | 59 | 女 | 無所属 | 新 | |
28372 | 池尻 成二 | 58 | 男 | 無所属 | 新 | |
27452 | 菊池 ひろし | 71 | 男 | 無所属 | 新 |
- [告示日]2014年4月13日
- [投票日]2014年4月20日
- [有権者数(人)]567886
- [投票率(%)]31.68
[執行理由]死去
[定数 / 候補者数] 1 / 4
練馬区長選挙2018|争点や町の人の声や情勢予想は
ここでは練馬区長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。
練馬区長選挙2018の主な争点は何か
練馬区長選挙の争点は次のように報道されています。
- 現区政への評価・是非
- 子育て支援対策
- 医療・福祉施策
- 交通基盤整備のあり方
これらの争点に対する各候補者の政策主張や公約、選挙PRは下記に記載致します。
練馬区長選挙2018の情勢や当確予想
練馬区長選挙2018における情勢や当確予想ですが、自民公明などの推薦支持を受けている現職区長の前川氏の支持基盤が固いとの見方が強いです。
事実前川氏以外の候補者は松村氏を除くと政治経験が豊富とは言い難く、前川氏を追うのが松村氏とみられます。
練馬区長選挙2018|立候補者のプロフィールや経歴、公約
4月15日執行の練馬区長選挙。
立候補の名乗りを上げているのは、再選を目指す現職市長の前川燿男氏のほか、松村友昭氏、大木武夫氏、田中将介氏の4名。
現職に対し3人の新人が臨むという構図となっています。
それでは、立候補者である前川氏、松村氏、大木氏、田中氏のプロフィールや公約をご紹介します。
前川 燿男(まえかわ あきお/現職区長)
- 名前:前川 燿男(マエカワ アキオ)
- 現年齢:72歳
- 性別:男
- 党派:無所属(自民党、公明党、民進党推薦)
- 肩書き:練馬区長
- 学歴:鹿児島県立甲南高等学校、東京大学法学部卒業
- 職歴:東京都庁、東京ガス株式会社、政策研究大学院大学(客員教授)、練馬区長(1期)
現職区長の前川燿男氏は、1945年11月12日に鹿児島県で生まれます。
東京大学法学部卒業後、東京都庁へ入庁。
総合計画総括課長、臨海副都心開発部長を経て、福祉局長、知事本局長を歴任し、2005年に定年退職します。
同年から東京ガスの執行役員・エネルギーソリューション本部コーディネーターに就任。
2009年からは政策研究大学院大学の客員教授に就任します。
2014年2月に練馬区長を3期務めた志村豊志郎氏が急逝。
練馬区に30年以上在住する前川氏は、急きょ行われた区長選挙に自民党、公明党の推薦を得て出馬。
新人4名が立候補する中、77,651票を得て初当選を果たします。
そして、今回の選挙戦。
前川氏は、次のように述べて出馬を表明します。
「改革はまだ途上。ここに練馬区ありと胸を張れる自治体を目指したい」
>>スローガンは、「区民とともにさらに前へ」。
公約として次の「6つの約束」を掲げています。
- 子どもたちの笑顔輝くまちをつくる
- 高齢者が住みなれた地域で暮らせるまちをつくる
- 安心を支える福祉と医療のまちをつくる
- 安全・快適、みどりあふれるまちをつくる
- いきいきと心豊かに暮らせるまちをつくる
- 区民とともに区政を進める
1期4年にわたり手掛けてきた区政への評価が問われる選挙戦。
政権与党の推薦を受けた前川氏は区長の座を堅守することができるのでしょうか。
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松村 友昭(まつむら ともあき)
- 名前:松村 友昭(マツムラ トモアキ)
- 現年齢:73歳
- 性別:男
- 党派:無所属(日本共産党、新社会党練馬総支部推薦)
- 肩書き:元東京都議会議員
- 学歴:区立開進第四小学校、区立開進第三中学校、都立井草高等学校、獨協大学外国語学部卒業
- 職歴:大泉書房(自営)、練馬区議会議員(4期)、東京都議会議員(5期)
松村友昭氏は、1944年7月21日に練馬区東大泉で生まれます。
都立井草高校を経て、獨協大学外国語学部を卒業。
書店経営を経て、1975年に行われた練馬区議会議員選挙に出馬し、初当選を飾ります。
以後、4期にわたって区議を務めます。
1989年には東京都議会議員選挙に挑戦するも、涙を呑みます。
1993年の都議選で初当選。
以後、4期連続で当選しますが、5期目を賭けた2009年の選挙戦では29,575票獲得するも再び落選してしまいます。
そして2013年の都議選でリベンジを果たした松村氏は、改選となる2017年の選挙には出馬せず都議を5期で引退。
現在は、練馬革新懇の世話人をしているということです。
そんな松村氏は、今回の練馬区長選への出馬を決意。
出馬表明の記者会見の中で、区政に賭ける思いを次のように述べています。
「憲法に基づく平和と民主主義を全面的に生かす。今の区政はトップダウン方式で、区民の声を形式的に聞いているだけ。区民が主役で、区民とともに歩む区政を具体化したい」
>>スローガンは、「区民に寄り添い 悪政に立ち向かう」。
政策の柱は次の4本です。
- 日本国憲法の平和と民主主義、地方自治の理念を全面的に生かした区政をすすめます。
- 人生を豊かにすごせる練馬の実現のために、医療・福祉の充実をはかります。
- 安心して子育てできる環境づくりと青少年の豊かな教育をすすめます。
- 区民の声にもとづき、災害につよい、安心して住みつづけられるまちづくりをすすめます。
推薦を受けている日本共産党、新社会党だけでなく、立憲民主党の衆議院議員手塚仁雄氏も松村氏の応援弁士をしているそうです。
党派を超えて支援を拡げる松村氏が新市長の座に就くのでしょうか。
大木 武夫(おおき たけお)
- 名前:大木 武夫(オオキ タケオ)
- 現年齢:66歳
- 性別:男
- 党派:無所属
- 肩書き:元私立学校教諭(大学非常勤講師)
- 学歴:区立田柄小学校、区立田柄中学校、私立城北高等学校、東京理科大学理学部卒業、東京理科大学理学専攻科修了、埼玉大学大学院理工学研究科博士後期課程修了
- 職歴:日本原子力研究所、宇都宮海星女子学院、城北学園、東京都市大学、日本工業大学
蝶ネクタイ姿が印書的な大木武夫氏は、1951年10月25日に練馬区で生まれます。
私立城北高校を経て、東京理科大学理学部に進学。物理学を専攻します。
卒業後、日本原子力研究所への勤務を経て、宇都宮海星女子学院へ教諭として勤務。
東京理科大学理学専攻科を修了後、母校の城北学園の教諭となります。
勉強熱心な大木氏は、この間に埼玉大学大学院理工学研究科の博士後期課程で物質科学を専攻。
修了後、学術博士号を取得し、教職と並行して東京大学物性研究所の嘱託研究員なども務めたそうです。
39年間務めた城北学園を退職後の現在、東京都市大学や日本工業大学で物理学の非常勤講師として勤務しています。
そんな大木氏は、次のような思いから区長選への出馬を決意。
「人間教育は将来、国の宝になる。幼児から高校まで一貫性のある教育で、子どもたちが伸び伸び暮らせるようにしたい」
法定ビラにおいて次の6つの公約を掲げています。
- 教育の機会均等を実現!
- 図書館等公共施設を充実!
- 放射35号線計画を見直し!
- 駅周辺環境を改善!
- 電柱地中化を推進!
Twitterで質問箱のやり取りをするなど、ユニークな選挙戦を行っている大木氏。
教育に力を入れて取り組む考えの大木氏が新たな区長の座に就くのでしょうか。
田中 将介(たなか まさゆき)
- 名前:田中 将介(タナカ マサユキ)
- 現年齢:25歳
- 性別:男
- 党派:無所属
- 肩書き:フリーライター
- 学歴:区立光和小学校、國學院久我山中学・高等学校、立教大学現代心理学部卒業
- 職歴:フリーライター
田中将介(まさゆき)氏は、1992年に練馬区で生まれます。
國學院久我山中学・高校を経て、立教大学現代心理学部に進学。
大学在学中は、イギリスの語学学校に留学した後、カンボジアでボランティア活動を行います。
一時休学して国際NGOのインターンとしてカンボジアに駐在。
その後、一人旅で20か国以上を回った田中氏は取材活動をスタート。
カンボジアへの取材を重ねる中で、人権や貧困問題に関心を持つようになります。
さらに2014年に行われた沖縄県知事選挙へ取材に行ったことがきっかけとなり、政治に興味を持つようになったそうです。
2017年に大学卒業後は、フリーライターとして活動。
田中氏が管理するインタビューサイトでは、ジャーナリストの池上彰氏や元首相の鳩山由紀夫氏など著名人へのインタビュー記事が掲載されています。
そんな田中氏は、区長選挙への挑戦を決意。
出馬表明の記者会見の中で、その意気込みを次のように述べています。
「政治は人々の生活と地続きになっている。『若い区長になり、新しい風が吹き込んできた』と思ってもらいたい」
>>スローガンは、”「好き」が結集した彩りのある練馬に”。
政策の大きな柱は次の3本です。
- 挑戦に前向きな街づくり
- 人や動物に優しい街づくり
- 安心して暮らせる街づくり
具体的政策のうち主なものを抜粋します。
- 公立夜間中学校の設置など、学びへのアクセスを多様化し社会人教育を推進
- 区長の交際費を含めた財政を公開し、透明化を実現
- 2歳以下の子供がいる家庭は公共料金or家賃の割引
- 渋谷区に続くLGBT認証パートナーシップの導入
- 動物の殺処分ゼロ、繁殖業者の免許制導入や虐待への刑罰強化
ポスターの斬新なデザインが若さを感じさせる田中氏。
25歳と若い田中氏が市政刷新を求める有権者の支持を集め、新たな区長の座に就くのでしょうか。