県知事選挙

新潟県知事選挙2018の開票結果速報|立候補者と情勢予想は花角VS池田の一騎打ち

ここでは5月24日に告示、6月10日投開票の新潟県、新潟県知事選挙2018(新潟県知事選)の開票速報及び開票結果についてまとめています。

最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。

 

今回の新潟県知事選の立候補者はいずれも無所属で、元同県五泉市議の安中聡氏(40)と、自民・公明両党が支持予定の前海上保安庁次長、花角英世氏(60)、立憲民主・国民民主・共産・自由・社民の野党5党や衆院会派「無所属の会」が推薦する元県議、池田千賀子氏(57)の3名です。

 

有権者数は5月23日時点で193万5231人(男93万1469人、女100万3726人)となっています。

三つ巴がの選挙戦を制したのはどの候補者だったのか、見ていきましょう。

目次

新潟県知事選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率

新潟県知事選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。

 

投票率58.25%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
45628安中 聡40無所属無職、元五泉市議
546670花角 英世60無所属無職、元海上保安庁次長
509568池田 千賀子57無所属(立憲、国民、共産、自由、社民推薦)無職、元新潟県議

 

開票は6月10日午後20時から県内37カ所で開票されます。

大勢の判明は当確が判明すれば20時ごろで、すべての票が確定となるのは午後11時~12時前後になるのではないかと予想します。

 

【追記】

NHKが行った出口調査では、自民・公明両党が支持する花角英世氏と野党5党が推薦する池田千賀子氏の2人が激しく競り合っているとのこと。

(投票した人の支持政党は自民党が37%、立憲民主党が13%で、無党派層は35%)

与野党対決となる今回の選挙戦ですが、大勢判明は深夜になるとの見通しです。

【追記ここまで】

 

以下は前回(2016年10月16日執行)の新潟県知事選挙の開票結果となります。

投票率は有権者数1944050人に対して53.05%でした。

投票率53.05%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
528455米山 隆一49無所属(共産、社民、生活推薦)医師
465044森 民夫67無所属(自民、公明推薦)無職、元長岡市長
11086後藤 浩昌55無所属海事代理士
8704三村 誉一70無所属無職、元団体職員
  • [告示日]2016年9月29日
  • [投票日]2016年10月16日
  • [有権者数(人)]1944050
  • [投票率(%)]53.05

[執行理由]任期満了

[定数 / 候補者数] 1 / 4

新潟県知事選挙2018|争点や情勢、当確予想は

ここでは新潟県知事選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。

新潟県知事選挙2018の争点

新潟県知事選挙2018における主な争点は、柏崎市と刈羽村にまたがる東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題です。

再稼働の推進を促すのは自民・公明で、これを支持しているのが花角氏、反対を唱えるのが野党統一候補の池田氏となります。

 

東日本大震災以降は原発の存在が至るところで問題視されているため、選挙戦においても自身が当選するためにはこの問題に対して慎重な発言や公約、政策主張が求められています。

そのためあくまでも自民公明からの「支持」という立場で立候補しているのが花角氏は、政党色を和らげる戦略を取っているようです。

 

各候補者の政策主張や公約は後述します。

新潟県知事選挙2018の情勢や当確予想

選挙戦がスタートしてからの情勢で当確予想をすると、池田氏が優位・優勢との情報が出ていますが、選挙戦序盤に実施された民間の世論調査によると両氏ともに横一線状態でした。

 

また、原発再稼働に対する県民の関心具合が高いことから県民の約7割がこれに反対しています。

辞職した前県知事米山氏は2016年の知事選にて、原発再稼働に反対し6万以上の得票差で選挙戦を圧勝しました。

 

このことからやはり今回も原発再稼働に反対する池田氏が有利と見る人も多いかもしれません。

小泉純一郎元首相からも激励されている池田氏。

 

果たしてその結果はどのようになるのでしょうか。

新潟県知事選挙2018|立候補者の政策(公約)やプロフィール、経歴

米山隆一前知事の突然の辞職に伴う新潟県知事選挙。

立候補の名乗りを上げているのは届け出順に、安中聡氏、自民党と公明党が支持する花角英世氏、立憲民主、国民民主、共産、自由、社民の野党5党などが推薦する池田千賀子氏の新人3名。

 

熾烈な三つ巴の戦いを制し、新しい新潟県政のリーダーとなるのはどの候補なのでしょうか?

それでは立候補者である安中氏、花角氏、池田氏の経歴や政策などをご紹介します。

安中 聡(あんなか さとし)

  • 名前:安中 聡(アンナカ サトシ)
  • 現年齢:40歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:無職(元五泉市議会議員)
  • 学歴:村松町立(現・五泉市立)大蒲原小学校、村松町立(現・五泉市立)山王中学校、県立加茂農林高校農業科、立正大学文学部史学科夜間主コース卒業
  • 職歴:花輪ともふみ東京都議事務所事務員、㈱ジョブ・ネット派遣社員、五泉市議会議員(2期)

安中聡氏は、1977年12月6日に村松町(現・五泉市)で生まれます。

県立加茂農林高校農業科を経て、立正大学文学部史学科夜間主コースを卒業。

 

2003年に、当時民主党の小野裕次郎世田谷区議の選挙事務所で運動員として活動した安中氏。

ところが選挙管理委員会に運動員として届出せず報酬を得たとして、小野氏とともに逮捕されます。

 

無罪を主張し最高裁まで上告するも棄却され、罰金刑が確定。

取調時に怒鳴られたり机を蹴られるなどしたため、「人権を尊重する国にしたい」と政治家を志すようになります。

 

2004年からは当時民主党の東京都議であった花輪智文氏の事務所に勤務。

その後、人材派遣会社ジョブ・ネットの派遣社員に。

 

そんな安中氏は、2010年の参院選(新潟選挙区)に無所属で出馬。32歳と若い安中氏は一人で県内を自転車で回る戦術を行うも、6名の立候補者中5位の24,300票で落選します。

 

翌年の2011年には地元の五泉市議選に無所属で出馬し、初当選を飾ります。

2015年の市議選では、立候補者中トップの2,093.420票を得て再選を果たします。

 

そして今年1月に行われた市長選に出馬。

現職市長で3選を狙う伊藤勝美氏に挑むも、伊藤氏に7,400票以上の差をつけられる7,632票で涙を呑みます。

 

安中氏は今度は県知事選への挑戦を決意。

その動機を次のようにブログに綴っています。

私は、私を支援してくれたり、

何処にも相談することが出来ず、私に頼るしかなく相談をしてくれた人達のために、

新潟県において人権が守られ、日々の生活において人間として当たり前に生活することが叶うようにするため、立ち上がりました。

 

>>スローガンは、「若さ、行動力!未来へのバトン」。

 

政策の柱は次の4本。

  1. 利権構造からの脱却
  2. 子どもたちに未来へのバトンを
  3. 世界から必要とされる新潟県へ
  4. 原発への反対、原発の廃止

 

ちなみにこの知事選では、県内を街宣車で回って支持を訴えているようです。

花角 英世(はなずみ ひでよ)

  • 名前:花角 英世(ハナズミ ヒデヨ)
  • 現年齢:60歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属(自民党、公明党支持)
  • 肩書き:無職(前海上保安庁次長)
  • 学歴:県立新潟高校、東京大学法学部卒業
  • 職歴:運輸省(現・国土交通省)官僚

花角英世氏は、1958年5月22日に佐渡市で生まれます。

10歳から新潟市で育った花角氏は、新潟高校を経て、東京大学法学部に進学。

 

卒業後、運輸省(現・国土交通省)に入省します。

総合政策局観光政策課長、観光庁総務課長を経て、2013年4月から2年半にわたって故郷・新潟県に出向し副知事に就任。

 

2015年9月から海上保安庁次長に就任していました。

米山前知事の辞職を受け、花角氏は、

「県民の信頼を失いかねない異常事態。一刻も早く県政への信頼を取り戻し、安定させないといけない」

「県民最優先の県政、県民に信頼される県政をめざす」

と、故郷・新潟県知事選への出馬を決意。

なお、選挙に備え、5月に国交省を退職します。

 

>>スローガンは、「県民信頼度ナンバーワンの県政。」

 

「住んでよし、訪れてよし!の新潟県を目指して。~はなずみ英世5つの全力~」と題する政策の柱は次の5本です。

  • 原発は3つの検証をしっかり進め、将来的には脱原発社会に全力
  • 自助・共助・公助の連携と絆を深めることで地域力を強化し、防犯・防災などの安全・安心に全力
  • 新潟ブランドの発掘・育成・セールスに全力
  • 活力ある新潟の実現に全力
  • 若者、子育て世代、お年寄りなど全ての世代が生き生きと暮らせる社会の実現に全力

 

原発問題においては米山前知事の路線継承の方針を打ち出しています。

出馬表明の記者会見の中で、国政の与野党の対立構図を持ち込まれることについて遺憾の意を示した花角氏。

 

自民党、公明党の支持を受けていますが、県民党としての選挙戦を展開しています。

池田 千賀子(いけだ ちかこ)

  • 名前:池田 千賀子
  • 現年齢:57歳
  • 性別:女
  • 党派:無所属(立憲民主党、国民民主党、日本共産党、自由党、社民党推薦)
  • 肩書き:無職(元新潟県議会議員)
  • 学歴:柏崎市立第三中学校、県立柏崎常盤高校、歯友会歯科技術専門学校(現・明倫短期大学)、早稲田大学人間科学部人間環境科学科(通信制)卒業
  • 職歴:柏崎市役所職員、柏崎市議会議員(3期)、新潟県議会議員(1期)

池田千賀子氏は、1961年1月24日に柏崎市で生まれます。

県立柏崎常磐高校を経て、歯友会歯科技術専門学校(現・明倫短期大学)に進学。

 

卒業後、柏崎市役所初の歯科衛生士として入庁。地域歯科保健活動に取り組みます。

また、結婚、2人の子どもの出産を経験し、子育てと仕事を両立させます。

 

そして2002年12月に市役所を退職し、翌年に行われた柏崎市議会議員選挙に42歳で出馬。立候補者中3位となる2,686票を得て初当選を飾ります。

 

2006年に早稲田大学人間科学部人間環境科学科(通信制)に入学。2010年に卒業しています。

2007年の選挙戦では、立候補者中2位の2,747票で再選。

 

3期目を賭けた2011年の選挙戦では、2,747票を得てついにトップ当選を果たします。

2015年には鞍替えし、新潟県議会議員選挙に無所属で出馬。

 

柏崎市刈羽郡選挙区でトップの16,749票を得て、見事初当選を飾ります。

県議会では民進党、社民党系の会派「未来にいがた」に所属していました。

 

そんな池田氏は、衆議員議員の菊田真紀子氏をはじめ複数の人からの要請を受け、今回の県知事選への出馬を決意。

 

出馬表明の記者会見の中で、その出馬に至った動機を次のように述べています。

「柏崎刈羽原発の検証は丁寧にしなければいけないということで県独自の検証が始まった。

政府の(安全性が確認された原発は再稼働させるという)原子力政策に流されず、県民の意に沿うためには選挙が必要と思った。」

 

立憲民主党、国民民主党、日本共産党、自由党、社民党の国政野党の他、菊田真紀子氏が所属する衆議院会派「無所属の会」からも推薦を受けている池田氏。

 

花角氏とは対照的に、国政野党の重鎮が連日応援弁士に入っています。

 

>>スローガンは、「原発のない未来へ~もっと女性が輝くにいがた~」

 

「子どもたちの未来のために5つの約束」と題する政策の柱をご紹介します。

  1. ”原発”ゼロのにいがた
  2. ”真の豊かさ”を実感できるにいがた
  3. ”暮らしやすさ日本一”のにいがた
  4. 誰もが豊かで質の高い教育を受けられるにいがた
  5. 県民にもっとも近い”対話型県政”のにいがた
こちらの記事も読まれています