市長選挙

能代市長選挙2018の開票結果速報|情勢予想と立候補者の公約・当確まとめ

ここでは4月8日に告示、4月15日投開票の秋田県、能代市長選挙2018の開票速報及び開票結果についてまとめています。

最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。

 

今回の能代市長選の立候補者はいずれも無所属の、元市議で新人の小野立氏(39)と、4選目当選を目指す現職市長の斉藤滋宣氏(65)=自民能代支部推薦、公明支持=の2名です。

 

有権者数は4月7日時点で4万7636人(男2万1778人、女2万5858人)人となっています。

 

現職VS新人の激しい一騎打ち選挙を制したのはどの候補者だったのか、見ていきましょう。

目次

能代市長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率

能代市長選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。

 

開票は4月8日午後8時から市総合体育館で開票され、大勢判明は午後9時半ごろを見込んでいます。

投票率66.35%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
12105小野 立39無所属無職、元市議
18656斉藤 滋宣65無所属能代市長

以下は前回(2014年4月6日執行)の能代市選挙の開票結果となります。

投票率は有権者数48786人に対して71.05%でした。

投票率71.05%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
21920斉藤 滋宣61無所属能代市長
12341清水 雅史29無所属IT企業CEO
  • [告示日]2014年4月13日
  • [投票日]2014年4月20日
  • [有権者数(人)]48786
  • [投票率(%)]71.05

[執行理由]任期満了

[定数 / 候補者数] 1 / 2

能代市長選挙2018|争点や情勢、当確予想

ここでは能代市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。

能代市長選挙2018の主な争点は何か

今回の能代市長選挙の主な争点は「仮称・イオン新能代ショッピングセンター(SC)の出店問題」とされています。

この問題は約15年前からくすぶり続ける市の懸案事項のようです。

各候補者それぞれの政策主張や公約は後述します。

能代市長選挙2018の情勢や当確予想

選挙戦がスタートしてからの情勢から当確予想をしてみると、自民公明の推薦や支持を得ている斉藤氏が優勢との見立てが強そうです。

ただし、斉藤氏の4期目多選を批判する声も出ていることから、市政刷新に票が多く集まれば斉藤氏の落選もあり得ます。

能代市長選挙2018|立候補者のプロフィールや経歴、公約

4月8日が告示、15日の投開票で新たな市長が決まる能代市長選挙。

立候補の名乗りを上げているのは、現職市長で4選をめざす斉藤滋宣氏、元能代市議会議員の小野立氏の2名。

 

現新一騎打ちの戦いとなります。

こちらでは、立候補者である斉藤氏、小野氏のプロフィールや公約などをご紹介してまいります。

斉藤 滋宣(さいとう しげのぶ/現職市長)

  • 名前:斉藤 滋宣(サイトウ シゲノブ)
  • 現年齢:65歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:能代市長
  • 学歴:中央大学経済学部卒業
  • 職歴:参議院議員野呂田芳成秘書、衆議院議員野呂田芳成秘書、秋田県議会議員(2期)、参議院議員(1期)、能代市長(3期)

斉藤滋宣氏は、1953年3月2日に北海道勇払郡厚真町で生まれます。

中央大学経済学部在学中から当時参議院議員だった野呂田芳成氏の秘書を務めます。

 

卒業後も衆議院議員に転じた野呂田氏の秘書を務める斉藤氏。

その関係で、1991年に行われた秋田県議会議員選挙に旧山本郡選挙区から出馬し、当選。以後、県議を2期務めます。

 

1998年に行われた参議院議員選挙に秋田選挙区から当時の現職・佐々木満氏の後継者として自民党公認を得て出馬し、初当選。

しかし、2004年の改選では元秋田テレビアナウンサーの鈴木陽悦氏(無所属→民主党)に敗れます。

 

その後、2006年3月に旧能代市と斉藤氏の地元である二ツ井町が合併し、新制・能代市が発足。

斉藤氏は、同年4月に行われた能代市長選に出馬。

 

自民党・公明党の推薦を得た斉藤氏は、旧能代市長の豊沢有兄氏との一騎打ちを制し、初当選。新制市で初の市長に就任します。

2010年の選挙戦は無投票で再選。2014年の選挙戦では新人の清水雅史氏を退け、3選を果たします。

 

そして今回の選挙戦。斉藤氏は、4選に向けた決意や意気込みを次のように述べています。

「『再生可能エネルギーのまちづくり』などの取り組みに道筋をつけた」

「人口減少や子育て支援、中心市街地活性化に力を注ぎ、ジャンプする任期としたい」

 

>>スローガンは、「”わ”のまち能代」。

 

公約の柱は次の4本です。

  1. 力強い産業と民間活力が育つまちを目指します
  2. 人口減少対策を進め市民が健康で元気なまちを目指します
  3. 人と人とが交流できる魅力あるまちを目指します
  4. 安心して暮らせるまちを目指します

 

具体的な政策のうち主なものをピックアップしてご紹介します。

  • エネルギー先進地を目指します。(能代港の港湾計画の見直し・洋上風力発電拠点化、次世代エネルギー研究・活用の推進等)
  • 人口減少対策に取り組みます。(独身者の出会いの場の創出、不妊治療費の助成、定住促進のための奨学金返済への助成、地元への愛着を深めるためのふるさと教育の推進等)

イオン出店や旧能代産業廃棄物処理センターの産廃問題が大きな争点とされる今回の選挙戦。

斉藤氏の3期で積み上げた実績が評価され、再選を果たすことができるのでしょうか。

小野 立(おの りゅう)

  • 名前:小野 立(オノ リュウ)
  • 現年齢:39歳(2018年4月4日現在)
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:元能代市議会議員
  • 学歴:市立渟城第三小学校、市立能代第一中学校、県立能代高等学校、学習院大学文学部日本語日本文学科卒業、日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了
  • 職歴:㈱ヴェディオール・コンテック(現・㈱コンテック)社員、三種町商工会嘱託職員、㈱国際パトロール社員、能代市議会(1期)

小野立氏は、4月4日現在で39歳。

県立能代高校を経て、学習院大学文学部日本語日本文学科に進学。

 

卒業後、日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程で舞台芸術を専攻。芸術学の修士号を取得。

 

その後、東京の建設会社での営業職などを経て地元に戻り、三種町商工会や㈱国際パトロール能代営業所で求人や採用に関する業務に携わります。

 

そして小野氏は、2014年4月に行われた能代市議会議員選挙に出馬し、初当選を飾ります。

 

議員1期生ながらも今回争点となっているイオン出店や旧産廃処理センターの問題などについて、舌鋒鋭く追及。

 

そうした中、昨年の12月議会で小野氏が旧産廃処理センターの問題について質問を行った際の発言内容について動議が発議され、小野氏も同意の上で発言内容の一部が議事録から削除されます。

 

そんな小野氏は、次のような思いから市長選への出馬を決意。

「市議として活動してきたが、能代を次の世代に引き継げないという市民の危機感に対し、市は真っ正面から向き合おうとしていない。強い憤りを感じる。体制の刷新が必要だ」

「現市政のままでは、能代が無くなってしまう。不安や憤りを抱える市民の側に立った政治の実現を目指す」

 

>>スローガンは、「少子高齢化に、真正面から立ち向かうまちへ」。

 

「のしろ再生ビジョン」と題する公約には、中心市街地の活性化や農業振興などの政策が掲げられています。

 

特に、イオン出店を含めた中心市街地活性化については次のような考えを主張。

「現市政の活性化策では不十分。出店後は大型店の郊外進出を規制し、国の支援で中心市街地の活性化を目指す」

 

また、能代の特産「白神ねぎ」などの農産物については、栽培のみならず加工から販売まで手掛ける基盤づくりなどを行う考えを示しています。

 

小野氏は市長選出馬に備えるため、2月20日に議長へ辞職届を提出します。

ところが、小野氏が12月議会で発言取消した内容をFacebookに記載したことが「議会の決定に反する」と問題視され、辞職届の扱いが一旦保留。

 

そして、「言行不一致で議会の決定を無視した行為」として、小野氏に説明などを求める問責決議案が上程され、可決。

その上で辞職が許可されるという異例の事態に。

 

市議選のスローガン「新しいこと、はじめます。」の言葉どおり、歌舞伎俳優の四代目市川左團次氏やコラムニストの勝谷誠彦氏などをゲストスピーカーに招いて講演会を開くなど、斬新な前哨戦を展開した小野氏。

 

市政刷新を望む有権者の支持が大きな力となり、新たな市長となることができるのでしょうか。

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