市長選挙

沼津市長選挙2018の開票結果速報|予想情勢は候補者頼重VS加藤の当確争いか

ここでは4月22日に告示、4月29日投開票の静岡県、沼津市長選挙2018の開票速報及び開票結果についてまとめています。

最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。

 

今回の沼津市長選の立候補者はいずれも無所属新人で、元市議の山下富美子氏(64)、元市議の加藤元章氏(54)、人材派遣会社社長の渡辺大輔氏(36)、元市議長の頼重秀一氏(49)、不動産会社会長の土倉章晴氏(73)の5名です。

 

有権者数は4月21日時点で167,152人(男82,148人、女85,004人)となっています。

候補者が乱立しているとも言える、激しい選挙戦を制したのはどの候補者だったのか、見ていきましょう。

目次

沼津市長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率

沼津市長選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。

 

開票は4月29日午後21時15分から沼津市民体育館で開票されます。

大勢の判明はおそらく午後23時~0時前後になるのではないかと予想します。

投票率45.13%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
15410山下 富美子64無所属市議会議員
21811加藤 元章54無所属市議会議員
1960渡辺 大輔36無所属会社役員
33037頼重 秀一49無所属市議会議員
1236土倉 章晴73無所属会社役員

 

以下は前回(2016年10月23日執行)の沼津市長選挙の開票結果となります。

投票率は有権者数167085人に対して40.94%でした。

投票率40.94%
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
43159大沼 明穂57無所属会社役員
24538栗原 裕康67無所属沼津市長
  • [告示日]2016年10月23日
  • [投票日]2016年10月30日
  • [有権者数(人)]167085
  • [投票率(%)]40.94

[執行理由]任期満了

[定数 / 候補者数] 1 / 2

沼津市長選挙2018|争点や情勢、当確予想は

ここでは沼津市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。

沼津市長選挙2018の争点

沼津市長選挙2018における主な争点は以下の通りです。

  • 大沼氏の路線継承の是非
  • 市最大の懸案事項であるJR沼津駅付近鉄道高架事業
  • 同事業に伴う駅周辺のまちづくりなど

各候補者の政策主張や公約は後述します。

沼津市長選挙2018の情勢や当確予想

選挙戦がスタートしてからの情勢で当確予想をすると、政党支援を受けていて、且つ大沼市長の後援会が支援する頼重秀一氏が優勢との見方があるようです。

同会派である加藤元章氏との票のせめぎ合いとなる公算も予想されます。

沼津市長選挙2018|立候補者の政策(公約)やプロフィール、経歴

4月29日に投開票が行われ、新しい市のリーダーが決定する沼津市長選挙。

現職市長の大沼明穂氏が1期目の在任中に急逝したことに伴い実施された今回の選挙戦。

 

立候補の名乗りを上げたのは、山下富美子氏、加藤元章氏、渡邉大輔氏、賴重秀一氏、土倉章晴氏の無所属新人5名。

大混戦の中、どの候補が新市長の座に就くのでしょうか。

 

それでは、立候補者である山下氏、加藤氏、渡邉氏、賴重氏、土倉氏のプロフィールや公約をご紹介します。

山下 富美子(やました ふみこ)

  • 名前:山下 富美子(ヤマシタ フミコ)
  • 現年齢:64歳
  • 性別:女
  • 党派:無所属
  • 肩書き:元沼津市議会議員
  • 学歴:県立沼津高等学校、学習院女子短期大学人文学部、東京テキスタイルスクール卒業
  • 職歴:帽子デザイナー、沼津市議会議員(3期)

山下富美子氏は、1953年5月13日に沼津市大岡で生まれます。

獣医の父親を持つ山下氏。

 

県立沼津西高校を経て、学習院女子短期大学人文学部を卒業。

その後、東京テキスタイルスクールを卒業し、帽子デザイナーとしてアトリエを開きます。

 

そして、鉄道高架事業に対して反対の立場であった山下氏は、2007年に行われた沼津市議会議員選挙に出馬し、初当選。以後、3期にわたり市議を務めます。

 

そんな山下氏は、今回の市長選への出馬を決意。

出馬表明の記者会見の中で、その意気込みを次のように述べています。

「経済、ハコモノ中心から命や暮らしを大切にする政治に変え、女性の声を届ける」

 

>>スローガンは、「みんなが幸せになる沼津へ」。

 

公約は次の10本です。

  • ”見える化”改革&行財政改革
  • 鉄道高架に頼らないまちづくり
  • 中小企業支援で活気を創る
  • 住みたい・働きたい・子どもを育てたい、と思う沼津に
  • 女性もシニアも、もっと活躍
  • いい学校給食は未来への投資
  • 誰も置き去りにしない、自分らしく生きられるまちへ
  • 市民の暮らしを守る
  • 命を守る地震津波対策
  • コミュニティを育てる・つなぐ

争点の鉄道高架事業は市議就任時から一貫して反対を示しています。

加藤 元章(かとう もとあき)

  • 名前:加藤 元章(カトウ モトアキ)
  • 現年齢:54歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:元沼津市議会議員
  • 学歴:県立富士高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業
  • 職歴:三菱自動車工業株式会社、沼津市議会議員(4期)

加藤元章氏は、1963年11月9日に旧原町六軒町で生まれます。

県立富士高校を経て、早稲田大学政治経済学部に進学。

 

子どもの頃から車好きだった加藤氏は大学卒業後、三菱自動車工業に就職。東京本社で商品企画プロダクトマネージャーを務めます。

 

そして、豊かな自然など高いポテンシャルを持ちながら元気を失いつつある故郷・沼津の活性化に取り組みたいという思いから、会社を退職。2003年に行われた沼津市議会議員選挙に出馬し、初当選。

 

2007年の選挙でも再選を果たします。

その後、2008年に行われた沼津市長選挙に出馬。

 

加藤氏のほか、元衆議員議員の栗原裕康氏、元市長の桜田光雄氏、経営コンサルタントの近藤泰平氏の4名が立候補する混戦となり、加藤氏は16,341票を得るも当選した栗原氏に7,600票以上の差をつけられ涙を呑みます。

 

そして加藤氏は、2011年、2015年に行われた沼津市議会議員選挙に出馬し、いずれも立候補者中トップで当選。

また、2014年6月から1年間、副議長に就任します。

 

そんな加藤氏にとってリベンジとなる今回の市長選。

出馬表明の記者会見で、その意気込みを次のように述べています。

「スピード感を持って沼津を変え、次世代につながる素晴らしいまちづくりをしたいとずっと思っていた。未来に希望を持てる政策を打ち出し、前に進むべきだと決意した」

 

>>スローガンは、「がんばろう沼津~次世代につなぐ~」。

 

「沼津の稼ぐチカラをよみがえらせる」をテーマにおく政策の柱は次の6本です。

  • おまち(中心市街地)彩生!
  • 沼津の観光客、倍増!《沼津の強み(海・山・川)を活かす》
  • 安心の『子育て・教育・医療・福祉』→笑顔いっぱい市民満足度200%
  • 地場産業・中小企業を元気に!
  • 東部・伊豆はひとつ
  • 市長退職金の廃止

争点の鉄道高架事業については、中心市街地の活性化と絡めて推進の公約を掲げています。

渡邉 大輔(わたなべ だいすけ)

  • 名前:渡邉 大輔(ワタナベ ダイスケ)
  • 現年齢:36歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:会社役員
  • 学歴:県立大仁高等学校卒業
  • 職歴:パート社員、派遣社員、株式会社大心産業(自営)

渡邉大輔氏は、1981年11月18日に三島市で生まれます。

県立大仁高校在学中はアルバイトで家計を助けていたという渡邉氏。

 

高校卒業後、パート社員や派遣社員としての勤務を経て、2008年に自ら人材派遣会社を設立。

シングルマザーなどの生活困窮者や罪を犯した人への自立支援も行っています。

 

急逝した前市長の大沼明穂氏とは自立支援の活動を通して関わるようになり、慕っていたそうです。

そんな渡邉氏は、今回の市長選への出馬を決意。

 

出馬表明の記者会見の中で、その意気込みを次のように述べています。

「貧困などで困っている人を助けたい。多くの困窮者が沼津に集まれば人口増加になる。教育や働ける環境を作れば税収増になる」

 

>>スローガンは、「だいすきぬまづ」

 

「沼津市の人口を2倍に!!」をテーマにおく公約は以下の9項目です。

  1. 再チャレンジしようとする者を雇用する企業を積極的に誘致し、固定資産税等を免除
  2. 企業主導型保育園の設置を促進し、待機児童ゼロの街「ぬまづ」を実現
  3. 障がい者法定雇用率未達成の常用労働者10人超~100人以下の企業から、障害者雇用納付金を徴収
  4. 特に教育・福祉・安全対策(見守り等)の現場で高齢者の雇用を推進
  5. オリンピック・パラリンピックの事前合宿の誘致
  6. アスルクラロ沼津のJ2昇格に向けて、愛鷹広域公園多目的競技場の施設基準を満たすよう支援
  7. 小中一貫教育を徹底させ、教育の街「ぬまづ」を実現
  8. 鉄道高架及び新市民体育館や新中間処理施設整備の推進
  9. 市役所内での女性管理職の積極的な登用

 

なお、争点の鉄道高架反対については「中立」の姿勢を示しているようですが、政策の中で次のように記載されています。

1.鉄道高架(検証)
お亡くなりになりました大沼市長の当初の意思を継ぎ、自分なりに検証を行い、鉄道高架反対を唄えております候補者と相談していきたいと思います。

8.大型事業の推進
鉄道高架は推進していきますが、それ以外の事業、特に新市民体育館や新中間処理施設整備は積極的に行っていきます。

賴重 秀一(よりしげ しゅういち)

  • 名前:賴重 秀一(ヨリシゲ シュウイチ)
  • 現年齢:49歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:元沼津市議会議員
  • 学歴:日本大学三島高等学校、日本大学理工学部建築学科 企画経営コース卒業
  • 職歴:株式会社間組、衆議院議員木部佳昭公設秘書、沼津市議会議員(4期)

賴重秀一氏は、1968年8月9日に沼津市で生まれます。

日本大学三島高等学校を経て、日本大学理工学部建築学科企画経営コースに進学。

 

卒業後、大手ゼネコンの間組に就職し、7年勤務します。

その後、衆議院議員木部佳昭氏の公設秘書を経て、2003年に行われた沼津市議会議員選挙に出馬し、初当選。

 

以後、4期にわたり市議を務めます。

2017年から議長に就任していました。

 

そんな賴重氏は、

「市政を滞らせないために、衆院議員秘書や議長経験を生かし、沼津の明るい未来を開く政治を行いたい」

との思いから、今回の市長選への出馬を決意。

 

>>スローガンは、「市民と共に!ワン沼津」。

 

公約のうち主なものをピックアップしてご紹介します。

  • 小中学校の全普通教室にエアコンを整備・洋式トイレの増設
  • 放課後児童クラブの増設及び運営時間の延長
  • 大学や専門学校との連携協定
  • 技能五輪開催地として、ものづくり企業への強力な支援
  • 民間アイデアを活かした中心地の活性化
  • アスルクラロ沼津の支援・連携
  • 災害に強いまちづくり推進(沿岸部の津波対策、大平江川・沼川流域の治水など)
  • 高齢者生活支援(買い物・ゴミ出しなど)
  • 女性の社会進出や活躍の場づくり
  • 縦割りを越えたワンストップ行政サービス

争点の鉄道高架事業については、沼津駅周辺の総合整備事業の根幹をなすものとして全面的推進の考えを示しています。

土倉 章晴(つちくら あきはる)

  • 名前:土倉 章晴(ツチクラ アキハル)
  • 現年齢:73歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:会社役員
  • 学歴:県立沼津商業高校(定時制)、日本大学短期大学部(夜間部)卒業
  • 職歴:住宅販売会社員、金属印刷会社員、鶴亀不動産(会長)

土倉章晴氏は、1944年6月6日に生まれます。

小学4年生のときに遭った交通事故で右足切断。

 

県立沼津商業高校の定時制課程を経て、日本大学短期大学部の夜間部に進学。

高校在学中に母親を病気で亡くします。

 

このように若くしてさまざまな辛酸を嘗めてきた土倉氏は経営者を目指すようになります。

短大を卒業後、住宅販売会社などへの勤務を経て、1969年に不動産会社を設立。

 

事業を拡張し、道路建設コンサルタントや家庭菜園の開発も手掛けています。

そんな土倉氏は、1990年に行われた沼津市長選挙に立候補し、落選。

 

その後も出馬を検討したということですが、実現には至らなかったようです。

そして、リベンジをと臨む今回の選挙戦。

 

出馬表明の記者会見の中で、大きな争点となっているJR沼津駅周辺鉄道高架事業について

「世界の都市では地下鉄が普通なので、高架ではなく地下鉄にする。地下鉄の方が割安で建設できるうえ、上の土地が使える」

と、斬新な公約を発表。

 

JR東海道線の東田子の浦~函南駅間を地下鉄化する考えのようです。

また、選挙公報に記載された公約を抜粋してご紹介します。

  • 踏切いらない沼津駅地下鉄方式:陣頭指揮をとり3年以内に着工します。地下鉄の方が高架の半額でできる
  • 沼津駅近くに県立沼津大学:働きながら学べる夜間大学を創る(短大・四年制)
  • JR貨物・客車・置場は別の場所に10倍の用地を私が確保します
  • 貨物・大型トラックの集配基地、休息所、仮眠所、200台規模の道の駅を造ります
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