市長選挙

大船渡市長選挙2018の結果と開票速報|立候補者の情勢予想と出口調査・当確情報まとめ

ここでは11月18日に告示、11月25日投開票の岩手県、大船渡市選挙2018(大船渡市長選)の開票速報及び開票結果についてまとめています。

最新の情勢からNHKの出口調査情報、投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。

 

今回の大船渡市長選の立候補者はいずれも無所属で、3選目当選を目指す現職市長の戸田公明氏(69)、新人で元参院議員の藤原良信氏(67)の2名です。

 

激しい選挙戦を制したのはどちらの候補者だったのか、見ていきましょう。

目次

大船渡市長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率

 

結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
12,074戸田 公明69無所属大船渡市長
11,052藤原 良信67無所属無職、元参院議員
  • [告示日]2018年11月18日
  • [投票日]2018年11月25日
  • [有権者数(人)]31536
  • [投票率(%)]73.91
  • [執行理由]任期満了
  • [定数 / 候補者数] 1 / 2

 

以下は前回(2014年)の大船渡市長選挙の開票結果となります。

結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
12062戸田 公明65無所属大船渡市長
9400佐藤 寧47無所属無職、元市議
  • [告示日]2014年11月16日
  • [投票日]2014年11月23日
  • [有権者数(人)]32418
  • [投票率(%)]67.34
  • [執行理由]任期満了
  • [定数 / 候補者数] 1 / 2

大船渡市長選挙2018|争点や情勢、当確予想

ここでは大船渡市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。

大船渡市長選挙2018の争点

大船渡市長選挙2018における主な争点は、7年以上経った東日本大震災からの今後の復興事業の進め方などが挙げられています。

各候補者の政策主張や公約は後述します。

大船渡市長選挙2018の情勢や当確予想

選挙戦がスタートしてからの情勢で当確予想ですが、今のところどちらの候補者が有利に選挙戦を進め、当選確実に近いと言った情報は特にありません。

しかし前回の選挙戦の結果を見る限り、現職市長の戸田氏が優勢かとも予想されます。

大船渡市長選挙2018|立候補者の政策(公約)やプロフィール、経歴

11月25日に投開票が行われる大船渡市長選挙。

 

任期満了に伴う選挙戦に立候補の名乗りを上げたのは、現職市長で3選を目指す戸田公明氏、新人で元参議院議員の藤原よしのぶ氏の2名。

 

現状維持か、市政刷新か・・・有権者が市政のリーダーとして選択するのはどちらの候補なのでしょうか?

 

それでは立候補者である戸田氏、藤原氏のプロフィールや政策をご紹介します。

 

戸田 公明(とだ きみあき)

  • 名前:戸田 公明(トダ キミアキ)
  • 現年齢:69歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属(国民民主党推薦)
  • 肩書き:大船渡市長
  • 学歴:県立盛岡第一高等学校、東北大学工学部建築学科卒業
  • 職歴:清水建設社員、医療法人勝久会専務理事、大船渡市長(2期)

現職市長の戸田公明氏は、1949年5月7日に大船渡市で生まれます。

 

県立盛岡第一高校を経て、東北大学工学部建築学科に進学。

 

卒業後、清水建設に就職。

 

米国・ハーバード大学への留学を経て、上海営業所長、北京駐在員事務所長、香港営業所長を歴任し、2006年9月に退職。

 

その後42年ぶりに地元大船渡市に戻り、同年11月に行われた市長選に57歳で出馬。

 

3期市長を務める現職の甘竹勝郎氏との激しい一騎打ちとなり13,128票獲得するも、一歩及ばず1,944票差で涙を呑みます。

 

2007年1月から医療法人勝久会の専務理事を務めます。

 

2010年9月に退職し、同年11月に行われた大船渡市長選に公明党の推薦を得て出馬。

 

元市議の鎌田和昭氏、同じく元市議で自民党・たちあがれ日本の推薦を受けた平山仁氏との新人同士の三つ巴の戦いとなるも、戸田氏は次点の鎌田氏に4,469票差をつける11,531票を得て初当選を飾ります。

 

就任直後の2011年3月11日に東日本大震災が発生すると、復旧復興に奔走。

 

そして2014年の選挙では元市議の佐藤寧氏を迎え撃つ戦いに。

 

自民党・民主党・公明党の推薦を受けて盤石の体制で臨んだ戸田氏は、佐藤氏を2,662票差の12,062票で退け再選を果たします。

 

そして迎えた今回の選挙戦。

 

戸田氏は、記者会見の中で

「復興計画のペースを崩さず、国際リニアコライダー(ILC)の誘致を含め地方創生にも取り組んでいく」

と3選に向けた意気込みを述べました。

 

スローガンは、「復興の完了!持続するまちづくり」

 

戸田氏が掲げる「大船渡市の新ビジョン」の政策の柱をご紹介します。

  • 復興の総仕上げ
    復興計画を国の復興期間内(残り2年3ヶ月)に完了させます
  • 持続するまちづくり
    親子3代の家庭を増やし、災害に強い安全・安心な持続するまちづくりを推進します
  • 次世代育成支援
    結婚から妊娠・出産・育児・幼児期・学齢期まで次世代育成支援をより強化し、少子化に歯止めをかけます
  • 教育
    人間性あふれる人格をもち、郷土を愛し未来を築く、たくましい児童・生徒を育てます
  • 保健・医療・介護・福祉
    保健・医療・介護・福祉の連携を強化し、子どもから高齢者まで、誰もが安心して生活できるまちを創ります
  • 商工業
    企業誘致・起業・第二創業・人材育成支援・中小企業支援などを通じ、雇用を創出し人口流出を減少させます
  • 港湾
    コンテナの取扱増とILCの物流拠点化など、多角的な港湾活用と市中心部を「みなとオアシス」認定を受け港湾振興を図ります
  • 観光ビジョン
    観光ビジョンの推進により、外国人を含めた交流人口の拡大に努めます
  • 水産業
    合理的な水産資源管理による中長期的な水揚高向上と漁業・養殖業・水産加工業の発展を推進します
  • 農業
    集落営農の拡大と、農産物の加工増進、被災跡地への農業法人の誘致などを支援し、農業振興を推進します
  • 林業
    森林環境譲与税により、山林の適切管理と活用を進め、林業を振興します

藤原 よしのぶ(ふじわら よしのぶ)

  • 名前:藤原 良信(フジワラ ヨシノブ)
  • 現年齢:67歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:一般社団法人顧問(元参議院議員)
  • 学歴:県立大船渡高等学校、日本大学法学部法律学科卒業
  • 職歴:衆議院議員小沢一郎氏秘書、岩手県議会議員(5期)、参議院議員(1期)

 

対する新人候補の藤原よしのぶ氏は、1951年8月13日に大船渡市日頃市町で生まれます。

 

県立大船渡高等学校を経て、日本大学法学部法律学科に進学。

 

在学中から小沢一郎氏の書生を務めていた藤原氏は、大学卒業後、小沢氏の秘書を務めます。

 

1987年に行われた岩手県議選に自民党公認候補として35歳で出馬し、初当選。

 

1991年の選挙で再選を果たします。

 

小沢氏とともに新生党を経て新進党に移り、1995年の選挙では同党公認で臨み3選。

 

その後小沢氏が結党した自由党に移り、1999年、2003年の選挙は同党公認で出馬し、当選を重ねます。

 

5期目となった同年から2年間、議長を務めます。

 

2003年9月に自由党が民主党に吸収されたため、藤原氏も民主党所属に。

 

そして2007年7月に行われた参院選に民主党公認候補として比例区に出馬。

 

民主党に追い風が吹く中、初当選を果たします。

 

その後、所属する民主党が政権を奪取。

 

野田内閣が打ち出した消費税増税方針に反対する小沢氏に同調し、2012年7月に離党。

 

小沢氏が中心となり結党された国民の生活が第一に参加します。

 

その後、日本未来の党を経て生活の党に移った藤原氏。

 

2013年7月の参院選に同党公認候補として比例区に出馬するも、涙を呑む結果に。

 

小沢氏を師と仰ぎ、政治の道を歩んできた藤原氏。

「子どもたちの未来のためにという思いで決意した。

人口減少で街の活気が薄れる懸念があり、将来展望を持った対応策をしっかり作る必要がある」

と述べ、今回の市長選への出馬を表明。

 

スローガンは、”「夢・希望・実行」で幸せ実感のまちづくりをめざす”

 

政策の柱と公約の一部をご紹介します。

  1. 幸せを実感できる生活
    安心して妊娠から出産・子育てができるまちづくりを進めます
  2. 市民のいのちを守る
    地域医療の充実をはかります
  3. 地場産業を守り育てる
    内陸中核都市(盛岡・花巻・北上・奥州・一関など)に通じる高規格道路を整備し、物流面での競争力強化と、観光客やインバウンドの増大をはかります
  4. 大船渡港湾の振興と物流の拠点化をはかる
    国際リニアコライダー(ILC)建設資材の荷揚げ港誘致活動を推進します
  5. 気仙2市1町の連携強化
    人口減少・少子高齢化・気仙の観光推進・医療の充実など、どの分野をとっても「気仙2市1町の信頼と連携強化」は避けては通れない課題です
  6. 市民の信頼に応える『透明で平等な市政運営』の推進

2018年11月25日その他地域での選挙

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