市長選挙

大町市長選挙2018の開票結果速報|立候補者(太谷/牛越)公約と情勢予想まとめ

6月24日に告示、7月1日投開票の長野県、大町市長選挙2018(大町市長選)の開票速報及び開票結果についてまとめています。

最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。

 

今回の大町市長選の立候補者はいずれも無所属で、4選目当選を目指す現職市長の牛越徹氏(67)と、市民団体役員で新人の太谷優子氏(60)の2名です。

 

有権者数は6月23日時点で23,996人(男11,678人、女12,318人)人となっています。

8年ぶりとなる激しい選挙戦を制したのはどちらの候補者だったのか、見ていきましょう。

目次

大町市長選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率

大町市長選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。

 

投票率
結果得票数氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
9077牛越 徹67無所属大町市長
4777太谷 優子60無所属団体役員

 

開票は7月1日午後21時から大町市運動公園総合体育館大アリーナにて行われます。

大勢の判明はおそらく午後23時時前後で、当確発表があれば20時前後になるのではないかと予想します。

 

また、前回(2014年6月29日執行)の大町市長選挙は現牛越市の無投票当選でした。

 

結果氏名年齢性別党派新旧主な肩書き
牛越 徹63無所属大町市長
  • [告示日]2014年6月22日
  • [投票日]2014年6月29日
  • [有権者数(人)]24375

[執行理由]任期満了

[定数 / 候補者数] 1 / 1

大町市長選挙2018|争点や情勢、当確予想は

ここでは大町市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。

大町市長選挙2018の争点

大町市長選挙2018における主な争点は以下の通りです。

  • 慢性的な医師不足など厳しい経営が続く市立大町総合病院の立て直し
  • 市の一大事業となった北アルプス国際芸術祭
  • 雇用創出や子育て支援など

各候補者の政策主張や公約は後述します。

大町市長選挙2018の情勢や当確予想

選挙戦がスタートしてからの情勢で当確予想をすると、現職市長の牛越氏の4選目当選が有力と見られています。

3期12年に及ぶ牛越氏の市政評価は悪くなく、多選批判となりがちな選挙戦において、地元経済界や商工関係団体などの組織票で選挙戦を優位に進めています。

一方の太谷氏は支持基盤が弱く、苦戦を強いられているというのが現状のようです。

大町市長選挙2018|立候補者の政策(公約)やプロフィール、経歴

7月1日に投開票が行われる大町市長選挙。

8年ぶりとなる選挙戦に立候補の名乗りを上げたのは、現職市長で4選を目指す牛越徹氏、新人で団体理事の太谷優子氏の2名。

 

現新一騎打ちの戦いを制し、市長の座に就くのはどちらの候補でしょうか?

それでは、立候補者である牛越氏と太谷氏のプロフィールや公約をご紹介します。

牛越 徹(うしこし とおる/現職市長)

  • 名前:牛越 徹(ウシコシ トオル)
  • 現年齢:67歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属
  • 肩書き:大町市長
  • 学歴:大町高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業
  • 職歴:長野県職員、大町市長(3期)

牛越徹氏は、1950年11月23日に社村(現・大町市)で生まれます。

大町高校では弓道部に在籍。

 

弓道は現在も続けており、三段の腕前を持つそうです。

高校卒業後、早稲田大学政治経済学部に進学。

 

卒業後、長野県庁に入庁。

長野五輪開催時には、白馬ジャンプ会場責任者を務めます。

 

土木部監理課長、参事(財政改革担当)兼経営戦略局財政改革チームリーダー、上伊那地方事務所長などの役職を歴任します。

そんな牛越氏は、2006年に行われた大町市長選に出馬し、無投票で初当選を果たします。

 

2期目を賭けた2010年の選挙戦では、新人でNPO代表の傘木宏夫氏との一騎打ちの戦いとなるも、12,121票を得た牛越氏は傘木氏に7,600余りの票差をつけて圧勝します。

 

前回2014年の選挙も対抗馬が立たず3選を果たします。

そして4選を賭けた今回の選挙戦。

 

平成30年3月定例議会の閉会挨拶において、次のように出馬の意向を表明します。

今日まで、市民の皆様の御意見に真摯に耳を傾け、熟慮を重ねてまいりましたところ、多くの皆様から応援の声をいただき、また、議会におきましても温かいお励ましの言葉を賜りました。

(中略)

私自身、市民の皆様に身近な存在として寄り添い、積極的に地域に飛び込み対話を重ね、地域づくりの主体であります市民の皆様とともに、ふるさと大町市の発展のために力を尽くして取り組むことが私に課せられた責務であり、市民の皆様の夢と願いをかなえたいとのいちずな思いから、本年7月に執行されます市長選挙に立候補させていただくことを決意いたしました。

 

「私の約束」として掲げているフレーズは、「実績が支える確かな市政」。

 

政策の柱と主な公約をご紹介します。

  • ふるさとに誇りをもつ人を育みます
    すべての学校でコミュニティースクールを進めます
  • 活力あふれる産業と賑わいのあるまちを創ります
    DMO組織を設立して海外からも多くの観光客を迎えます
  • 健康で安心して暮らせるまちを創ります
    高校3年生までの医療費を無料化します
    大町病院を計画的に再生するため、財政支援を実行します
  • 豊かな自然を守り快適なまちを創ります
    松本糸魚川連絡道路の整備を進め、快適な交通環境をつくります
  • 市民の参画と協働のまちづくりを進めます
    IoTやAIなど最新の情報技術により便利な市民サービスを提供します

太谷 優子(おおたに ゆうこ)

  • 名前:太谷 優子(オオタニ ユウコ)
  • 現年齢:60歳
  • 性別:女
  • 党派:無所属
  • 肩書き:団体役員
  • 学歴:大町高等学校、山梨大学工学部応用化学科卒業
  • 職歴:株式会社環境技術研究所社員、民宿(自営)、合同会社菜の花ステーション執行社員、NPO法人菜の花プロジェクトネットワーク副代表、NPO法人地域づくり工房理事

太谷優子氏は、1958年5月7日に大町市で生まれます。

中学、高校時代はバレーボールに没頭していたという太谷氏。

 

大町高校を卒業後、山梨大学工学部応用化学科に進学。

大学在学中、琵琶湖に赤潮が大量発生したことなどがきっかけとなり、環境問題に関心を持つようになります。

 

卒業後、環境調査を行う環境技術研究所に就職し、ごみ処理場で有害物質を分析する業務に携わります。

5年間勤務し退職後、故郷の大町にUターン。

 

民宿経営や子育てに励む傍ら、菜の花エコプロジェクトをはじめとする環境問題のボランティアとして活動を行います。

また、2007年から9年間、民生児童委員も務めています。

 

そんな太谷氏が理事を務めるNPO地域づくり工房の代表の傘木宏夫氏は、2010年に市長選に出馬するも落選。

そして今度は太谷氏が市長選に挑戦します。

 

出馬表明の記者会見の中で、その動機や意気込みを次のように述べています。

「(現市政は)資金の使い方などが不透明。検証が不十分な北アルプス国際芸術祭(2017年)で市政の異常さを知り、出馬を決意した」

「行政や政治の経験はないが、活動で養ってきた市民感覚で市政を運営したい」

太谷氏は大町市長選で初の女性候補となります。

 

>>スローガンは、「世界にほこる環境未来都市へ」。

 

政策の柱は次の3本。

  1. 環境で仕事おこし
  2. 住民の安心安全を最優先
  3. 学び成長する地域づくり

 

「ミネラルウォーター協力金制度で水源涵養林整備など里山の環境をよくする仕事をつくる」など、環境問題に取り組んできた太谷氏ならではの具体的政策が並びます。

 

また、「やります!3つの転換」として次の3つの公約を掲げています。

  • 北ア国際芸術祭はまず見直し
  • 巨額一時借入れなど「問題先送り型」病院経営を変える
  • 学校議論をすぐ始めよう

この他に、

  • 市幹部職員の女性比率を増やす
  • 大町病院が2年連続黒字になるまで、市長給与は4割減

などの公約を掲げています。

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