選挙イヤーの亥年、2019年。
7月にはいよいよ参議院議員通常選挙が行われます。
3名が改選となる千葉県選挙区の立候補者はどんな顔ぶれなのか気になりますよね。
それでは参議院選挙2019千葉県選挙区の立候補者の経歴や当落予想をご紹介します。
目次
参議院選挙2019【千葉県選挙区】の立候補者名一覧
千葉県選挙区の立候補者
石井 準一(いしい じゅんいち)の経歴やプロフィール
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- 名前:石井 準一(いしい じゅんいち)
- 現年齢:61歳
- 性別:男
- 党派:自由民主党
- 肩書き:参議院議員(自由民主党参議院副幹事長)
- 学歴:県立長生高等学校卒業
- 職歴:浜田幸一衆議院議員秘書、千葉県議会議員(5期)、参議院議員(2期)
現職の石井準一氏は、1957年11月23日に茂原市で生まれます。
大学を中退し、衆議院議員を務めた「ハマコー」こと浜田幸一氏の秘書に。
1987年から5期県議を務めた後、当時の参議院議長倉田寛之氏の後を受けて2007年の参院選に千葉県選挙区から自民党公認で出馬し、初当選。
2013年の選挙で再選を果たし、現在、参議院自由民主党筆頭副幹事長などを務めています。
石井氏が掲げる政策の柱は以下のとおり。
- 経済再生と社会保障
・【生産性革命】慢性的な人手不足を解消すべく、人工知能やIot導入など生産性を押しあげる最先端のイノベーションを起こし 、所得を大きく増やします。
・【人つくり革命】幼児教育の無償化・介護人財の確保など全世代型社会保障制度を転換するとともに、リカレント教育の普及や専門性の高い人財の育成などを通じ、幅広い分野で人つくりを推進します。
・【働き方改革】長時間労働の是正、同一労働同一賃金の実現、女性・若者・高齢者・障害や病気のある方の就労支援など、多様なライフスタイルに対応した働き方を実現します。
など - 教育
・教育の機会均等
・教育の質の向上
・いじめ問題 - 国土強靭化とテロ対策
・防災・減災
・迅速な復旧支援
・テロ対策 - 地方創生
・専門人材育成
・都市から地方への流れ
・生産体制の強化
・漁業への支援
・中小企業支援
豊田 俊郎(とよだ としろう)の経歴やプロフィール
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- 名前:豊田 俊郎(とよだ としろう)
- 現年齢:66歳
- 性別:男
- 党派:自由民主党
- 肩書き:参議院議員
- 学歴:県立印旛(現・印旛明誠)高等学校、中央工学校卒業
- 職歴:豊田俊郎土地家屋調査士事務所(自営)、千葉県議会議員(1期)、八千代市長(3期)、参議院議員(1期)
現職の豊田俊郎氏は、 1952年8月21日に八千代市で生まれます。
中央工学校を卒業後、土地家屋調査士の事務所を設立。
1999年から県議を1期、2003年から八千代市長を3期務めるも任期途中で辞職し、2013年の参院選に千葉県選挙区から自民党公認で出馬し初当選を果たします。
第3次安倍内閣第2次改造内閣で内閣府大臣政務官を務めました。
スローガンは、「市長3期の経験を活かし、日本再生!」
「豊田としろう五つの覚悟」と題する政策の柱は以下のとおり。
- 日本経済を立て直す覚悟
・成長戦略の完遂
・産業競争力の強化
・中小企業対策
・農林水産業の振興
・日本の魅力の海外発信 - 暮らしを再生する覚悟
・医療の再生
・社会保障の充実
・生活保護の改革
・障害者の自立・社会参加
・雇用の促進 - 安全・安心を守り抜く覚悟
・国土強靭化
・防犯・治安対策
・外交・安全保障の強化
・エネルギーの安定供給
・食料の安全・安心
・環境の保全 - 子供たちの未来を育てる覚悟
・子育て世代の負担軽減
・教育の再生
・国を愛する心と規範意識の育成
・待機児童解消
・いじめ対策の徹底 - ふるさと千葉を再生する覚悟
・地域活性化
・県土強靭化
・復興・除染
・地方分権
長浜 博行(ながはま ひろゆき)の経歴やプロフィール
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- 名前:長浜 博行(ながはま ひろゆき)
- 現年齢:60歳
- 性別:男
- 党派:立憲民主党
- 肩書き:参議院議員
- 学歴:芝高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業
- 職歴:。バンダイ、伊藤忠商事、ハーマン・エンタープライズ(自営)、日本新党秘書室長、参議院議員細川護熙秘書、衆議院議員(4期)、参議院議員(2期)
長浜博行氏は、1958年10月20日に東京都墨田区で生まれます。
松下政経塾を経て、会社員や会社経営、参議院議員の細川護熙氏の秘書などを務めた後、1993年の総選挙に旧千葉4区から日本新党公認で出馬し、初当選。
小選挙区制導入に伴い1996年の選挙では千葉8区から出馬し落選するも、2000年の選挙では当選を果たします。
2003年は千葉11区に国替えし選挙区では落選するも比例復活し、2005年は比例単独出馬し4選。
鞍替えで2007年・2013年には参院選千葉県選挙区に出馬し、当選します。
民主党政権下で、厚生労働副大臣、内閣官房副長官、環境大臣、内閣府特命担当大臣(原子力防災担当)を務めました。
立憲民主党が掲げる「国民との約束」の骨子をご紹介します。
- 生活の現場から暮らしを立て直します
- 1日も早く原発ゼロへ
- 個人の権利を尊重し、ともに支え合う社会を実現します
- 徹底して行政の情報を公開します
- 立憲主義を回復させます
浅野 史子(あさの ふみこ)の経歴やプロフィール
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- 名前:浅野 史子(あさの ふみこ)
- 現年齢:48歳
- 性別:女
- 党派:日本共産党
- 肩書き:日本共産党千葉県女性部長
- 学歴:国立木更津工業高等専門学校卒業
- 職歴:木更津市職員、日本民主青年同盟職員、日本共産党職員
浅野史子氏は、1970年8月14日に千葉県で生まれます。
高専を卒業後、5年間木更津市役所での勤務を経て、日本民主青年同盟中央委員、千葉県委員長に就任。
1999年から日本共産党職員となり、千葉県委員、県常任委員、県女性部長を歴任します。
2002年の参院選千葉県選挙区補欠選挙、2004年・2007年の参院選千葉選挙区、2003年・2005年の衆院選比例区(南関東ブロック)、2012年・2014年には衆院選千葉5区に日本共産党公認で出馬するも、いずれも落選しました。
「安倍暴走ストップ!」をテーマにおく浅野氏の政策の柱は以下のとおり。
- どうする?平和と安全、戦争法(安保法制)を廃止し平和外交をつらぬく、武力VS武力こそ危険
- どうする?日本の経済,消費税10%やめ国民の懐を温かく
- どうする?個人の尊厳,国は国民のためにある独裁政治を許すな!
門田 正則(かどた まさのり)の経歴やプロフィール
出典元:http://honshitsu.org/
- 名前:門田 正則(かどた まさのり)
- 現年齢:72歳
- 性別:男
- 党派:政治団体「安楽死制度を考える会」
- 肩書き:「安楽死制度を考える会」党員(元船橋市議会議員)
- 学歴:久留米大学商学部卒業
- 職歴:空港内地上サービス会社勤務、船橋市議会議員(3期)
門田正則氏は、1947年5月7日に佐賀県で生まれます。
大学卒業後、JALの関連企業に26年間勤務。
その後、1995年から3期10年にわたり船橋市議を務めます。
これまでに、1986年には参院選比例区(サラリーマン新党公認)、また2001年には千葉県知事選(無所属)、2009年・2013年・2017年には船橋市長選に挑むも、いずれも落選しました。
現在、一般社団法人ピンクリボン・ジャパン代表理事を務めています。
「安楽死制度を考える会」が掲げるスローガンは、「日本でも安楽死制度を」。
また、同会の主張は以下のとおり。
- 自分の最後は自分で決めたい
- 制度を使いたくない人は無視すればよい
- 耐え難い痛みや辛い思いをしてまで延命したくない
- 人生の選択肢の一つとしてあると「お守り」の様に安心
- 家族などに世話や迷惑を掛けたくない
- 将来の不安に備えた貯金をする必要がない
- 予算を掛けずに国民が安心感を感じれる
平塚 正幸(ひらつか まさゆき)の経歴やプロフィール
- 名前:平塚 正幸(ひらつか まさゆき)
- 現年齢:37歳
- 性別:男
- 党派:政治団体「NHKから国民を守る党」
- 肩書き:ユーチューバ―
- 学歴:
- 職歴:水泳指導員、自営業
平塚正幸氏は、1982年1月1日の元旦に船橋市で生まれます。
水泳指導員を経て、現在、YouTubeに「さゆふらっとまうんど」のアカウント名で動画を公開するユーチューバーとして活動しています。
「NHKから国民を守る党」が掲げる主な政策をご紹介します。
- NHKが頑なに行わないスクランブル放送の導入を実現し、平等な受信料制度に改めるとともにNHK集金人の廃絶を目指します。
- ワンセグやインターネット配信へのNHK受信料の拡大に対して断固として反対し法令の変更に向けて注力していきます。
参議院選挙2019【千葉県選挙区】当落予想と情勢調査
参院選2019千葉県選挙区の改選数は3名。
改選を迎える現職は、石井準一氏(自民党・2期)、豊田俊郎氏(自民党・1期)、長浜博行氏(立憲民主党・3期)の3名。
新人は、2016年に続き挑戦の浅野史子氏(日本共産党)、門田正則(安楽死制度を考える会)、平塚正幸氏(NHKから国民を守る党)が参戦します。
9名が出馬した2013年の選挙では、現職の石井準一氏(自民党)が680,706票、新人の豊田俊郎氏(自民党)が418,806票、現職の長浜博行氏(民主党)388,529票が当選。
新人の寺田昌弘氏(みんなの党)は285,007票、寺尾賢氏(日本共産党)は232,477票で及びませんでした。
前回2016年の選挙では8名が出馬し、現職の猪口邦子氏(自民党)が760,093票、新人の元栄太一郎氏(自民党)が577,392票、現職の小西洋之氏(民進党)が472,219票で当選。
新人の浅野史子氏(日本共産党)は351,561票 、現職の水野賢一氏(民進党)は314,670で及びませんでした。
自民党の2議席確保は確実だと予想されますが、石井氏は昨年の文春砲が多少影響するかもしれません。
長浜氏は、国民民主党に離党届を提出するも除籍処分となり、立憲民主党に入党。
そうした経緯から国民民主党県連内では軋轢があるようですが、社民党とともに支持を打ち出しています。
一丸となって支援されれば、当選圏内に入るでしょう。
まとめ
参院選2019千葉県選挙区の情勢をご紹介しました。
候補者の顔ぶれから、自民党の石井準一氏と豊田俊郎氏の当選は堅いでしょう。
立憲民主党の長浜博行氏は、軋轢のある国民民主党の支持が形だけでなければ当選に手が届くと思われます。
ただしもしも大きく票を落とせば、共産党の浅野氏に勝機が訪れるかもしれません。