こちらでは、2019年7月21日執行予定の参議院選挙から愛媛県選挙区の候補者情報、当落予想、最新情勢をご紹介しています。
愛媛県選挙区にはらくさぶろう氏などのタレントも出馬予定ですが、その他の候補者にはどんな候補が名乗りを上げているのでしょうか?
それではご紹介していきます。
目次
参議院選挙2019【愛媛県選挙区】の立候補者名一覧
愛媛県選挙区の立候補者
らくさぶろう(らくさぶろう)の経歴やプロフィール
- 名前:らくさぶろう(※本名:冨永 幸伸(とみなが ゆきのぶ))
- 現年齢:54歳
- 性別:男
- 党派:自由民主党
- 肩書き:タレント
- 学歴:県立松山東高等学校卒業、玉川大学中退、愛媛大学教育学部(音楽教員養成課程)中退
- 職歴:ローカルタレント
らくさぶろう(冨永幸伸)氏は、1965年5月18日に大洲市で生まれます。
高校卒業後、玉川大学に進むも家庭の都合で中退し、郷里の愛媛大学に再入学。
落語研究会で活躍したらくさぶろう氏は、ローカルタレントとして多くのTVやラジオ番組、CMやイベントなどに出演し、「愛媛のみのもんた」として人気を博します。
その傍ら、小学校PTA会長、中学校・高校PTA副会長、「いじめと命を考える講演会」講師、新居浜市教育委員会学力向上委員、砥部焼大使などを歴任しました。
スローガンは「情熱をかたちに!!」
政策は以下のとおり。
- 情熱
・情(じょう)のある政治家になりたい。女性、高齢者、障がいのある人、全ての人が輝ける幸せを実感できる社会づくり。
・地元への熱い思い。日本に生まれてよかった、愛媛に暮らしてよかったと思える、みんなが誇りを持てるふるさとづくり。 - 地域づくり
・若者たちの斬新な発想とアイデアを結集し、農・林・漁業の活性化とものづくり産業、そして中小企業の効果的な振興策を推し進める。
・地域防災・福祉・子育て家庭支援を目指した温かくて強いネットワークづくり。
・愛媛の持つ豊かな社会資産をフル活用し、アウトレットやアミューズメントパークなど愛媛らしい魅力に満ちた誰もが集えるにぎわい空間を創出する。 - 人づくり
・みんなが出会い、学びあい、育ちあう地域の人づくりのできる環境をつくる。
・自己肯定ができる心豊かな子どもたちを育みたい。伝統と文化を大切に深く学べる環境を整えたい。
・家庭・学校・地域がスクラムを組んで地域の宝・子どもたちを育てる協働の青少年育成。
永江 孝子(ながえ たかこ)の経歴やプロフィール
- 名前:永江 孝子(ながえ たかこ)
- 現年齢:58歳(6/15~ 59歳)
- 性別:女
- 党派:無所属
- 肩書き:元衆議院議員
- 学歴:県立松山東高等学校、神戸大学法学部卒業
- 職歴:南海放送株式会社勤務、衆議院議員
永江孝子氏は、1960年6月15日に松山市で生まれます。
大学卒業後、南海放送でアナウンサーとして多くの人気番組を担当し、2008年9月に退職。
翌2009年の衆院選に民主党公認で愛媛1区から出馬し、自民党の塩崎恭久に敗れるも、比例復活当選を果たします。
2012年・2014年の衆院選では比例復活も叶わず落選。
2016年には鞍替えし参院選に無所属で愛媛県選挙区から挑むも、自民党の山本順三に敗れました。
永江氏が掲げる政策をご紹介します。
- 愛する故郷で安心して暮らせるようにします
・「安心できる年金制度」への立て直し
・農林漁業・中小企業の徹底応援
・まじめに働く人が報われる「安定した雇用」と「低賃金の改善」 - 次世代への応援を充実します
・子どもの医療費無料
・教育無料化(幼児から大学)
・延長・休日・病児保育の充実 - 【格差をなくす】ため、税金を大事なところに正しく使います
・税金のムダ使いをやめ、暮らしを底上げする景気対策を!
・地域で自由に使えるお金を送って、都会と地方の格差是正
・新エネ・省エネへ集中投資し、グリーン成長しながら、脱原発へエネルギーシフト - 政治がやるべき改革を進めます
・国会議員の定数削減、歳費の引き下げなど「身を切る改革」を!
・議員の世襲を制限
・「忖度(そんたく)」を許さない行政改革 - 平和な日本を守ります
・戦争に近づくような改憲や法案は阻止・廃止します。
・憲法9条「平和の理念」や「立憲主義」を守ります。
椋本 薫(むくもと かおる)の経歴やプロフィール
- 名前:椋本 薫(むくもと かおる)
- 現年齢:45歳
- 性別:男
- 党派:政治団体「NHKから国民を守る党」
- 肩書き:化学品卸売業
- 学歴:関西学院大学理学部卒業
- 職歴:化学品卸売会社(自営)
椋本薫氏は、1973年11月22日に大阪府東大阪市で生まれます。
大学卒業後、現在は化学品卸売業を営んでいます。
NHKから国民を守る党を勝手連的に応援していた縁から、今回の出馬に至ります。
「NHKから国民を守る党」が掲げる主な政策をご紹介します。
- NHKが頑なに行わないスクランブル放送の導入を実現し、平等な受信料制度に改めるとともにNHK集金人の廃絶を目指します。
- ワンセグやインターネット配信へのNHK受信料の拡大に対して断固として反対し法令の変更に向けて注力していきます。
参議院選挙2019【愛媛県選挙区】の当落予想と情勢調査
参院選2019愛媛県選挙区の改選数は1名。
今回改選を迎えるのは、井原巧氏(自民党・1期)ですが、衆院選愛媛3区へ鞍替えすることに。
今回立候補を表明しているのは、タレントのらくさぶろう(冨永幸伸)氏(自民党)、2016年に続き挑戦の元衆議院議員の永江孝子氏(無所属)、椋本薫氏(NHKから国民を守る党)の新人3名。
他にも候補が立つ可能性がありますが、事実上、与党候補のらくさぶろう氏VS野党統一候補の永江氏による一騎打ちとなるでしょう。
2010年の選挙では、現職の山本順三氏(自民党)が351,624票で当選。
岡平知子氏(民主党)は252,301票、田中克彦氏(日本共産党)は51,312票、郡昭浩氏(無所属)は12,349票で落選します。
2013年の選挙では、新人の井原巧氏(自民党)が373,047票で当選。
藤岡佳代子氏(みんなの党)は102,913票、植木正勝氏(日本共産党)は61,385票、森田浩二氏(幸福実現党)は14,147票、郡昭浩氏(無所属)は8,612票で落選します。
前回2016年の選挙では、現職の山本順三氏(自民党)が326,990票で3選。
野党統一候補の永江孝子氏(無所属)は318,561票、森田浩二氏(幸福実現党)は14,013票で落選しました。
「モリカケ」問題の岡山理科大学獣医学部が立地する愛媛県。
前回肉薄しながらも敗れた永江氏は野党票や無党派層まで広く浸透し、先行しています。
一方、出馬表明が1月となった自民党のらくさぶろう氏は、出遅れが大きく響く中、激しい追い上げを見せています。
永江氏有利と見られますが、拮抗した戦いになるでしょう。
まとめ
参院選2019愛媛県選挙区は、ローカルタレントのらくさぶろう氏と元南海放送アナウンサーの永江孝子氏による事実上の一騎打ちに。
前回惜敗した永江氏は、草の根戦術で支持を拡大しているため、選挙戦をリードしています。
しかし、衆議院の県内4選挙区のうち3区を自民党議員が占める保守王国のため、らくさぶろう氏が終盤に追いつく可能性もあるでしょう。
動向は最後まで目が離せません。