7月にはいよいよ参議院議員通常選挙が行われます。
群馬県選挙区では、公認決定していた現職の山本一太氏が知事選出馬のため不出馬。
一体、どんな候補者が出馬するのでしょうか。
それでは、参議院選挙2019群馬県選挙区の立候補者や政策、当落予想をご紹介します。
目次
参議院選挙2019【群馬県選挙区】の立候補者名一覧
群馬県選挙区の立候補者
清水 真人(しみず まさと)の経歴やプロフィール
出典元:https://www.jimin-gunma.jp/
- 名前:清水 真人(しみず まさと)
- 現年齢:44歳
- 性別:男
- 党派:自由民主党
- 肩書き:元群馬県議会議員
- 学歴:東京農業大学第二高等学校、明治学院大学経済学部卒業
- 職歴:高崎市議会議員(2期)、群馬県議会議員(2期)
新人の清水真人氏は、1975年2月26日に高崎市で生まれます。
大学卒業後、2003年から高崎市議を2期務め、2009年に副議長に就任します。
2011年に県議選に出馬し、選挙区トップの得票で初当選。
2015年の選挙でも再選されます。
現職の山本一太氏の知事選鞍替えのため今年1月に実施された参院選候補者公募で選出され、公認が決定しました。
清水氏が掲げる政策は以下のとおり。
- 子育て
教育は未来へ向かっての投資です
・自らの子育てを通じて、国や自治体の子育て支援やいじめ・虐待対策などの更なる充実の重要性を感じています。家庭・学校・地域社会が連携した子育て環境の一層の整備を図ります。
・日本の発展のために優秀な人材育成は不可欠です。大学・短大や高専・専修学校を始めとする高等教育の充実を進めます。 - 景気・雇用
景気と雇用の拡大が大事です
・市議会議員・県議会議員としての活動を通じ感じた、実感できる景気浮揚のために最も重要な、地域を支える中小企業や農林水産業、商工業の振興と後継者対策に取り組みます。
・日本の発展のために優秀な人材育成は不可欠です。大学・短大や高専・専修学校を始めとする高等教育の充実を進めます。 - 安全・安心
・「国民の生命と財産を守る」ことは政治の責任です
・誰でも安心して受けられる医療・介護制度の充実や、老後・子育て・社会保障などの生活のセーフティーネットの充実を図ります。
・食・治安・自然災害などに対して安全な社会づくりを進めます。 - 外交・防衛
世界から尊敬される日本であるために
・国民の利益と生命を守るために、積極的な外交が展開できるよう努めます。
・日本の代表として国際機関で活躍できる人材育成を進めます。
・北朝鮮の非核化と拉致問題の解決に取り組みます。 - 地域活力
群馬が元気になるために
・県民の利益と生命を守るために必要な国土強靭化を推進します。
・温泉・稜線トレイルなどの自然や世界遺産、また歴史ある町並みなど、群馬の魅力ある豊富な観光資源を活かして観光客誘致(インバウンドの拡大)を図ります。
・東西南北の交通の要である群馬の利点を生かして工業団地の誘致を進めます。
・海外戦略の支援を進めます。
・各分野における、ふるさと群馬の意欲的な取り組みを支援します。
斎藤 敦子(さいとう あつこ)の経歴やプロフィール
出典元:https://pbs.twimg.com/
- 名前:斎藤 敦子(さいとう あつこ)
- 現年齢:51歳
- 性別:女
- 党派:立憲民主党
- 肩書き:立憲民主党群馬県参議院選挙区第1総支部長(大学非常勤講師)
- 学歴:県立前橋女子高等学校、前橋東看護学校、群馬大学医学部保健学科卒業、東京大学大学院医学系研究科GHLP(グローバルヘルスリーダーシッププログラム)修了
- 職歴:(主なもの)上毛泌尿器科記念善衆会病院勤務、上武大学講師、桐生大学准教授、群馬医療福祉大学准教授、バングラデシュ国立総合医学大学BSMMU客員講師、横浜創英大学看護学部国際看護論非常勤講師
新人の斎藤敦子氏は、1967年11月19日に前橋市で生まれます。
33歳から看護師、その後助産師、保健師の資格を取得し、病院勤務を経て、県内外やバングラデシュの大学などで准教授や講師を務めます。
そんな斎藤氏は立憲民主党が行った地方議員選挙の公募に応募するも、参院選候補者として擁立されました。
「いのちを守る政治の実現」をテーマとする政策の柱は以下のとおり。
- 医療保健・介護福祉政策見直しへの取り組み
- 自死予防~死を選ばなくてもよい社会、死にたくなっても手を離さないでもらえる社会へ~
- 平和と自由そして人権が守られる日本を未来に残す
- 人の多様性を認め合う社会の創造
- 格差社会の是正
- 母子・父子への支援
- 教育政策の見直し
前田 みか子(まえだ みかこ)の経歴やプロフィール
出典元:https://pbs.twimg.com
- 名前:前田 みか子(まえだ みかこ)
- 現年齢:47歳
- 性別:女
- 党派:政治団体「NHKから国民を守る党」
- 肩書き:介護職員
- 学歴:-
- 職歴:飲食店経営、介護士
新人の前田みか子氏は、1971年11月24日生まれの47歳。
飲食店経営を経て、現在は介護職員として勤務。
その傍ら、NHKから国民を守る党の群馬県政対策委員として活動を行っています。
「NHKから国民を守る党」が掲げる主な政策をご紹介します。
- NHKが頑なに行わないスクランブル放送の導入を実現し、平等な受信料制度に改めるとともにNHK集金人の廃絶を目指します。
- ワンセグやインターネット配信へのNHK受信料の拡大に対して断固として反対し法令の変更に向けて注力していきます。
参議院選挙2019【群馬県選挙区】の当落予想と情勢調査
参院選2019栃木県選挙区の改選数は1名。
今回改選を迎えるのは、父親・富雄氏の代から通算すると42年間も議席を守り続けた山本一太氏(自民党・4期)ですが、知事選に転出。
そのため、山本氏の後継として公募で選定された元県議の清水真人氏(自民党)が出馬。
対する野党統一候補として大学非常勤講師の斎藤敦子氏(立憲民主党)が臨むほか、前田みか子氏(NHKから国民を守る党)も参戦。
早々に出馬表明していた伊藤達也氏(日本共産党)は取り下げ、斎藤氏を支援することに。
2013年の選挙では、現職の山本氏(自民党/公明党推薦)が580,144票を得る圧勝で4選。
加賀谷富士子氏(民主党)は123,725票、店橋世津子氏(日本共産党)は91,905票、 安永陽氏(幸福実現党)は11,200票で落選しました。
前回2016年の選挙では共産党が候補者擁立を見送るも、現職の中曽根弘文氏(自民党/公明党推薦)がやはり527,371票を得る圧勝で6選。
堀越啓仁氏(民進党/日本共産党・社民党推薦)は248,615票、安永陽氏(幸福実現党)は23,550票で落選しました。
群馬県は、参議院だけでなく衆議院の全選挙区を自民党議員が占める「自民党王国」。
メディアの露出やSNSでの発信も積極的に行い知名度抜群の山本氏に比べ、清水氏は知名度の低さが懸案材料といえるでしょう。
しかし、知事選とのW選挙によるセット戦略でその不安が解消されるでしょう
一方、知事選が山本氏と共産系無所属候補の一騎打ちであるため、野党統一候補とはいえども斎藤氏が得られるメリットは少ないと考えられます。
したがって、清水氏優勢と予想されます。
まとめ
参院選2019群馬県選挙区は、山本一太氏の後を受ける新人の清水真人氏(自民党)VS野党統一候補で新人の斎藤敦子氏(立憲民主党)の事実上の一騎打ちに。
群馬県は、福田赳夫氏、中曽根康弘氏、小渕恵三氏、福田康夫氏と自民党の内閣総理大臣を4人も輩出する「自民党王国」。
W選挙の知事選候補の山本氏との相乗効果もあり、清水氏の当選は堅いでしょう。