参議院選挙

参議院選挙2019岩手県選挙区の開票結果速報と情勢出口調査|立候補者の当落予想も

柳田國男の「遠野物語」の題材となった遠野市を有する岩手県。遠野物語の、ファンタジーのような実話のような、不思議な世界にワクワクしたことを思い出します。

 

ここでは第25回参議院議員選挙(2019年7月21日投開票)から岩手県選挙区の開票速報・開票結果・当選者落選者の当確出口調査についてご紹介しています。

また、立候補者一覧情報と、当落予想、最新の情勢調査もご紹介しています。

目次

参議院選挙2019岩手県選挙区の開票速報・開票結果・NHK出口調査当確速報

参議院選挙2019岩手県選挙区の開票速報・開票結果は各種報道メディアによる開票速報やNHKなどの当確出口調査情報が発表され次第随時、記事を更新していきます。投開票まで今しばらくお待ち下さい。

結果氏名年齢党派新旧主な肩書き
当選横沢 高徳47無所属パラリンピック元日本代表
平野 達男65自民参院議員(3期)
梶谷 秀一53N国会社代表

参議院選挙2019|岩手県選挙区の立候補者一覧

今回の岩手県選挙区は改選数1で立候補者は3名です。

  • 平野 達男 65歳  自民・現
  • 横沢 高徳 47歳  無所属・新
  • 梶谷 秀一  53  諸派・新

 

岩手県選挙区の立候補者

平野 達男(ひらの たつお)の経歴やプロフィール

  • 名前:平野 達男(ひらの たつお)
  • 現年齢:65歳
  • 性別:男
  • 党派:自民・現
  • 肩書き:元復興相
  • 学歴:東京大学農学部農業工学科 卒業
  • 職歴:大学卒業後農林省入省、岩手県農地計画課長、関東農政局設計課長、農林水産省農村振興局 設計課技術調査官、在職中には 東京大学農学部非常勤講師、岩手大学農学部大学院非常勤講師等を歴任。2001年参院選に自由党から立候補、初当選。2007年は民主党候補者として再選。2011年から2012年まで復興大臣・東日本大震災総括担当を務めた。
    2013年の参院選は無所属で立候補、3選を果たす。2016年に自民党に入党、今回が自民党から立候補する初めての選挙となる。

公式HPはこちら。 ツイッターfacebook もあります。

主な公約・政策主張

これだけはやらなければならない、五つの政策

  1. 財政再建と持続できる社会保障制度の確立
    国の膨大な借金が将来の世代の足かせになってはなりません。
    歳出の徹底的な見直し、税収の安定確保により、財政再建を進めます。
    年金、医療、介護保険制度を抜本的に見直し、誰もが安心して暮らせる社会を作ります。
  2. 地方自立に必要な財政力の強化
    三位一体改革によって、財政力の弱い自治体の財政はより弱体化しました。
    地方交付税法付近はきちんと確保します。税源移譲により地方財源を強化します。
    自治体間の財政力格差の拡大を是正します。
  3. 誇りのもてる農林水産業の推進
    意欲のある方は全て担い手です。戸別所得補償制度を軸とした政策展開により後継者が育つ農林水産業を実現します。
    高齢者でも安心して住み続けられる農産業損を実現します。
  4. 地域経済の原動力である産業の活性化
    中小企業の資料調達の不安を解消します。中心市街地・商店街の再生など地方の経済・産業を活性化します。地方の魅力を増し、人口の偏在や所得など地域間格差を是正します。
  5. 環境を守る資源循環型社会の創出
    かけがえのない環境を次世代に引き継ぐため、環境問題の解決に取り込みます。
    環境アセスメントや廃棄物の減量化、資源サイクルを積極的に進めます。

公式HP「政治信条・政策」より

 

横沢 高徳(よこさわ たかのり)の経歴やプロフィール

  • 名前:横沢 高徳(よこさわ たかのり)
  • 現年齢:47歳
  • 性別:男
  • 党派:無所属・新
  • 肩書き:元パラ選手
  • 学歴:県立盛岡工業高校 卒業
  • 職歴:スズキ(株)テストライダー等を経てモトクロス国際A級ライセンスを取得、全日本モトクロス選手権などに参戦。1997年25歳の時、地元で作っていたモトクロスコースのテスト走行中、ジャンプ台の確認の際に着地で失敗。胸椎・脊椎を損傷し、車いす生活となる。先が見えない不安な中でリハビリに懸命に励むうち、チェアスキーと出会い再起。2010年バンクーバーパラリンピックの出場を果たす(大回転21位)。自らの挑戦を通し、子どもたち、子育て世代、医療現場、スポーツ関連事業などで、夢を持ち挑戦し続けることの大切さ、命の大切さを伝え続けている。

横沢氏の公式HPの理念が印象的でしたので、引用します。

「強くやさしい日本」をつくりたい。私が政治を志す第一の理由です。
政治とは生きるためのもの。 活かすためのもの。みなさんの「生活」そのものが政治です。…強さとやさしさ、その両方をもってこそ、豊かな社会ができると信じています。

…生活者の声なき声は政治に届いているか。私はこのままだと格差が広がり、一部の人や地域だけが豊かさを享受するバランスの崩れた日本になるのではないか危惧しています。

私には華々しい学歴も経歴もありません。ハンディキャップもあります。
しかし、健常者と車いす、両方の視点、生きるための強さは 誰よりも持っていると自負しています。…命をかけて、たたかいます。

公式HP「理念・姿勢」より抜粋

それぞれ、公式HPツイッターfacebookがあります。活動の最新情報を確認することができます。

公式ブログ※こちらは、立候補前の活動の様子をうかがい知ることができです。

 

主な公約・政策主張

5つの政策目標

  1. 災害・震災<発展する復興へ 。>
    ポスト復興の新しい被災地像を描けるよう復興支援の維持継続を強力に推進します。
    いまの制度で取り残される人がでないよう、被災地の声を聞き、復興政策を再考証します。
    また、災害時の要援護者の確実な避難体制の構築と避難所の対応として自立的な避難生活マニュアルを策定します。
  2. 農林水産業・中小企業<強い産業体制へ。>
    規制緩和の中で日本の農林水産業が危機に陥っています。食料や環境の安全保障という面から戸別所得補償制度を制定し、守りと挑戦する農林水産業を強力に支援します。
    また、地場の中小零細企業の人材確保、事業承継、生産性向上支援策など、地方の活性化を図ります。
  3. 社会保障・働き方<望む働き方を選択できる社会へ。>
    子育て世代など個々のライフワークバランスを尊重し、持っている技術や知識を活かして働き方を選択できる、新しい雇用スタイルが求められています。
    また、多様な働き方の中でそこに 働く人々の生活基盤を守る、社会保障制度の改革に取り組みます。
  4. 街づくり・福祉<バリアフリー・ユニバーサルデザイン先進国へ。>
    障がい者、高齢者、妊婦、子ども、外国人など地域事情を踏まえたバリアフリー化・ユニ バーサルデザインを推進し、誰もが暮らしや すい多様防災型の強くやさしい街づくりで、 共生型社会をめざします。
  5. 教育・文化・健康<教育・スポーツ、文化を楽しむ国へ。>
    子どもから大人まで経験・知識を広げ、誰もが学べる環境を整えます。
    また、多様なスポーツや文化を楽しめる国をめざし、生涯現役であり続けることを応援することで、誰もが生きがいを持ち、いきいきと健康に暮らせる国を目指します。

公式HP「政策」より

梶谷 秀一(かじたに しゅういち)の経歴やプロフィール

  • 名前:梶谷 秀一(かじたに しゅういち)
  • 現年齢:53歳
  • 性別:男
  • 党派:諸派・新(NHKから国民を守る党)
  • 肩書き:介護事業所運営会社代表取締役
  • 学歴:関西大 卒業
  • 職歴:現在、首都圏を中心に障害者や高齢者向けの福祉サービス会社を経営している。
主な公約・政策主張

NHKをぶっ壊す!
来年からインターネットでもNHKが視聴できるように国会で決定しました。

このままでは、「テレビがない」「NHKをみてない」でも支払いの義務が発生します!!!!

NHKから国民を守る党はNHKスクランブル放送の実現に向け、国の中心から変えていくため全国から立候補しています。

選挙公報より

参議院選挙2019|岩手県選挙区の情勢と当落予想

今回、自民現職として立候補している平野氏は、2013年の選挙では無所属からの立候補で、自民の新人を抑えて当選しています。

2013氏名得票数得票率政党新旧
当選平野 達男243,36839.71%無所
田中 真一161,49926.35%自民
関根 敏伸91,04814.86%生活
吉田 晴美62,04710.12%民主
菊池 幸夫46,5297.59%共産
高橋 敬子8,3221.36%諸派

朝日デジタル 2013参院選 選挙区開票速報:岩手県(改選数1)より

 

岩手選挙区の特徴は、2016年より遡ること8回、1995年から自民当候補者が負け続けていることが挙げられます。(1992年に自民の椎名素夫氏が当選)

Wiki「岩手選挙区#選挙結果」参照。

もう一つ、岩手県で特徴的なことは、現職が強いこと。

 

2013年の平野氏、2010年の主濱氏、2007年の平野氏、1998年の椎名氏など、現職で立候補した方はほぼ当選しています。(直近で、1986年に無所属・現職の増田氏が落選している)

この岩手選挙区で3選している平野氏が、「自民党から」当選できるのか、それとも「現職」だから当選するのでしょうか。はたまた県民の方は、新たな風「横沢氏」押しなのか。

 

平野氏のいままでの経験はとても魅力的ですが、横沢氏の「諦めない力」を国政にぶつけてほしい気もします。無所属で当選した平野氏が、自民に入党したことに対して、県民がどう評価するのか、微妙な心持ちもありそうな印象です。

いろいろな面で興味深い岩手県選挙区です。

まとめ

参議員選挙2019の岩手県選挙区の開票速報・開票結果、当落予想と立候補者一覧情報についてでした。

平野氏を激しく追い上げる横沢氏。

一人区の当落が国政の方向を決めると言っても過言ではありません。

岩手県の結果に注目しています。よろしくお願いいたします。

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