参議院選挙

参議院選挙2019【熊本県選挙区】当落予想|立候補者一覧と最新情勢を紹介

2019年は選挙イヤーの年ですが、7月に迫る参議院選挙を目前に衆参ダブル選挙もささやかれています。

こちらの記事では参議院選挙2019から熊本県選挙区の立候補者の情報や当落予想をご紹介します。

予想される立候補者の顔ぶれや熊本県選挙区の情勢を随時更新していきます。

目次

参議院選挙2019【熊本県選挙区】の立候補者名一覧

熊本県選挙区の立候補者

馬場 成志(ばば せいし)の経歴やプロフィール

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  • 名前:馬場 成志(ばば せいし)
  • 現年齢:54歳
  • 性別:男
  • 党派:自由民主党
  • 肩書き:参議院議員
  • 学歴:熊本工業高等学校建築科卒業、熊本県産業開発青年隊訓練所修了
  • 職歴:建設会社勤務、衆議院議員秘書、熊本市議会議員(2期)、熊本県議会議員(5期)参議院議員(1期)

現職の馬場成志氏は、1964年11月30日に熊本市で生まれます。

衆議院議員秘書などを経て、1991年の熊本市議選で史上最年少で初当選。

1997年に2期途中で辞職し、同年の県議選で初当選を果たし、県議を5期務めます。

自民党県連政調会長や県議会議長など、党や議会で数々の要職を経験した馬場氏は、2013年の参院選に自民党公認で熊本県選挙区から出馬し、初当選。

第3次安倍第2次改造内閣で、厚生労働大臣政務官に就任しました。

主な公約・政策主張

「強い「くまもと」を、取り戻す。」をテーマとする馬場氏の政策をご紹介します。

  1. 日本経済再生を熊本から─。
    ●国と地方、官と民が一帯となって全国6番目の規模となった緊急経済対策約841億円の予算等を有効に活用してデフレ脱却と経済成長の実現。
    ●熊本の強み・ニーズを活かした成長政策、観光産業やサービス業の振興、農業再生を重視した攻めの産業政策を実施。
    ●成長するアジアへの積極的な展開と海外からの日本への「企業のUターン」政策の実現。
    ●商工業者の経営力強化と、商工団体や金融機関と連携し、小規模事業者の資金調達の円滑化。
    ●将来を担う若年者や女性、高齢者、障がいのある方の新たな雇用の創出、雇用の維持。
    ●自動車、エレクトロニクス、食品関連などの分野で、地域企業とも連携できる地域に根差した企業の誘致。
  2. 農林水産業再生を熊本から─。
    ●徹底した6次産業化による儲かる農業を支援。
    ●成長するアジアへの輸出拠点を目指す。
    ●農業再生向上のための農地の維持・拡大、後継者・新規就農者への対策強化。
    ●ふるさと国土を守るための棚田や里山、中山間地への税制面での優遇措置の創設。
    ●「日本型直接支払制度」の早急な創設。
    ●「くまもと地産地消推進県民条例」の理念に沿って、農林水産物の地産地消を促進し、地域活性化を図るとともに、全国に発信し販路拡大を図る。
    ●「全国豊かな海づくり大会」を契機とした活力ある水産業づくり。
  3. 命を守る国土強靱化の推進と熊本広域大水害からの復興
    ●東日本大震災、熊本広域大水害から得られた教訓を踏まえ、必要な防災及び減災その他迅速な復旧復興を実現。
    ●九州全体を強靱化する九州横断道路延岡線、中九州横断道路等の早期整備。
    ●道路、橋梁等の補修や更新への国からの支援強化。
    ●海岸堤防、防潮堤等の海岸保全施設等の整備耐震化。
    ●県内市町村の防災行政無線等の整備と、災害・避難情報の迅速・確実な伝達体制の充実。
    ●高齢者や障がい者等の災害時の避難時の配慮と、県民の皆様が安全に避難できる体制を強化。
  4. 子どもたちは熊本の宝!教育、子育て支援の充実
    ●子どもたちが生き生きと学べる環境整備や、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー配備等への支援策の強化。
    ●道徳教育用郷土資料「熊本の心」に代表される熊本モデルの道徳教育を全国に推進。
    ●教育委員会制度の在り方を見直し、国・県・市町村の役割を明確化。
    ●日本の領土・領海を正確に示した日本地図を保育所、幼稚園、小中高のすべての教室に掲示。
    ●「くまもと親の学び」プログラム講座を推進。
    ●待機児童の解消を進め、放課後児童クラブ等を全市町村で利用できる体制の整備。
  5. 誰もが安心していきいきと暮らせる社会を!
    ●高齢者の雇用機会や活躍の場をつくり、生涯現役社会の実現。
    ●世代間の助けあいを基本としながら、若者に希望が持てる社会保障制度改革の実現。
    ●発達障がい等のある人へのライフステージに応じた切れ目のない支援強化。
    ●在宅で医療や介護のサービスが受けられるシステムの構築。
    ●全ての地域で認知症の早期発見・対応の体制整備。
  6. 熊本から日本へ、そして世界へ。
    ●県内企業の海外進出を支援し、産業グローバル人材を育成。
    ●県産農産物・製品の輸出販路開拓への支援体制強化。
    ●世界農業遺産「阿蘇の草原の維持と持続的農業」の官民一体の取り組みを応援。
    ●天草の崎津集落、万田坑、三角西港、阿蘇山の世界遺産登録を応援。
    ●国宝 青井阿蘇神社や熊本城をはじめとする県内各地で大切に守られてきたものをさらに磨き上げ保存と活用の充実。
    ●熊本の宝である加藤・細川文化を日本の宝に。

阿部 広美(あべ ひろみ)の経歴やプロフィール

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  • 名前:阿部 広美(あべ ひろみ)
  • 現年齢:52歳
  • 性別:女
  • 党派:無所属
  • 肩書き:弁護士
  • 学歴:県立八代高等学校、九州大学法学部卒業
  • 職歴:太陽生命保険株式会社勤務、熊本共同法律事務所勤務、はみんぐ法律事務所(共同経営)

阿部広美氏は、1966年12月6日に大阪府堺市で生まれ、中学卒業時に八代市に転居します。

大学卒業後、生命保険会社の総合職を経て、子育て中に一念発起して司法試験に挑み、2003年に3度目の挑戦で合格。

2015年に夫と共同で法律事務所を開設しました。

TV番組「行列のできる法律相談所」の出演経験もあります。

主な公約・政策主張

「未来へ希望をつなぐために」をテーマとする政策は以下のとおり。

  • 生活者の視点で
    ・大企業・富裕層優先の政治をやめ、格差と貧困をなくします。
    ・長時間労働・サービス残業をなくし、新規雇用を増やします。
    ・TPP11、日米自由貿易協定を中止し、農業を守り食糧自率の向上を目指します。
    ・東京一極集中から、地方の活性化への転換を図ります。
    ・学費負担を軽減し、給付型奨学金の大幅拡充など奨学金制度の改革を図ります。
    ・太陽光・風力・地熱発電など自然エネルギーの促進を図り、エネルギーの地産地消を進めます。
    ・障がいを持つ方々をはじめ、誰もが安心して働ける職場環境と労働条件の整備に取り組みます。
    ・中小企業憲章を立法化し、中小企業の振興に努めます。
  • 復興の視点で
    ・県・市町村が実施する支援策への全面的財政支援を行います。
    ・被災者支援、復旧・復興を加速させるために「特別立法」の制定を目指します。
    ・すべての被災者の住まいと生活の再建を実現します。
  • 平和の視点で
    ・安倍首相による九条改憲に反対し、立憲主義を回復します。
    ・辺野古新基地建設の強行など「強権政治」をやめさせます。
    ・核兵器禁止条約を批准し、核兵器廃絶を目指します。
  • 女性の視点で
    ・妊娠・出産・育児期に離職することなく、女性が安心して働くことができる職場環境と・労働条件の整備に取り組みます。
    ・一人親家庭への経済支援を拡充します。
    ・DV・セクハラ、LGBT差別の解消を目指し、相談サポート体制を充実します。

最勝寺 辰也(さいしょうじ しんや)の経歴やプロフィール

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  • 名前:最勝寺 辰也(さいしょうじ しんや)
  • 現年齢:38歳
  • 性別:男
  • 党派:政治団体「NHKから国民を守る党」
  • 肩書き:建築内装業
  • 学歴:読売九州理工専門学校卒業
  • 職歴:ネットショップ勤務、建築内装業

最勝寺辰也氏は、1981年4月2日に鹿児島県で生まれます。

福岡・北九州市の専門学校を卒業後、ネットショップの店長などを経験。

35歳で鹿児島に戻り、家業の内装業を継承しました。

主な公約・政策主張

「NHKから国民を守る党」が掲げる主な政策をご紹介します。

  • NHKが頑なに行わないスクランブル放送の導入を実現し、平等な受信料制度に改めるとともにNHK集金人の廃絶を目指します。
  • ワンセグやインターネット配信へのNHK受信料の拡大に対して断固として反対し法令の変更に向けて注力していきます。

参議院選挙2019【熊本県選挙区】の当落予想と情勢調査

参院選2019熊本県選挙区の改選数は1名。

今回改選を迎えるのは、再選を目指す馬場成志氏(自民党)。

新人は、野党統一候補の阿部広美氏(無所属)、最勝寺辰也氏(NHKから国民を守る党)が名乗りを上げました。

 

阿部氏は前回2016年に続き挑戦です。

2013年の選挙では、馬場成志氏(自民党)が450,617票を得て、現職の松野信夫氏(民主党)にダブルスコアをつけて初当選。

 

松野氏は221,553票、山本伸裕氏(日本共産党)は58,982票、守田隆志(幸福実現党)は12,944票で落選しました。

2016年の選挙では、現職の松村祥史氏(自民党)が440,607票で3選。 

 

阿部広美氏(無所属/民進党・日本共産党・社民党推薦)は269,168票、木下順子(幸福実現党)は20,742票、本藤哲哉氏(政治団体「支持政党なし」)は14,493票で落選しました。

 

2016年の選挙では、全国で先駆的に野党候補として一本化され、民進党・日本共産党・社民党の推薦を得た阿部氏は、今回もいち早く野党統一候補に決定。

しかし、阿部氏が統一選の県議選と熊本市議選で連合熊本推薦候補ではなく共産党候補を応援したため、連合熊本が推薦を取り消ししました。

 

そうした経緯から、共産党と社民党のみの推薦にとどまったため、前回並みの票が得られるのかどうかすら疑問です。

したがって今回も馬場氏が有利に選挙戦を展開するでしょう

まとめ

参院選2019熊本県選挙区は、自民党の馬場成志氏と野党統一候補の阿部広美氏との事実上の一騎打ちに。

しかし、阿部氏の統一選の対応から、連合熊本が推薦を取り消し自主投票に。

2013年・2016年の選挙でも自民候補が野党候補を大差で破っており、今回も馬場氏の当選は確実なのではないでしょうか。

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