本記事では参議院選挙2019三重県選挙区の立候補者の経歴・政策や情勢・当落予想の最新情報をご紹介します。
かつては「民主党王国」といわれた三重県選挙区には、どんな候補が名乗りを上げているのか気になりますよね。
それでは早速見ていきましょう。
目次
参議院選挙2019【三重県選挙区】の立候補者名一覧
三重県選挙区の立候補者
吉川 有美(よしかわ ゆうみ)の経歴やプロフィール
出典元:https://pbs.twimg.com/
- 名前:吉川 有美(よしかわ ゆうみ)
- 現年齢:45歳
- 性別:女
- 党派:自由民主党(公明党推薦)
- 肩書き:参議院議員
- 学歴:私立メリノール女子学院高等学校、東京農業大学農学部国際農業開発学科卒業、東京農工大学大学院修士課程農業研究科修了
- 職歴:株式会社農業食品監査システム勤務、テュフラインランドジャパン株式会社勤務、株式会社日本環境認証機構勤務、株式会社三井住友銀行勤務、参議院議員(1期)
吉川有美氏は、1973年9月4日に桑名市で生まれます。
大学院修了後、農作物や食品のコンサルティングや認証を行う会社、ドイツの認証機関の日本法人などへの勤務を経て、三井住友銀行に入行。
2013年3月に自民党の参院選三重県選挙区候補者に選考され、7月の参院選で初当選。
翌2014年には長女を出産し、子育てと議員活動を両立しています。
吉川氏が掲げる政策は以下のとおり。
- 技術、安全、証明サービス安心して生活できる三重・日本をつくります。
1.新卒者・既卒者・子育て後の女性・高齢者・障がい者に対する雇用・就労の場を確保します。
2.医師・看護師・介護士の不足や偏在を解消し、地域医療・救急医療・地域福祉の充実を図ります。
3.いつ発生してもおかしくない南海トラフ巨大地震から県民の生命と財産を守るため、老朽化している施設の改修や耐震化に力を入れます。
4.近年頻発するゲリラ豪雨などの自然災害や経済の活性化のため、主要道路や橋梁などインフラ整備につとめます。 - 未来に対して希望を持てる三重・日本をつくります。
1.農林水産物の販路拡大や付加価値を高めることで、三重の農林水産業がより魅力的な産業となるよう取り組みます。
2.新しい企業価値を創造し、三重県が公害防止・省エネ・省資源技術のうえで環境モデル県となれるよう全力をあげます。
3.幼稚園・保育園の支援強化など子育てがしやすい環境を整えます。
4.教育の機会の平等化と教育水準の向上を目指します。 - 挑戦する人にチャンスがある三重・日本をつくります。
1.「見る」「食べる」「体験する」「参加する」長期滞在型の、誰もが三重に来たくなる観光地づくりを目指します。
2.風力・水力・太陽光・地熱・バイオマスなどの再生可能エネルギーを活用した新しい低炭素社会のリーディング産業を育てます。
3.志摩半島沖で採掘された、燃える氷「メタンハイドレート」を活用した新たな地域活性化モデルを創り上げます。
芳野 正英(よしの まさひで)の経歴やプロフィール
出典元:https://pbs.twimg.com/
- 名前:芳野 正英(よしの まさひで)
- 現年齢:44歳
- 性別:男
- 党派:無所属(地域政党「三重民主連合」所属/立憲民主党・国民民主党推薦)
- 肩書き:元三重県議会議員
- 学歴:県立四日市南高等学校、横浜国立大学経済学部、京都大学法学部卒業
- 職歴:篠原孝衆議員議員公設秘書、中川正春衆議員議員公設秘書、四日市市議会議員(1期)、三重県議会議員(1期)
芳野正英氏は、1974年9月30日に四日市市で生まれます。
大学在学中に政治サークルに所属し、政治家と関わりがあったことから、卒業後、民主党の衆議院議員・篠原孝氏、中川正春氏の公設秘書を歴任。
2011年の四日市市議選に民主党公認で初当選。
2015年には同党公認で県議選に出馬し、初当選を果たしました。
芳野氏が掲げる政策は以下のとおり。
- 未来への責任を果たします!
・安全保障関連法を廃止して、平和主義·立憲主義のもとに安全保障制度を再検討します。
・大規模地震や豪雨水害などの自然災害に強い国土づくりを進めます。
・地方自治体への積極的な権限移譲·財源移譲を行います。
・メタンハイドレートなどをはじめとする海洋資源の活用を進めます。 - 日本の産業力を引き上げる!
・ICTやAIを活用した「リノベーション·ニューディール」で新産業を産み出します。
・産業基盤を支える重要道路ネットワークを整備します。
・ものづくり産業、伝統産業の担い手づくりに取り組みます。
・農林漁業への戸別所得補償制度を法制化します。
・食料主権を確保するために主要農作物種子法を復活させます。 - 暮らしの底上げで生活の安定を!
●労働環境の改善
・解雇の金銭解決制度導入を阻止するなど労働者を保護するルールを堅持します。
・長時間労働を是正するための法整備を早期に実現します。
・最低賃金の履行確保を強化します。
・「同一労働同一賃金」に関する法整備を早期に実現します。
・医療·介護·保育職の処遇と勤務環境を改善します。
●子育て支援·福祉の充実
・地域課題を福祉の視点で解決する「地域ユニバーサルケア」を全国に普及します。
・全ての世代が安心できる全世代支援型社会保障制度を確立します。
・返済の必要がない「給付型奨学金」を拡充します。
・幼児教育·保育の無償化の範囲を拡大します。
・雇用や生活支援における障がい者政策を拡充します。
門田 節代(かどた せつよ)の経歴やプロフィール
- 名前:門田 節代(かどた せつよ)
- 現年齢:51歳
- 性別:女
- 党派:政治団体「NHKから国民を守る党」
- 肩書き:元会社員
- 学歴:近畿大学法学部法律学科卒業
- 職歴:カバン卸会社勤務、証券会社パート勤務
門田節代氏は、1967年9月3日に大阪府松原市で生まれます。
高校卒業後、カバン卸会社などに勤務。
証券会社にパート社員として勤務する傍ら、大学で学びます。
現在は伊賀市に在住し、子供たちの登下校時の見守りなどの地域活動などに尽力しています。
「NHKから国民を守る党」が掲げる主な政策をご紹介します。
- NHKが頑なに行わないスクランブル放送の導入を実現し、平等な受信料制度に改めるとともにNHK集金人の廃絶を目指します。
- ワンセグやインターネット配信へのNHK受信料の拡大に対して断固として反対し法令の変更に向けて注力していきます。
参議院選挙2019【三重県選挙区】の当落予想と情勢調査
参院選2019三重県選挙区の改選数は1名。
今回、改選を迎える現職は、吉川有美氏(自民党・1期)。
新人は、野党統一候補の芳野正英氏(無所属)、門田節代氏(NHKから国民を守る党)が立候補しました。
なお、早々に立候補を表明していた中川民英氏(日本共産党)は、野党候補一本化のため取り下げました。
6名が立候補した2013年の選挙では、吉川有美氏(自民党)が373,035票を得て初当選。
現職の高橋千秋氏(民主党)は317,261票で及ばず、深尾浩紹氏(日本維新の会)は70,779票、中川民英氏(日本共産党)は59,231票、大津伸太郎(無所属)は14,858票、小川俊介氏(幸福実現党)は8,233票で敗れました。
前回2016年の選挙では、現職の芝博一氏(民進党)が440,776票で3選。
山本佐知子氏(自民党)は420,929票で一歩届かず、野原典子氏(幸福実現党)は24,871票で落選しました。
三重県は、民主党・民進党で代表を務め、現在は地域政党「三重民主連合」顧問の衆議院議員・岡田克也氏のお膝元であり、旧民主党系の政治家が多いことでも知られています。
2013年の選挙では自民党の新人の吉川氏に民主党現職が敗れたことから、岡田氏を中心にリベンジに燃えており、野党が結束した選挙戦を展開することが予想されます。
最終最後まで熾烈なつばぜり合いが繰り広げられるでしょうから、現状ではまだどちらが勝つかまだわかりません。
まとめ
民主党・民進党代表や大臣を歴任した重鎮の岡田克也氏をはじめ、旧民主党の政治家が多い三重県選挙区。
今回は、2013年に民主党現職を破った自民党の吉川有美氏と野党統一候補の芳野正英氏との事実上の一騎打ちの戦いに。
政権与党の自民党が議席を守るか、野党が奪還するか、激戦の行方は最後まで見通しが立たない可能性も。
要注目の選挙区といえるでしょう。