参議院選挙2019新潟県選挙区における改選数は2名から1名に減少。
選挙イヤーの2019年ですが、7月には参議院議員選挙が行われます。
この改選数が選挙戦にどのように影響するのでしょうか?
本記事では、参議院議員選挙2019の新潟県選挙区の立候補者や当落予想など最新情勢をご紹介します。
目次
参議院選挙2019【新潟県選挙区】の立候補者名一覧
新潟県選挙区の立候補者
塚田 一郎(つかだ いちろう)の経歴やプロフィール
出典元:https://pbs.twimg.com
- 名前:塚田 一郎
- 現年齢:55歳
- 性別:男
- 党派:自由民主党
- 肩書き:参議院議員
- 学歴:國學院高等学校、中央大学法学部卒業、ボストン大学大学院国際関係学科修士課程修了
- 職歴:さくら銀行(現・三井住友銀行)勤務、麻生太郎衆議院議員秘書、参議院議員(2期)
現職の塚田一郎氏は、1963年12月27日に新潟市で生まれます。
参議院議員、衆議院議員、新潟県知事を務めたの塚田十一郎氏を父に、衆議院議員を務めた塚田徹氏を異母兄に持つ塚田氏。
大学卒業後、銀行勤務を経て、麻生太郎氏の秘書に。
2002年の参院選補欠選挙、2004年の参院選通常選挙に新潟県選挙区から自民党公認で出馬するも、落選。
2007年、2013年の選挙では選挙区トップの得票で当選を果たします。
2018年の第4次安倍改造内閣で内閣府副大臣・国土交通副大臣・復興副大臣に任命されるも、2019年4月の福岡県知事選での「忖度」発言で辞職します。
スローガンは、「ふるさとの声を力に。」
政策の柱は以下のとおり。
- 拉致問題の早期全面解決
- 拠点性の向上と地場産業振興
- すべての県民の安心・安全第一
- 雇用創出と所得向上
- 農林水産業と観光振興
- 人にやさしいエネルギー政策
打越 さく良(うちこし さくら)の経歴やプロフィール
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- 名前:打越 さく良(うちこし さくら)
- 現年齢:51歳
- 性別:女
- 党派:無所属(立憲民主党、国民民主党、社会民主党推薦)
- 肩書き:弁護士
- 学歴:お茶の水女子大学附属高等学校、東京大学教養学部、東京大学教育学部卒業、東京大学大学院教育学研究科博士課程中途退学
- 職歴:さかきばら法律事務所勤務
打越さく良氏は、1968年に北海道札幌市で生まれます。
大学卒業後、大学院博士課程に進学するも中退し、2000年に弁護士登録。
離婚やDVをはじめ、女性や子どもの人権に関わる家事事件を数多く担当。
また、医学部入試における女性差別弁護団共同代表、選択的夫婦別姓訴訟弁護団事務局長を務めています。
打越氏が掲げる政策の柱は以下のとおり。
- 格差と差別のない社会
- 地域経済の躍進
- 原発ゼロ
- 暮らしの安心・安全確保
- 新時代の平和政策
小島 糾史(こじま ただふみ)の経歴やプロフィール
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※右側
- 名前:小島 糾史(こじま ただふみ)
- 現年齢:43
- 性別:男
- 党派:政治団体「NHKから国民を守る党」
- 肩書き:会社員
- 学歴:群馬県伊勢崎商業高等学校中退
- 職歴:運送会社勤務
小島糾史氏は、1976年4月2日に群馬県伊勢崎市で生まれます。
高校中退後、運送会社でトラックの運転手として勤務。
今年4月の群馬県高崎市議選に挑むも落選しました。
「NHKから国民を守る党」が掲げる主な政策をご紹介します。
- NHKが頑なに行わないスクランブル放送の導入を実現し、平等な受信料制度に改めるとともにNHK集金人の廃絶を目指します。
- ワンセグやインターネット配信へのNHK受信料の拡大に対して断固として反対し法令の変更に向けて注力していきます。
参議院選挙2019【新潟県選挙区】の当落予想と情勢調査
今回から改選数が2名から1名になる新潟県選挙区。
今回改選を迎える現職は、塚田一郎氏(自民党)と風間直樹氏(立憲民主党)。
しかし、風間直樹氏は参院選を見送り、次期衆院選に新潟6区から出馬予定ということで、野党共闘候補として新人の打越さく良氏が擁立されました。
この他、小島糾史氏(NHKから国民を守る党)が参戦。
2013年の選挙では、塚田氏が456,542票、風間氏(民主党)が204,834票を得て当選。
塚田氏は風間氏に25万票超の差をつけていますが、民主党、生活の党、日本共産党、社民党の候補者の得票合計は476,560票となり、塚田氏を上回ります。
2016年の選挙では、野党共闘候補で元職の森裕子氏(無所属/民進党・日本共産党・社民党・生活の党推薦)が560,429票を得て、現職の中原八一氏(自民党)を2,279票という超僅差で破りました。
過去の参院選や衆院選の結果からみると、自民党支持層と野党支持層とはほぼ拮抗した状態で、その時々の政治情勢などによって浮動票が動いているようです。
塚田氏は、福岡県知事選の応援演説での失言で副大臣を事実上更迭となっただけでなく、親族の金銭トラブルも報道され、選挙戦への影響が予想されます。
一方、打越氏はいわゆる「落下傘候補」であるため知名度不足が大きな課題。
しかし、森氏や衆議院議員の西村智奈美氏、菊田真紀子氏などがバックアップし、急速に支持を拡げています。
塚田氏は苦しい戦いを強いられるでしょう。
まとめ
参院選2019新潟県選挙区は、事実上、現職で自民党公認の塚田一郎氏と野党共闘候補の打越さく良氏との一騎打ちに。
野党の支持率は伸び悩む中、新潟県は国政選挙では野党が強いため、女性候補でクリーンなイメージの打越氏の知名度が高まれば、勝機はあるでしょう。
自民党が総力戦で知事選、新潟市長選に続いて勝ち抜けるか、それとも野党が意地を見せて議席を奪還するか、要注目の選挙区です。