今年は、12年に一度、統一選と参院選が同じ年に行われる亥年。
特に自民党にとって亥年選挙は因縁があるといわれる中、7月にはいよいよ参議院議員通常選挙が行われます。
岡山県選挙区にはどんな候補者が名乗りを上げるのか、気になりますよね。
こちらの記事では、参議院選挙2019から岡山県選挙区の立候補者の経歴や政策、当落予想をご紹介します。
目次
参議院選挙2019【岡山県選挙区】の立候補者名一覧
岡山県選挙区の立候補者
石井 正弘(いしい まさひろ)の経歴やプロフィール
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- 名前:石井 正弘(いしい まさひろ)
- 現年齢:73歳
- 性別:男
- 党派:自由民主党
- 肩書き:参議院議員(元岡山県知事)
- 学歴:県立岡山操山高等学校、東京大学法学部卒業
- 職歴:建設省(現・国土交通省)官僚、岡山県知事(4期)、参議院議員(1期)
石井正弘氏は、1945年11月29日に上道郡光政村(現・岡山県岡山市東区)で生まれます。
大学卒業後、建設省(現・国土交通省)に入省し、民間住宅課長、河川総務課長、大臣官房文書課長、建設大臣官房審議官などを歴任。
1996年の岡山県知事選挙に自民党推薦で初当選を果たし、以後4期知事を務めます。
2012年11月に任期満了で退任し、翌2013年7月の参院選に岡山県選挙区から自民党公認で出馬し、初当選。
現在、参議院内閣委員長などを務めています。
「もっと地方を元気に。もっと岡山に笑顔を。地方創生第二幕へ」をテーマとする石井氏の政策は以下のとおり。
- 地方創生
●景気の好循環を地方の隅々へ波及し、元気な地方づくり。
●東京一極集中の打破。若者に魅力ある雇用の場の創出。
●こどもたちの教育環境の整備。地方大学の魅力向上。
●政府関係機関や企業本社機能の地方移転により国から地方への流れ。
●地方の自主財源の充実による地域独自の施策の展開。 - 我が国の平和と安全・憲法
●日本独自の世界を動かす外交を確立。
国民の平和と安全の固守。
●幅広い国民の理解の下に憲法改正論議を推進。 - 岡山の未来づくり
●被災地の復旧・復興の加速と安全・安心の防災体制の確立。
●年金・医療・福祉の将来不安の解消。目指すは医療・福祉先進県。
●教育県岡山の復活。未来の岡山を担う人づくり。
●子育て支援。女性が光り輝くふるさとづくり。
●農林水産業の振興とブランド力の向上。中山間地域の活性化。
●中小企業の経営基盤強化と優良企業の育成・誘致の推進。
●地域の埋もれた観光資源の発掘と官民挙げての誘客推進。
原田 謙介(はらだ けんすけ)の経歴やプロフィール
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- 名前:原田 謙介(はらだ けんすけ)
- 現年齢:33歳
- 性別:男
- 党派:立憲民主党
- 肩書き:立憲民主党岡山県参議院選挙区第1総支部長
- 学歴:愛媛県愛光高等学校、東京大学法学部卒業
- 職歴:特定非営利活動法人YouthCreate(代表理事)
原田謙介氏は、1986年5月10日に津山市で生まれます。
大学在学中に当時参議院議員だった江田五月氏のインターンを経験し、若者の投票率向上を目指す学生団体ivoteを設立。
卒業後、若者と政治を繋ぐ活動を行うNPO法人を立ち上げ、代表理事に就任します。
これまでに、内閣府子ども・若者育成支援推進点検・評価会議委員、岡山大学非常勤講師、中野区社会福祉協議会評議員などを歴任しています。
「人への投資を増やし、人の力を活かす、あたらしい政治を。」を理念とする原田氏の政策は以下のとおり。
- 地方分権を進める
地域に一番身近な住民や各自治体が、生活に根差した政策を進めることができるための予算と権限の地方分権を進めます。また、コミュニティの力を大事に、災害対策やまちづくりなどを進めます。 - 若者の力を強める国へ
「子ども家庭省」の創設を進め、若い世代を重 視する政策方針へと転換を行います。ひとり親 家庭・障害児を持つ家庭の支援・給付型奨学金の拡充などを行います。また、子どもの多様 な居場所づくりを進め、保育士・教師・大学教員などの待遇を改善します。 - 高齢者の安心・生きがいを
予防医療をはじめ年金、医療、介護の充実で安心できる社会保障を整えます。年輪を経た経験や技能を尊重し、地域づくりや次世代を育てる担い手としての社会参加の仕組みを大きく拡げます。 - 働く人が報われる経済へ
働き方の違いによる格差をなくし、選択の幅を広げます。生活者に対する適正な所得配分による消費の拡大で、生活と結びついた成長を実現します。人工知能などの技術も活かし、農林水産業や、観光・文化などの強みを、グローバル経済下で発揮していきます。 - 持続可能性を日本から地球へ
再生可能エネルギーを推進し、原発ゼロを実現します。SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標をもとに、地球規模での課題解決のトップランナーに立ちます。 - つながり豊かな平和な世界を
世界に誇る、憲法の「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を堅持します。また、世界各国や国際機関との連携を進め、日本の独自性を活かしつつ、世界に開かれた国とします。 - あなたの声を受け止める政治へ
オープンデータなどの情報公開を進め、選挙以外にも政治・行政・政党への様々な形での参画を広げます。また選択的夫婦別姓・同性婚合法化などを進めます。
越智 寛之(おち ひろゆき)の経歴やプロフィール
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- 名前:越智 寛之(おち ひろゆき)
- 現年齢:歳
- 性別:男
- 党派:政治団体「NHKから国民を守る党」
- 肩書き:IT会社社長
- 学歴:摂南大学国際言語文化学部卒業
- 職歴:日本コンピューターシステム株式会社勤務、山佐株式会社勤務、山佐産業株式会社勤務、Ai System Consulting株式会社社長
越智寛之氏は、1974年6月6日に愛媛県西条市で生まれます。
大学卒業後、IT企業でシステムエンジニアリングとして勤務。
その後、遊技機製造会社を経て、今年4月に独立し、県内でITコンサルタントを行う会社を設立しました。
「NHKから国民を守る党」が掲げる主な政策をご紹介します。
- NHKが頑なに行わないスクランブル放送の導入を実現し、平等な受信料制度に改めるとともにNHK集金人の廃絶を目指します。
- ワンセグやインターネット配信へのNHK受信料の拡大に対して断固として反対し法令の変更に向けて注力していきます。
参議院選挙2019【岡山県選挙区】の当落予想と情勢調査
参院選2019岡山県選挙区の改選数は1名。
今回改選を迎えるのは、石井正弘氏(自民党・1期)。
新人は、野党統一候補の原田謙介氏(立憲民主党)、越智寛之氏(NHKから国民を守る党)が名乗りを上げました。
現職で自民党の石井氏VS新人で非自民の原田氏による事実上の一騎打ちとなっています。
2013年の選挙では、知事から転じた石井氏(自民党)が次点候補にダブルスコア以上の差をつける490,727票で圧勝。
民主党を離党して臨んだ高井崇志氏(無所属)は180,864票、垣内京美氏(日本共産党)は65,455票、安原園枝氏(幸福実現党)は12,517票で落選しました。
前回2016年の選挙では、小野田紀美氏(自民党)が437,347票で初当選。
黒石健太郎氏(民進党)は329,501票、田部雄治氏(幸福実現党)は20,378票で及びませんでした。
新人の原田氏は野党支持層を中心に支持を拡大していますが、推薦ではなく支持にとどまった国民民主党支持層をどこまで固められるかが大きなカギに。
一方、知事を4期務めた石井氏は全県で強固な支持基盤を持ち、知名度抜群であるため、今回も有利に選挙戦を展開していくでしょう。
まとめ
参院選2019岡山県選挙区は、自民現職の石井正弘氏と立憲新人の原田謙介氏との事実上の一騎打ちに。
しかし、岡山県は衆議院も全選挙区で議席を占める「自民王国」。
4期知事を務め、知名度の高い石井氏優勢と予想されます。