参議院選挙

参議院選挙2019佐賀県選挙区の開票結果速報と情勢出口調査|立候補者の当落予想も

佐賀県は唯一、玄界灘と有明海の両方に接する県です。有明海といえば、諫早湾干拓潮受け堤防の開門問題で先日も開けない方向で最高裁が判決を下しました。

佐賀県選挙区から立候補される方は、この件についてどう考えておられるのでしょうか。

 

ここでは第25回参議院議員選挙(2019年7月21日投開票)から佐賀県選挙区の開票速報・開票結果・当選者落選者の当確出口調査についてご紹介しています。

また、立候補者一覧情報と、当落予想、最新の情勢調査もご紹介しています。

目次

参議院選挙2019佐賀県選挙区の開票速報・開票結果・NHK出口調査当確速報

参議院選挙2019佐賀県選挙区の開票速報・開票結果は各種報道メディアによる開票速報やNHKなどの当確出口調査情報が発表され次第随時、記事を更新していきます。投開票まで今しばらくお待ち下さい。

結果氏名年齢党派新旧主な肩書き
当選山下 雄平39自民参院議員(1期)
犬塚 直史64国民元参院議員(1期)

参議院選挙2019|佐賀県選挙区の立候補者一覧

今回の佐賀県選挙区は改選数1で、立候補者数は2名です。

  • 犬塚 直史 64歳 国民・元
  • 山下 雄平 39歳 自民・現

 

佐賀県選挙区の立候補者

犬塚 直史(いぬづか なおふみ)の経歴やプロフィール

  • 名前:犬塚 直史(いぬづか なおふみ)
  • 現年齢:64歳
  • 性別:男
  • 党派:国民・元
  • 肩書き:NGO役員
  • 学歴:米国テキサス州 ダラス大学大学院 経営学修士課程 修了
  • 職歴:ハワイ州でホテル経営を20年、オンラインでの有料職業紹介事業を手がけた 。国内では長野県のスキー場を経営。2004年参議院議員初当選。公約であったICC国際刑事裁判所ローマ規程の批准を達成した。世界連邦運動協会(WFM-IGP)本部執行理事を務める。

公式サイトのプロフィールによると、英語のみならずフランス語も堪能なスポーツマンです。松岡修造氏にも似た熱意を感じました。

公式HP
ツイッター※各種政策について、動画で主張しておられます。
ツイッターのハッシュタグ#犬塚直史も盛り上がっています。
フェイスブック※こちらも動画が多めですね。演説会の告知や挨拶などが中心です。真面目なお人柄なのですね。

ぜひチェックしてください。

主な公約・政策主張

私のめざす政策

  • 諌早湾干拓潮受け堤防の開門詳細へ
    諫早湾潮受け堤防水門の開門は、有明海の再生に向けた政治的意思の表明であり、有明海再生に向けた非常に重要な第一歩となる。まずは開門して貯水池に海水を入れ、継続的に水質の調査を行い、有明海の再生に向けたあらゆる政策を打っていくべきだ。豊かな自然環境を維持し、取り戻して行く過程で、有明海のみならず森林、河川、農地の管理に発展してゆくことは言うまでもない。自然環境には県境も国境もない。「澄んだ瞳を守る」ためにも周辺各県が協力して実現しなくてはならない政策である。
  • 農業者戸別所得補償制度で農業再生詳細へ
    農業者戸別所得補償制度の復活、強化が必要だ。
    自然相手の仕事である農業、漁業、林業に安心して就業するためには所得補償が必要である。しかし、なぜ農業者だけの戸別所得保障制度なのかという疑問は残る。なぜ漁業や林業に対して同等の所得保障をしないのか。さらには家庭での子育て、介護に対しては充分な支援がされているとは言い難い中で、なぜ農業なのかという疑問も残る。GDP国民総生産で計算されることのない働きこそが最も大切なのであり、ベーシック・インカムという形で、個人個人の経済状態、勤労の有無にかかわらず健康で文化的な生活を保障するのは国家の責務と言えるからだ。こうした理想の実現は簡単ではないだろう。しかしその第一歩として、わが国一次産業の再生に向けて、まずは旧民主党の政策「農業者戸別所得補償制度」の復活、強化をすることから始めようではないか。
  • ベーシックインカムで年金・子育て支援詳細へ
    人間として生まれてくれば、その人の能力や勤労の状況にかかわりなく、健康で文化的な生活が保証され、幸福を追求することができるとされている。これが基本的人権である。国籍、能力、環境にかかわらず、自然人に保証されている権利である。これを実現するためのセーフティー・ネットがベーシック・インカムだ。どんな環境にあっても健康で文化的な最低限の生活ができる収入が生涯保証され、能力や労働環境にかかわりなく安心して人生設計ができることになる。
  • 検察庁改革、人質司法の撤廃詳細へ
    ゴーン/日産事件で、初めて目の前で特捜部の傍若無人な捜査/検察権力行使の実態を目撃し、わが国が改革すべき大きな問題として実感した。世界第三位の経済大国の日本がこうした前近代的な「人質司法」、「恣意的拘留」を続けて良いはずがない。ICC国際刑事裁判所条約等の国際法を批准した主権国家として、人権を尊重した刑事司法制度へ向けて法務省・検察庁改革を進めなければならない。
  • 北東アジア非核兵器地帯条約の締結詳細へ
    「北東アジア非核兵器地帯条約」の締結は、わが国の安全保障の要になる。
    日米の二国間同盟を発展させて、北東アジアにおける多国間の集団安全保障に取り組む時が来ている。
  • 大規模自然災害に即応する国連憲章8章機関の設置
  • 国際連帯税の実現詳細へ
    地球規模の問題には地球規模の政策が必要になる。SDGs(国連持続可能な開発目標)の達成には国際連帯税が必要だ。どこの国に住んでいるかではなく、どんな活動をしているかで課税をすることで、富裕層トップ1%と大多数である99%の格差、中央と地方の格差、南北の格差の問題に正面から取り組むことができる。実体経済ではなくマネーゲームに課税することができることがCTDLのも持つ非常に大きな可能性である。日本からCTDLに取り組むための議員連盟はすでに活動をしており、これからの発展が期待される。

公式HP「私のめざす政策」より抜粋

山下 雄平(やました ゆうへい)の経歴やプロフィール

  • 名前:山下 雄平(やました ゆうへい)
  • 現年齢:39歳
  • 性別:男
  • 党派:自民・現
  • 肩書き:元内閣府大臣政務官
  • 学歴:慶應義塾大学法学部政治学科 卒業
  • 職歴:2003年時事通信社入社し、地方自治を担当。2007年日本経済新聞社へ。政治部で谷垣禎一氏や保利耕輔氏らの番記者を務める。2013年参院選では自民党内全国最年少で当選。2015年党参院国会対策副委員長を、2017年〜2018年10月まで内閣府大臣政務官(第3次・第4次安倍内閣)を務めた。
    現在、総務委員会、予算委員会(理事)憲法審査会に所属している。

公式HP
公式ブログ※若さあふれるブログです。
フェイスブックには、日々の感じたことを気軽に発言されていて、好感が持てます。
ツイッターのハッシュタグ#山下雄平は、情報が盛りだくさんです。

ぜひチェックしてみてください。

 

主な公約・政策主張

  1. 次代につなぐ農林水産産業
    佐賀県が世界に誇る農林水産業を応援し、所得を上げていくことで、子や孫の代に豊かな農山漁村を引き継いでいきます。
  2. 災害に強い国土造り
    起こりうる災害に備え、国土強靭化を加速します。幹線道路や港湾などの整備で、災害に強く暮らしやすい賑わいあふれる佐賀県を造ります。
  3. 社会全体で子育て
    結婚・出産・育児・就学・進学など各階段を社会全体で切れ目なくサポートする体制をつくることで、最も子育てしやすい国にしていきます。
  4. 温かく多様な社会
    社会保障などをブラッシュアップして、若い人も高齢者も、男性も女性も、障碍がある方も難病の方も、すべての人にとって温かく、多様でフェアな社会を実現していきます。
  5. 中小・地方こそ牽引役
    地域に根ざした会社やNPOなどがさらに活躍できるように、税制などで支援し、活力ある地方をつくっていきます。さらに事業承継がしやすい制度を目指します。

公式HP「約束」より

※諫早湾については何も書かれていませんでした。

参議院選挙2019|佐賀県選挙区の情勢と当落予想

今回の選挙は、2013年の参院選で選出された自民山下氏の任期満了による選挙となります。そこで2013年の選挙の結果を見てみましょう。

氏名得票数得票率政党新旧
当選山下 雄平223,81064.64%自民
青木 一功83,44724.10%民主
上村 泰稔30,9208.93%共産
中島 徹8,0672.33%諸派

朝日デジタル 2013参院選 選挙区開票速報:佐賀県(改選数1)より

山下氏が22万票(得票率64%)を獲得して当選しています。民主青木氏は8万票。2013年は自民が大差での勝利です。

 

2016年はどうでしょうか。

氏名得票数得票率政党新旧
当選福岡 資麿251,60165.58%自民
中村 哲治119,90831.25%民進
中島 徹12,1523.17%諸派

朝日デジタル 2016参院選 選挙区開票速報:佐賀県(改選数1)より

2016年の参院選では野党は統一候補を擁立。今回と同じ景色ですね。

 

その結果は、自民の福岡氏が25万票(65%)を獲得。民進の中村氏は12万票(31%)の得票でした。ダブルスコア以上の大差で、自民の福岡氏が圧勝しています。

この年次点だった中村氏は、今回の参院選で佐賀県選挙区からの立候補の予定でしたが、家庭の事情で取りやめに。そのニュースの中で、有権者の方への印象的な言葉がありましたので引用します。

前回参院選を振り返り「短期間に多くの人に応援してもらい、この状況を変えようと思う人たちと選挙ができたのは印象的だった。今後も何らかの形で政治活動は続けていきたい」と述べた。

民進・中村哲治氏、次期参院選出馬せず(佐賀新聞Live)

 

「消えた年金問題」で与野党逆転した2007年の選挙では、民主党から立候補した川崎氏が当選しています。

県民の方々に「この状況を変えたい」と考える方が一定数おり、中立の立場の方も「なにかこと」が起こればそれを冷静に評価する姿が見えてきます。

 

投票率についても着目してみました。

ウィキペディア(Wikipedia)佐賀県選挙区で、立候補者と得票率、投票率を眺めてみると、

  • 投票率が60%以下→得票差が大きい。
  • 投票率が60%を超える→得票差が小さいことが多いが、例外もある。

例外となった選挙での有権者の気持ちを想像しますと、

「厳しい戦いが予想されるから、投票に行っておこう」と投票した結果、予想に反して大差がついた

といえるのではないでしょうか。雰囲気や時代の風に流されず、立候補者を丁寧に評価し判断する有権者の姿が見えてきます。

 

最近の投票率は、2016年56.69%、2013年が52.51%と低迷しています。このままの流れでは自民党の山下氏が圧倒的に有利でしょう。野党の犬塚氏が巻き返すには、「何かしてくれそうなパーソナリティ」と「無党派層への支持拡大」がポイントでしょう。そして、犬塚氏は熱いエネルギーをお持ちの方です。

最後まで目が離せない佐賀県選挙区です。

まとめ

以上、参議員選挙2019佐賀県選挙区の開票速報・開票結果、当落予想と立候補者一覧情報についてまとめました。

佐賀県の有権者の方は、雰囲気や時代に流されない、冷静な判断をされる印象をうけました。

佐賀県民の皆さまがどのような結果を導き出すのか、注目しています。よろしくお願いいたします。

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