ここでは第25回参議院議員選挙(2019年夏)から鳥取県・島根県選挙区の開票速報・開票結果・当選者落選者の当確出口調査についてご紹介しています。
2016年の参院選から鳥取県と島根県は合区となりました。開票速報や開票結果についても別途ご紹介していきますので参考になさってください。
面積は島根県が6,708平方km、鳥取県が3,507平方km。可住地面積に着目すると、島根県は1,299平方km、鳥取県は901平方kmです。合計すると面積10,215平方km、可住地面積2,200平方kmとなります。規模的にはほぼ岐阜県と同じ数値(10,621平方km、2,211平方km)ですね。
ただ、海岸線に可住地が広がっているので、選挙活動に必要な移動距離は相当なものとなりそうです。
目次
参議院選挙2019鳥取県・島根県選挙区の開票速報・開票結果・NHK出口調査当確速報
参議院選挙2019鳥取県・島根選挙区の開票速報・開票結果は各種報道メディアによる開票速報やNHKなどの当確出口調査情報が発表され次第随時、記事を更新していきます。投開票まで今しばらくお待ち下さい。
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当選 | 328394 | 舞立 昇治 | 43 | 男 | 自民 | 現 | 参院議員(1期) |
167329 | 中林 佳子 | 73 | 女 | 無所属 | 新 | 元衆院議員(4期) | |
31770 | 黒瀬 信明 | 34 | 男 | N国 | 新 | 会社員 |
参議院選挙2019|鳥取県・島根県選挙区の立候補者一覧
今回の鳥取県・島根県選挙区は改選数1で立候補者は3名です。
- 中林 よし子 73 無所属・新
- 舞立 昇治 44 自民・現
- 黒瀬 信明 34 諸派・新
鳥取・島根県選挙区の立候補者
中林 よし子(なかばやし よしこ)の経歴やプロフィール
- 名前:中林 よし子(なかばやし よしこ)
- 現年齢:73歳
- 性別:女
- 党派:無所属・新
- 肩書き:元衆議院議員
- 学歴:島根大学教育学部 卒業
- 職歴:1979年に衆議院議員初当選、その後2003年までに9年4期、衆議院議員を務める。2003年、2005年、2009年と比例中国ブロックの単独候補となるも、議席獲得はできず、政界から遠ざかっていた。
政治の一線から退き約10年、母の介護を通じて福祉の貧困を痛感し、今回の立候補には格別の想いがあるそうです。
公式のHPは確認できませんでしたが、Facebookにて活動の最新情報をチェックできます。
中林よし子氏facebook
野党統一候補 よし子 暮らし応援プラン
1最低賃金を今すぐ時給1000円に。さらに1500円に。中小企業を応援。
大学などの学費をまず半額に。子どもの医療費、給食費無償化で子育て応援。
すべての低年金者に年間6万円の上乗せ支給。
農産物の価格保証、所得補償を思い切って強化。
財源はこうして確保します。
消費税10%増税ノー!
ムダを削り、不公平な税制をただします。
選挙公報より
※しんぶん赤旗より中林氏の主張を引用します。
人生かけ安倍政権終わらせる
野党統一候補に
中林予定候補は、こう訴えています。
「野党統一候補になって必ず勝ちぬく決意です。安倍9条改憲を許さず、10月の消費税率10%への増税は中止させます。市民と野党の共闘の力で、安倍政権を一日も早く終わらせましょう」安倍政権を倒すチャンス
中林さんは演説で、その熱い思いを語り、「夏の参院選は安倍政治を終わりにするチャンスです。32ある1人区で野党共闘を実現させて必ず安倍政権を終わりにさせる、そういう結果を出さなければならない」と訴えています。戦争をさせない
中林さんは、日本共産党員としての歩みにふれて「戦争をさせない日本にすること、貧困をなくす、ここに私の使命がある。憲法をしっかり守りぬくために私の全生命をかけて頑張りたい」と力を込めています。
舞立 昇治(まいたち しょうじ)の経歴やプロフィール
- 名前:舞立 昇治(まいたち しょうじ)
- 現年齢:44歳
- 性別:男
- 党派:自民・現
- 肩書き:元内閣府大臣政務官
- 学歴:東京大学経済学部 卒業
- 職歴:大学卒業後、自治省(現・総務省)入省、山口県下関市財政部長、消防庁消防・救急課 課長補佐、総務省公営企業課兼準公営企業室 課長補佐などを歴任。2013年総務省を退職し、 第23回参議院選挙 鳥取県選挙区にて初当選。内閣府大臣政務官などを務める。
自民の石破氏が主宰する新政策集団「水月會」に所属されています。座右の銘は「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」。中学ではサッカー、大学ではラグビーをされ、松本清張からスラムダンクまで読破する、多趣味な愛妻家だそうです。
公式HPではプロフィールや実績が確認できます。公式HP
日々の活動はfacebookにて。
ブログもあります。更新頻度は高くありませんが、2013年から続いているブログです。
舞立昇治の政策
- 産業は福祉の糧と言われるように、様々な行政需要に適切に対処していくためにも、経済の活性化、持続的な経済成長は何より重要であります。
バブル崩壊後の諸政策の教訓を踏まえ、金融・経済・財政政策を一体的に実施してまいります。大都市部では金融政策(為替相場の安定や株価の適正水準の維持)を中心に、地方では経済・財政政策を中心として、景気動向に配意しながら適宜適切に対応してまいります。 - アメリカやイギリス等の先進国では、災害時の安全・安心確保のほか、各地域での人材・機材の確保、各地域での基幹ネットワークの構築等による地域経済の活性化等の観点から、景気等に左右されることなく、一貫して公共事業費を一定水準確保し着実に社会基盤整備を行っています。
日本では、公共事業費について、時の政策、状況により大きな増減があり、特に地方の雇用や経済に悪影響を与えました。
今後、高度経済成長期に整備した公共施設の老朽化対策やミッシングリンクの解消、首都直下地震、東南海地震への対応、日本海国土軸の形成等、やるべき公共事業はたくさんありますが、平成14年以降の大幅な縮減の中、現在の公共事業の水準では適切な対応が難しい状況となっています。
民間活力の活用や維持管理の効率化等に努めつつも、最低限現在の公共事業費の水準は維持し、可能な限り増額させた上で一定水準を安定的に確保できるよう努めてまいります。 - 公共事業に加え、農林水産業の活性化も、国と地方の再生に必要不可欠です。
アメリカのような農産物の純輸出国でさえ、GDPに占める農林水産予算の割合は約1%もある(食糧安全保障を重要な国益と捉え、国内農家に手厚い補助を行うことで世界の食糧市場をリード・操作しているのです)中、日本では0.4%程度です。
地方に根付く農林漁家が、農山漁村コミュニティを守りつつ国の食糧の安定供給、食の安全安心に多大な貢献をしている状況に感謝しながら、食糧安全保障をより適切に行ってまいります。
海外への輸出増加も視野に、農林水産業でも所得がきちんと稼げて、担い手もしっかりと存在する社会の構築に努めてまいります。また、地域コミュニティの維持が難しい状況となっている中山間地域での生活環境全般の向上にも努めてまいります。 - 持続可能な国づくり、地域づくりには、少子高齢化対策も欠かせません。
約10年後の2025年には、団塊の世代がすべて75歳以上となり、国力の低下が避けられないほか、約25年後の2040年には、日本の人口は、約1億700万人に減少し、高齢化率も3割を超えると推計されています。
鳥取県も約44万人に減少し、高齢化率も4割弱になります。人口の減少自体はあまり問題ではありませんが、高齢化率が上昇することは、国力や地域力、社会保障の維持等に悪影響を及ぼします。将来への安心感が持て、そして安心して子供を生み育てられるよう、社会全体でサポートする環境を整備していく必要があります。
高齢者の方には年金、医療、介護等の社会保障の安心を、現役世代、特に若い世代には、少子化先進国で出生率の回復を果たしたフランスの諸施策を参考にしつつ、仕事と育児を両立できるよう、育児休業の充実や幼児教育の実質無償化等による少子化・子育て支援策の拡充を図り、併せて、自助、共助、公助を適切に考慮した税財政制度の見直しを行ってまいります。 - ①~④の政策を適切に行ったとしても、地方の各現場で適切に実施し、運用がなされなければ、そして、効果が行き届かなければ意味がありません。
鳥取県のように財政力も経済力も強くない地方団体においても、各地域の実情に応じた行政を適切かつ着実に行うことができるようにする必要があります。
こうした状況を実現するためにも、地方団体固有の事務については、国が一律・一方的に義務付け・枠付け等の基準を定めるのではなく、各地域の裁量で効果的・効率的に行うことができるよう、地方分権の推進や地方財政の充実についても適切に取り組んでまいります。
黒瀬 信明(くろせ のぶあき)の経歴やプロフィール
- 名前:黒瀬 信明(くろせ のぶあき)
- 現年齢:34歳
- 性別:男
- 党派:諸派・新(NHKから国民を守る党)
- 肩書き:会社員
- 学歴:朝日大学法学部 卒業
- 職歴:現在会社員。中学時代に全国中学ラグビーフットボール大会優勝、高校全国3位入賞
NHKをぶっ壊す!
来年からインターネットでもNHKが視聴できるように国会で決定しました。
このままでは、「テレビがない」「NHKをみてない」でも支払いの義務が発生します!!!!
NHKから国民を守る党はNHKスクランブル放送の実現に向け、国の中心から変えていくため全国から立候補しています。
選挙公報より
参議院選挙2019|鳥取県・島根県選挙区の情勢と当落予想
今回の選挙は、2013年の参院選で選出された方の任期満了による選挙となります。
2013年では島根県、鳥取県と選挙区が分かれていたため、現職の議員は鳥取県の舞立氏と島根県の島田氏がいます。
自民党内の調整で、鳥取県 舞立氏が選挙区から、島根の島田氏は比例区から立候補することになりました。
今回の予想をするために、2013年の鳥取県・島根県の選挙の結果を見てみましょう。
鳥取県選挙区です。
2013鳥取県 | 氏名 | 得票数 | 得票率 | 政党 | 新旧 |
当選 | 舞立 昇治 | 160,783 | 58.25% | 自民 | 新 |
川上 義博 | 82,717 | 29.97% | 民主 | 現 | |
岩永 尚之 | 19,600 | 7.10% | 共産 | 新 | |
吉岡 由里子 | 6,782 | 2.46% | 諸派 | 新 | |
井上 洋 | 6,158 | 2.23% | 無所 | 新 |
朝日デジタル 2013参院選 選挙区開票速報:鳥取県(改選数1)より
島根県選挙区はこちら。
2013島根県 | 氏名 | 得票数 | 得票率 | 政党 | 新旧 |
当選 | 島田 三郎 | 202,181 | 57.84% | 自民 | 新 |
亀井 亜紀子 | 115,043 | 32.91% | みどり | 現 | |
向瀬 慎一 | 26,255 | 7.51% | 共産 | 新 | |
池田 節子 | 6,054 | 1.73% | 諸派 | 新 |
朝日デジタル 2013参院選 選挙区開票速報:島根県(改選数1)より
単純に鳥取県・島根県の与党獲得票、野党獲得票を合計したところ、与党36万票、野党26万票と与党がリードしています。2013年の選挙は、
- 鳥取: 民主現職 対 自民新人
- 島根: みんなの党現職 対 自民新人
の戦いでしたが、有利な現職を差し置き、圧倒的な差で自民党が勝利しました。
今回は「自民現職対野党無所属新」の戦いです。無所属での立候補とはいえ、共産党のベテラン中林氏です。
中林氏が共産の色を出さず、活動をされればある程度集票は可能かもしれません。
しかし、反自民の中でもすこし抵抗感をもつ有権者がいる可能性もあるでしょう。
若さと経験・実績も持ち合わせた舞立氏が有利な印象です。
まとめ
以上、参議員選挙2019鳥取県・島根県選挙区の開票速報・開票結果、当落予想と立候補者一覧情報についてでした。
今回選挙区では鳥取県選挙区現職の 舞立氏と野党統一候補の中林氏が立候補されています。
合区での選挙活動は大変で、情報がないなど不便を感じることも多いでしょうが、国政は待ったなしの状況です。しっかり検討して一票を投じたいですね。
情報は随時アップデートしていく予定です。立候補者や各政党の動向に注目です。