富山県といえば、立山黒部アルペンルートや蜃気楼など、豊富な自然資源をまず思い出します。
立山黒部ジオパークは、富山県東部(富山市以東の9市町村)と富山湾をエリアとするジオパーク。ラムサール条約湿地の「立山弥陀ヶ」「大日平」、「北アルプス鳥獣保護区立山特別保護地区」や「中部山岳国立公園」、「朝日県立自然公園」、「有峰県立自然公園」、「白木水無県立自然公園」、「僧ヶ岳県立自然公園」などで構成され、地球38億年のスケールで自然が味わえる地域一帯が、富山県の中にあります。
今回は第25回参議院議員選挙(2019年7月21日投開票)から富山県選挙区の開票速報・開票結果・当選者落選者の当確出口調査についてご紹介しています。
また、立候補者一覧情報と、当落予想、最新の情勢調査もご紹介しています。
目次
参議院選挙2019富山県選挙区の開票速報・開票結果・NHK出口調査当確速報
参議院選挙2019富山県選挙区の開票速報・開票結果は各種報道メディアによる開票速報やNHKなどの当確出口調査情報が発表され次第随時、記事を更新していきます。投開票まで今しばらくお待ち下さい。
結果 | 氏名 | 年齢 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
開票待ち | 西尾 政英 | 58 | 国民 | 新 | 大学非常勤講師 |
開票待ち | 堂故 茂 | 66 | 自民 | 現 | 参院議員(1期)、元氷見市長(4期) |
参議院選挙2019|富山県選挙区の立候補者一覧
富山県選挙区は改選数1で、立候補者は2名です。
- 堂故 茂 66 自民・現
- 西尾 政英 58 国民・新
日本青年会議所主催の公開討論会をニコニコ動画のタイムシフト視聴で見ることができます。お二人が議論を交わしています。ぜひ一度チェックしてみてください!
富山県選挙区の立候補者
堂故 茂(どうこ しげる)の経歴やプロフィール
- 名前:堂故 茂(どうこ しげる)
- 現年齢:66歳
- 性別:男
- 党派:自民・現
- 肩書き:現農水委員長
- 学歴:慶應義塾大学経済学部 卒業
- 職歴:一般企業入社後、議員秘書に。1991年富山県議に当選、2期7年務める。1998年に氷見市長に初当選、4期15年務める。2013年の参議院選挙に立候補。得票率77%と他を寄せ付けない圧倒的な強さで当選。文部科学大臣政務官、自由民主党副幹事長、参議院文教科学委員会筆頭理事、参議院総務委員会筆頭理事などを歴任。
公式HPです。
ご本人フェイスブック。日々の活動を垣間見ることができます。
ふるさとに根っこがある、人づくり、国づくり
人づくりー多様な能力が生かされるー
- 「生きる力をはぐくむ教育」「ふるさと教育」「食育」「幸福学」「キャリア教育」による人づくり
- 日本人の得意分野である科学、技術の推進に価値を置く高等教育を推進
- 幼児教育の無償化と質の向上
- 安全な学校施設の整備(耐震化、空調、トイレ位の改修など)
- 教員の多忙化の解消
- スポーツ・芸術文化による人づくり
- 都市と農村漁村の交流による人づくり。移住・半定住の推進
地域づくりー便利で快適な質の高い生活ー
- 全ての人々が互いに尊重しあい、共に生きる共生社会の想像
- 山から海までの循環型社会の構築、花と緑の美しいふるさとづくり
- 「命を守り抜く」防災対策の推進、道路や橋梁などの維持管理・強化
- 一人ひとりの豊かさと健康長寿社会の実現
- 自助・共助・公助のベストミックスで安定した社会保障
- ものづくりの富山らしい地場産業の育成
- 地方大学(富山大学を中心として)高校を核とした地方創生
- 農林水産業の活性化と農山漁村の振興
- 北陸新幹線開通による、交流人口の拡大強化
国づくりー国と地方の行政改革の推進ー
- 地方分権改革の推進
- 簡素で効率的で信頼される行政の確率
- 東日本大震災の復興、日本の防災・減災対策の実施
- 女性が輝き活躍する社会の実現
- 日本人のふるさいとや国を思う心を取り戻す学校教育・社会教育の醸成
- 「2020年オリンピック・パラリンピック」を見据えた世界に通用する魅力ある観光振興
- 国際情勢の変化に対応した外交・安全保障の確率
- 時代の変化に対応し、緊急事態条項を明記した憲法の改正
- 後世に責任の持てる新エネルギー政策の確率
- 参院選挙区の合区解消
西尾 政英(にしお まさえい)の経歴やプロフィール
- 名前:西尾 政英(にしお まさえい)
- 現年齢:58歳
- 性別:男
- 党派:国民・新
- 肩書き:元議員秘書
- 学歴:慶応義塾大学法学部卒業。中央大学大学院総合政策研究科後期博士課程満期終了
- 職歴:富山県庁に上級行政職して、12年、国会議員政策担当秘書を7年務める。現在は大学非常勤講師。2005年には書籍「日本衰亡の危機を救う7つの提言―日本再生のためには、決して政治を怠ってはならない!」を出版。
国民民主党 自己紹介の動画がありました。紹介動画の中で、政治家を志した理由を語っておられます。
なぜ政治家を志したのか、出身が富山県の過疎地だから。
かつては加賀藩の本陣もあった地域で一時期は賑わいもあったのですが、今は寂れた宿場町になっています。富山県は全国から見ても過疎、人口減少が進んでいますが、その5年10年先を行っている地域です。
過疎の問題、高齢者・社会的弱者の問題を間近に見、これをしっかり解決したい、それが政治家を目指した理由です。
フェイスブックでは、日々の様子をうかがい知ることができます。
- 子育て不安ゼロ-「安心」して子どもを産み育てられる社会
- 待機児童を含むすべての就学前保育・教育を無償化
- 育児休業給付金の手取り100%相当支給
- 教育費無償化、学年費(副教材など)も補助
- 老後不安ゼロ-「安心」して老後を過ごせる社会
- 最低保障年金制度の確立
- 医療・介護・保育・障がいに関する自己負担の合計額に上限を設ける総合合算制度の創設-介護休暇を100%取得できる環境整備
- 将来不安ゼロ-「安心」して生き生きと働ける社会
- 同一労働・同一賃金の実現
- 正規雇用を増やす中小企業を支援するために、中小企業社会保険料負担軽減法の成立
- 高度プロフェッショナル制度の廃止
- 暮らし不安ゼロ
- 過疎化対策の地域公共交通支援としての低料金の乗り合いタクシーを国が全面支援
- 地域インフラの老朽化対策の迅速化
- 自治体が地域の実情の応じて、予算執行できる「一括交付金」の復活
社会保障の財源確保 財源はどうするの?
- 「分かち合う」:金融所得課税・法人税の優遇措置の見直し、三党合意の議員定数削減など、痛みを分かち合う対策を実施。
- 「子ども国債」:消費税引き上げの前に、子育て支援拡充を行うための「子ども国債」の発行。
選挙公報より
参議院選挙2019|富山県選挙区の情勢と当落予想
今回の選挙は、2013年の参院選で選出された自民・堂故氏の任期満了による選挙となります。その時の結果を見てみましょう。
氏名 | 得票数 | 得票率 | 政党 | 新旧 | |
当選 | 堂故 茂 | 328,638 | 77.05% | 自民 | 新 |
高橋 渡 | 51,569 | 12.09% | 共産 | 新 | |
西江 嘉晃 | 27,509 | 6.45% | 無所 | 新 | |
吉田 かをる | 18,797 | 4.41% | 諸派 | 新 |
朝日デジタル 2013参院選 選挙区開票速報:富山県(改選数富山県)より
前回は77%もの高い得票率で当選した自民党の堂故氏。富山県は自民が強い地盤なのでしょうか。2007年、2016年の結果も見てみました。
詳細な得票数などのデータは確認できませんでしたが、2007年は、民主・社民推薦の無所属新人、森田氏が当選しました。この年は年金問題が噴出し、与野党逆転した参院選でした。
氏名 | 得票数 | 得票率 | 政党 | 新旧 | |
当選 | 野上 浩太郎 | 339,055 | 69.24% | 自民 | 現 |
道用 悦子 | 134,212 | 27.41% | 無所属 | 新 | |
吉田 かをる | 16,410 | 3.35% | 諸派 | 新 |
朝日デジタル 2016参院選 選挙区開票速報:富山県(改選数富山県)より
2016年参院選では野党統一候補の道用氏が立候補しましたが、自民党現職の野上氏が70%近い得票率で当選しています。
このことから、富山県選挙区では、政策が受け入れられれば与党野党にこだわらないといった印象を受けます。
現職の堂故氏より西尾氏に「自分たちの生活や不安が改善しそう」と感じることができれば支持が広がっていくことでしょう。もちろん、現職の堂故氏の実績も評価すべきです。
その状況下で、西尾氏が追いつき追い抜くことができるのかがポイントになりそうです。
共産党にはまだまだ「立候補を取り下げた」しこりも一部にあるようです。
このような環境下での野党統一候補の西尾氏の活動と、富山県選挙区の結果に注目しています。
まとめ
以上、参議員選挙2019富山県選挙区の開票速報・開票結果、当落予想と立候補者一覧情報についてでした。
立候補者の人柄を冷静に判断し選択している印象を受けた富山県選挙区。
立候補された方々には悔いのない選挙活動を、有権者の方々には冷静な判断を。
この選挙の結果が、明るい未来につながる富山・日本の選択となりますように。