本記事では参議院選挙2019から、安倍総理のお膝元である山口県選挙区の立候補者情報や主張政策、最新情勢からの当落予想をご紹介します。
衆参ダブル選挙は逃れたものの刻一刻と迫る参院選2019。
消費税増税や年金問題など、国政に対しては気になることが山盛りですよね。
それでは早速見ていきましょう。
目次
参議院選挙2019【山口県選挙区】の立候補者名一覧
山口県選挙区の立候補者
林 芳正(はやし よしまさ)の経歴やプロフィール
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- 名前:林 芳正(はやし よしまさ)
- 現年齢:58歳
- 性別:男
- 党派:自由民主党
- 肩書き:参議院議員
- 学歴:県立下関西高等学校、東京大学法学部第2類(公法コース)卒業、ハーバード大学ケネディ行政大学院修了
- 職歴:三井物産株式会社勤務、サンデン交通株式会社勤務、山口合同ガス株式会社勤務、米国・スティーブ・ニール下院議員銀行委員会スタッフ、米国・ウィリアム・ロス上院議員国際問題アシスタント、林義郎大蔵大臣秘書官、林義郎衆議院議員政策秘書、参議院議員(4期)
林芳正氏は、1961年1月19日に通商産業省官僚で後に衆議院議員となる林義郎氏の長男として東京都で生まれます。
祖父も衆議院議員、高祖父も衆議院議員・貴族院議員を務めている林氏。
大学卒業後、大手商社や地元企業勤務を経て渡米し、ハーバード大学大学院で学ぶ傍ら、下院議員のスタッフや上院議員のアシスタントを務めます。
父親の大臣就任に伴い帰国し、秘書官を務めた後、再び渡米し大学院を修了。
父親の政策秘書を経て、1995年の参院選に自民党公認候補として山口県選挙区で初当選を果たし、以後4期連続当選。
これまでに、第5代防衛大臣、内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)第55代・58代農林水産大臣、第22・23代文部科学大臣を務めるほか、党の要職も多く歴任しています。
スローガンは、「明日を創る!~今こそ、落ち着いた政治で日本再生を。~」
林氏の国政にかける思いをご紹介します。
私達はこれまで狩猟社会から農耕社会、工業社会を経て現代の情報社会に至るまで、生産手段と社会構造の飛躍的な変化を経て社会を発展させてきました。そして今、次の大きな変革としてSociety5.0が訪れようとしています。『超スマート社会』とも言われているSociety5.0の到来に伴い創出されるであろう新たなサービスやビジネスによって、私達の生活は劇的に便利で快適なものになっていくことでしょう。
しかし一方で、このようなこれまで経験したことのない急激な変化を前に、漠然とした不安の声も多くあります。国民の皆さんがひろくこの恩恵を受けられるようにすべく、守るべき大切な日本文化をまもり、社会に合わなくなった古い制度を次の時代にあわせ改革し、強い日本経済と充実した生活がおくれる社会をつくるべく努力してまいります。
(出典元:https://www.yoshimasa.com/?page_id=13)
大内 一也(おおうち かずや)の経歴やプロフィール
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- 名前:大内 一也(おおうち かずや)
- 現年齢:45歳
- 性別:男
- 党派:国民民主党
- 肩書き:国民民主党県副代表(元千葉県鎌ケ谷市議会議員)
- 学歴:県立徳山高等学校、山口大学経済学部卒業
- 職歴:日本電信電話株式会社(現・西日本電信電話株式会社(NTT西日本))勤務、株式会社FCEエデュケーション勤務、株式会社キャリア・クロップ(自営)、千葉県鎌ケ谷市議会議員(1期)
大内一也氏は、1973年10月10日に徳山市(現・周南市)で生まれます。
大学卒業後、NTT、教育関連会社勤務を経て、社会人研修や就職・起業支援を行う会社を設立。
2015年から千葉・鎌ヶ谷市議を務めるも、任期途中の2017年3月に辞職。
同年10月の衆院選に希望の党公認で山口1区から挑むも、自民党の新人・高村正大氏に9万6千票以上の大差で敗れ、比例復活も叶いませんでした。
大内氏が掲げる政策は以下のとおり。
- 安心して子どもを授かれる社会
・出産育児一時金の見直しと所得控除で出産負担0円に
・育児休業給付金の手取り100%相当支給
・教材代、民間教育費等を所得控除対象に - 安心して老後を迎えられる社会
・最低保障年金制度の確立
・総合合算制度の創設
・介護休暇を100%取得できる環境整備 - 安心して働き、暮らせる社会
・完全なる同一価値労働同一賃金の実現
・住宅手当制度による社会保障の拡充
・大学・専門学校の社会人入学支援(学費補助等)
河井 美和子(かわい みわこ)の経歴やプロフィール
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- 名前:河井 美和子(かわい みわこ)
- 現年齢:56歳
- 性別:女
- 党派:幸福実現党
- 肩書き:幸福実現党山口県本部代表
- 学歴:明星大学人文学部心理教育学科卒業
- 職歴:山口放送興産株式会社勤務、明治安田生命相互会社勤務、宗教法人幸福の科学職員
河井美和子氏は、1962年8月9日に周南市で生まれます。
大学卒業後、山口放送興産や明治安田生命への勤務を経て、2008年4月に宗教法人幸福の科学へ入局し、徳山支部長に就任。
翌2009年8月の衆院選に幸福実現党公認で山口2区から出馬するも、落選。
2013年4月には参院選山口県選挙区の補選、同年7月・2016年には通常選挙にそれぞれ挑むも、いずれも落選しました。
幸福実現党が掲げる「夢は尽きない 123の政策」の柱をご紹介します。
- 外交・国防
中国の覇権主義への備えを - 経済・財政
GDP倍増、所得倍増へ - 社会保障・福祉
すべてに人が輝く社会を - 未来産業
未来社会の実現に向けて - エネルギー
エネルギーは日本の社会保障と経済の基盤 - 教育
”タダ”ほど怖いものはない!?
竹本 秀之(たけもと ひでゆき)の経歴やプロフィール
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- 名前:竹本 秀之(たけもと ひでゆき)
- 現年齢:63歳
- 性別:男
- 党派:無所属
- 肩書き:元新聞社員
- 学歴:大阪大学経済学部卒業
- 職歴:株式会社朝日新聞社勤務
竹本秀之氏は、1956年2月25日に阿知須町(現・山口市)で生まれます。
大学卒業後、朝日新聞社で広告営業を担当し、1989年12月に退職。
現在、宇部市に在住しています。
竹本氏が掲げる政策は以下のとおり。
- アメリカからの独立 ー 現状、日本の情報はすべてアメリカに抜かれてるような気がする。調査するべきだ
- 家族に精神障がい者がいる者の就職での差別をなくす。具体的にはILO111号条約の批准
- 消費税を廃止する 消費税10%増税凍結
- 新規国債を発行し財政出動する 例えば社会保障、医療、介護などの分野
- 安倍や麻生のような「良い血」が政治に必要とは思えない。何らかの優生学差別思想が日本にあるのならそれの廃絶を目指す
- 法人税と所得税の累進性を増す、公平な税制
- 水道など必要なものは地方政府が提供することを支持、民営化に反対します
参議院選挙2019【山口県選挙区】の当落予想と情勢調査
参院選2019山口県選挙区の改選数は1名。
今回改選を迎える現職は、林芳正氏(自民党・4期)。
新人は、野党統一候補の大内一也氏(国民民主党)、河井美和子氏(幸福実現党)、竹本秀之氏(無所属)が名乗りを上げました。
2013年の選挙では、林氏が次点に約36万票超の大差の455,546票で4選を果たします。
藤井直子氏(日本共産党)は95,480票、河井氏は22,986票で全く歯が立たない結果に。
前回2016年の選挙では、現職の江島潔氏(自民党)がやはりダブルスコアをつける394,907票で再選。
野党統一候補で民進党・日本共産党・社民党推薦の纐纈厚氏(無所属)は183,817票、河井氏は37,865票で及びませんでした。
衆院選でも1区は高村正彦氏の長男の高村正大氏、2区は岸信夫氏、3区は河村建夫氏、4区は首相の安倍晋三氏と、全選挙区で比例復活を許さないほど自民党支持者が多い山口県。
過去の参院選の結果からみても、林氏優勢と予想されます。
まとめ
安倍首相のおひざ元で自民党支持層が厚い山口県選挙区。
今回は自民党のベテラン林芳正氏VS野党統一候補の大内一也氏による事実上の一騎打ちの戦いとなっています。
しかし、高祖父の代から国会議員を務め、数々の大臣を経験し、地盤・実績充分な自民党の林芳正氏が今回も盤石な戦いを進めるでしょう。