▼確定済みの開票結果を追記しました▼
2020年3月1日に長崎県、対馬市長選挙(対馬市市長選挙)が投開票となります。
本記事では対馬市長選挙2020の確定した開票結果を開票速報としてまとめています。
NHKや各報道による最新の出口調査から投票率・争点・当選者・落選者の当確情報・立候補者の公約や経歴・プロフィールなどについてもまとめていきます。
2020年の対馬市長選に立候補者したのはいずれも無所属で再選を目指す現職の比田勝尚喜氏(65)=自民・公明推薦=と、新人で飲食店経営の荒巻靖彦氏(55)の2名です。
目次
【確定】対馬市市長選挙2020|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率
対馬市市長選挙2020の開票結果については以下の通りです。
▼確定済みの開票結果を追記▼
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当選 | 13811 | 比田勝 尚喜 | 65 | 男 | 無所属(自民・公明推薦) | 現 | 対馬市長 |
ひたかつ なおき | |||||||
1908 | 荒巻 靖彦 | 55 | 男 | 無所属 | 新 | 奏や代表 | |
あらまき やすひこ |
- 告示日:2020年2月23日
- 投票日:2020年3月1日
- 定数 / 候補者数:1 / 2
- 執行理由:任期満了
- 有権者数:25,587人
- 投票率:63.23%
対馬市長選挙|2020年の争点や情勢・優勢や当確予想
2020年の対馬市長選挙は、現職市長に新人が挑戦する一騎打ちの選挙戦となりました。
前回2016年の市長選は、現職市長の要請で立候補した比田勝尚喜氏が、自民党・公明党や市内約100団体からの推薦を受けた組織力を活かし、元市長の松村良幸氏と新人で元市議の小宮教義氏を振り切り初当選しました。
結果 | 氏名 | 党派 | 新旧 | 得票 |
当 | 比田勝 尚喜 | 無所属(自民党・公明党推薦) | 新人 | 10,478 |
松村 良幸 | 無所属 | 元職 | 6,490 | |
小宮 教義 | 無所属 | 新人 | 4,048 |
ただ、徐々に低下傾向にある投票率は79.63%となり、過去最低を記録しました。
また、前々回2012年の市長選では、現職の財部能成氏が市政1期目での財政改革の実績をアピールし支持を集め、元市長の松村良幸氏と新人の武末裕雄を破り再選を果たしました。
結果 | 氏名 | 党派 | 新旧 | 得票 |
当 | 財部 能成 | 無所属 | 現職 | 10,044 |
松村 良幸 | 無所属 | 元職 | 7,067 | |
武末 裕雄 | 無所属(民主党・国民新党推薦) | 新人 | 5,666 |
2008年市長選で現職市長として落選した松村良幸氏は上記のように2012年、2016年市長選で返り咲きを目指しましたが達成できず、今回2020年市長選の立候補は見送りました。
また、今回は旧民主党系や共産党系など自公以外の国政政党は独自候補を擁立することができませんでした。
したがって現職市長・比田勝氏の無投票当選もあり得た状況でしたが、告示日も近づく1月24日に右派市民活動家の荒巻氏が名乗りを上げ選挙戦となったという状況です。
荒巻氏及び所属する政治団体日本第一党は対馬に大きな組織基盤を持っていないため風頼みという側面があると思われます。
そして、荒巻氏の主張の根幹は離党防衛強化であるため、軍事的緊張が強く感じられるなど離党防衛機運が高まっているタイミングであれば、それなりの支持を集める可能性はあったかも知れません。
ですが、現在は新型コロナウィルス報道がメディアを席巻し、それ以外のテーマはかき消されてしまっている状況であり、大きな風が吹く可能性は低いのではないでしょうか?
以上のような状況により、2020年対馬市長選挙は現職の比田勝氏が組織力と実績を背景に安定した戦いを繰り広げる可能性が高いと思われます。
もちろん、選挙は水ものであり投開票日までに思わぬ展開となる可能性はあります。
投開票日まで選挙戦の動向に注目を続けてまいりましょう。
対馬市長選挙 2020年立候補者の政策(公約・マニフェスト)やプロフィール経歴など
比田勝 尚喜(ひたかつ なおき)の経歴やプロフィール
- 名前:比田勝 尚喜(ひたかつ なおき)
- 現年齢:65歳
- 性別:男性
- 党派:無所属(自民党・公明党推薦)
- 肩書き:対馬市長
- 学歴:西日本短期大学卒業
- 職歴:上対馬町職員、対馬市職員、対馬市長(1期)
西日本短期大学卒業後、上対馬町役場に奉職し合併による対馬市誕生に伴い対馬市職員となった。対馬市職員として上対馬支所産業振興課長、政策部情報政策課長、農林水産部長などを歴任。対馬市退職後、対馬副市長を努めたのち2016年対馬市長選挙に無所属(自民党・公明党推薦)で立候補し初当選した。
比田勝氏は「雇用が拡大し、交通運賃は安くなり、人口減少は緩やかになってきた」と1期目の実績を強調し、移住者は増加したもの道半ばと語ります。
さらに2期目には観光施策の充実や子育て支援策の拡充など、持続可能な地域づくりを進めると訴え、以下の公約を掲げています。
・魅力ある一次産業の推進と後継者の育成。
・観光施設を充実させ、おもてなしの心を醸成する。
・道路・生活基盤を整備し出産や子育て支援制度を拡充する。
・高齢社会に対応した健康スポーツ活動を推進し、郷土愛のある子どもを育てる。
・ICT教育を拡充する。
荒巻 靖彦(あらまき やすひこ)の経歴やプロフィール
- 名前:荒巻 靖彦(あらまき やすひこ)
- 現年齢:55歳
- 性別:男性
- 党派:無所属
- 肩書き:飲食店経営
- 学歴:大阪府立門真西高等学校卒業
- 職歴:飲食店経営、政治団体日本第一党所属
大阪府立門真西高等学校卒業後、大阪市や中国・上海市で飲食店を営む。2008年ごろから関西地方を中心に政治活動を開始し、現在は政治団体日本第一党に所属し活動している。
荒巻氏は 日本の歴史上対外的に大きな役割を果たしてきた対馬に対して「恩返しするために出馬した」と立候補理由を述べています。
また「政治家は1円でも多くのお金をつくらなければならない」と語り、「対馬にとって即効性のある経済政策は高レベル放射性廃棄物最終処分場の誘致だ」と主張し、以下の公約を掲げています。
・国からの電源三法交付金によって、観光頼みの経済からの脱却を目指す。
・原発から出る高レベル放射性廃棄物を地層処理する施設を誘致する。
・安全保障上の国家的損失を防ぐため、外国人への土地売却を規制する。
・規制のための法整備などを政府に求める。
対馬市長選挙の2016年の開票結果(当選者・落選者)や投票率
下記は前回2016年の対馬市長選挙の開票結果となります。参考情報としてご確認ください。
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当 | 10478 | 比田勝 尚喜 | 61 | 男 | 無所属 | 新 | 無職、元副市長 |
ひたかつ なおき | |||||||
6490 | 松村 良幸 | 73 | 男 | 無所属 | 元 | 長崎ウエスレヤン大学客員教授、元対馬市長 | |
まつむら よしゆき | |||||||
4048 | 小宮 教義 | 60 | 男 | 無所属 | 新 | 一級建築士、元対馬市議 | |
こみや のりよし |
告示日:2016年2月21日 |
投票日:2016年2月28日 |
定数 / 候補者数:1 / 3 |
執行理由:任期満了 |
有権者数:26,652人 |
投票率:79.63% |