9月3日に告示された2017年度いわき市長選挙では元市長を務めた渡辺敬夫(わたなべたかお)氏が立候補しているということで話題になっていますね。
現職市長である清水敏男氏との激しい選挙戦予想されますが実はこの二人、自民保守系同士ということで先月行われた茨城県知事選挙のように党内分裂選挙とも言われているんですね。
ここではそんな渡辺敬夫氏の経歴プロフィールや評判をご紹介するとともに何故またここでいわき市長選に立候補するのか?や、前職在職中に逃げたのではと噂される内容について調べてみました。
目次
渡辺敬夫元いわき市長の経歴やプロフィール
まずは渡辺敬夫氏のプロフィール情報からチェックしていきます。
- 名前:渡辺 敬夫(わたなべ たかお)
- 生年月日:1945年12月25日
- 現年齢:71歳
- 出身地:福島県いわき市
- 出身高校:福島県立湯本高等学校
- 出身大学:日本大学法学部政治経済学科卒業
- 所属政党:自由民主党→無所属
- 称号:学士(日本大学)
どうでもいいことかもしれませんが渡辺敬夫氏はクリスマスの日が誕生日なんですね。
御年71歳ということですが、政治家としてはこれまで
- 元福島県いわき市長(1期)
- 福島県議会議長(第66代)
- 福島県議会議員(5期)
- いわき市議会議員(2期)
- 元福島県議会議長
- 元自民党福島県連幹事長
- 元福島県立湯本高等学校同窓会会長
というキャリアを積んでこられています。
大学卒業後に北日本自転車競技会に勤務していたとのことですが、これは日本自転車競技会という、かつて存在した公益財団法人の一つで競輪事業や自転車競技スポーツ競技者の養成・愛好者の拡大といった事業を展開する法人だったようです。
渡辺敬夫がいわき市長を逃げたって本当?
渡辺敬夫氏について調べていくと「逃げた」という言葉が見つかりますね。
元々はいわき市長を務めていた経歴がある渡辺敬夫氏なのですが、元は2009年に任期途中で福島県議を辞職し、自民党を離党。
そして同年のいわき市長選挙に無所属で出馬し、当時の現職市長であった櫛田一男氏を破って見事当選。
しかし任期満了にともなういわき市長選挙2013では日本維新の会の推薦を受け無所属で出馬するも新人無所属で元県議の清水敏男に敗れ落選。
ここまでの経緯を見るとまるで渡辺敬夫氏が在職中にいわき市長という立場から逃げて落選したように思えたりもするのですが、どうやらその真相は違うようです。
上記FACEBOOKは渡辺敬夫氏のものですが、コメントの中で逃げたという変な噂に負けずに頑張ってと支える支持者がいるとしています。
ではなぜ渡辺敬夫氏の逃げたという噂が広まっているのかというと、いわき経済報は下記のように報道しています。
東日本大震災発生で、福島県いわき市も岩手県や宮城県の沿岸部地区と同じく3月11日午後2時46分、大地震、大津波による被害にあった。
大地震後、同市は、市消防本部に、市災害対策本部を設置し、大地震の地域被害の情報収集に対応した。渡辺敬夫市長ら市職員幹部らを含め、大地震発生の11日から同対策本部に寝泊まりした。
連続4日間の雑魚寝情報収集だ。東京電力福島第一原子力発電所1号機クレーン室大爆発で、日本国民は、経験のない驚きようだった。
~中略~
その数日後、同市行政の頂点に立つ渡辺市長は、同市内から「逃げた」という風評が市内を駆け巡った。
今でも、逃げた噂は絶えない。
そこで、あおいポスト社は、渡辺市長に対し、風評の実態を聞くと共に、市長のコメントをもらった。
渡辺市長は、悪い噂について「事実ではありません」と、きっぱり記者に言い切った。
また、同市秘書課の松島良一主幹も「渡辺市長は、いわき市から出ていません」と、記者に語った。
これはなかなか衝撃的な内容ですね。
確かに当時の震災の被害は凄まじいものがあり実際に現地の人たちの心境は計り知れないほど辛かったと思います。
本当かどうかなどの事実はさておいたとしても、こうした危機的状況に陥った時は沢山のデマ情報が流れて噂が広まっていき真相がなかなか伝わらないと考えるのが自然かもしれません。
今回のいわき市長選挙にこの過去の内容が影響し票が動く可能性もないとは言えない、という意味では渡辺敬夫氏は風評被害にあっていると言えます。
それでも前職の市長経験があり再び市長に返り咲くことができるのか、そうでないのか、は渡辺敬夫氏の真価が問われるとも言えます。
渡辺敬夫元いわき市長の選挙後援会・事務所等の評判は?
じゃあ実際に渡辺敬夫氏の現在の評判などについてはどのような感じなのか、もう少し突っ込んで見ていきましょう。
本日いわき市長選が告示されました。渡辺敬夫前市長出陣式で激励の挨拶をしました。現市長と新人の前回と同じ三つ巴の激しい選挙戦です。東日本大震災・原発事故発生時に市長だった渡辺敬夫さんは寝食を忘れて市民の為に頑張りました。実行力に優れた渡辺敬夫市長誕生を期待します。 pic.twitter.com/jmuEQ3TzRF
— 増子輝彦 (@Mashiko_sangiin) September 3, 2017
9月のいわき市長選、現職の清水敏男氏、新人の宇佐美登氏に続き、元職の渡辺敬夫が立候補表明をした。ニュースを見ると会見の中で、保育所と幼稚園の無償化を公約として言及していた。私たちは学校給食の無償化を求めてきたが、これはこれで傾聴に値する。
— 伊藤浩之 (@h_itou196011) June 24, 2017
渡辺敬夫さんを応援しているはずの自民党議員さんが、昨夜自分の後援会に向けて清水さんを応援しますと通達したみたい。
北部にもまともな議員さんいたんだね!#いわき市長選挙— いわき市長選挙@9月10日投開票! (@iwakishichousen) September 4, 2017
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はいわき市長選挙2017に再度立候補した渡辺敬夫氏についてご紹介致しました。
渡辺敬夫氏は現職市長の清水敏男氏に対して、要は何もできてないじゃないか、と言わんばかりの闘争心を露わにしているようです。
年齢的なところを見れば市長という激務を全うできるのかちょっと心配ですが、政治家としての長きに渡るキャリアは伊達じゃないのかもしれません。
果たして再選となるのかどうか…。
いわき市長選挙2017の開票速報及び結果については下記関連記事をご確認ください。